今回は一条宝塚店の走行会で何度かご一緒になったとやさんが、遠く山陰の地から宝塚に戻って来られたのを記念してのツーリングということで、mozzmarrさんの呼びかけで大勢の方が参加されました。行先は能勢方面ということで、あまりそちらには足を伸ばすことも少なく、知らない道をたくさん走ることが出来そうでとても楽しみです。集合場所は宝塚市役所前の末広中央公園。
参加メンバーは、呼びかけ人のmozzmarrさん、ららさん、初登場のららさんの息子さん、とやさん、アラーキーさん、はてなさん、フーさん、大阪から来られた、ほすとんさん、mozzmarrさんの行き付けのショップ、プラク仲間のSさん、そしてfumitaro、途中、道の駅「いながわ」で合流予定のMedakaさんの計11名です。写真にも映っているtac-phenさんは風雨の六甲山から下山後に我々のお見送りに来てくださったそうです。さて、今日はどんなツーリングになることやら。
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予定コースです。長谷の棚田、才ノ神峠、名月峠・・・知らない場所ばかりだなぁ
私の守備範囲は今のところ、三田を中心に篠山や六甲周辺を含めた阪神間といったところで、北摂東部はあまりよく知らないんです。猪名川町はよく走るけど、その隣の能勢や豊能町といった東部北摂山間エリアは未開拓の地。今日はその方面に一歩足を踏み入れることができるのでとても楽しみなルートです。
メンバーが揃ったところで、簡単なブリーフィング。慣れたコースであっても事前打ち合わせは大事ですよね。自己紹介とルート説明、途中の合流ポイントを確認します。
いきなりの難所、十万辻峠
宝塚から北部のツーリングコースへ向かう場合、たいていこの坂を登っていくことになります。距離は長いけど勾配はそう厳しくはないので、アウター縛りでじっくりと登って行きます。高野山で一緒になった筋肉ローディ、ズッキーニさんの走りに刺激を受けてますねぇ。
十万辻トンネル手前は最初の休憩ポイント
長い坂道を登り終えて呼吸も弾んできたところでメンバーさんと談笑するのが楽しみな時間帯ですね。何度かご一緒させてもらっているアラーキーさんからは、「自転車何台も持ってるけど、どうやって乗り分けてるの??」と顔を合わせる度に訊かれているような・・・。 「マドンは山を走るとき、ケルビムはロングツーリング、で、CAAD10はえっと・・・」、色々言っても大きいのは、その時の気分ですね。速いタイム出したい時はマドンだし、一緒に走る相手がクロモリだと、それに合わせてケルビム出動しますし、平坦路が多い時は、バレット履いたCAAD10の出番です。
十万辻からスカッと下って西谷夢プラザへ
ここでもしばらく談笑の時間。メンバーが多いと休憩っていうより談笑の時間って感じになりますね。それもまた楽し。しかしジャージの後ろポケットに入れておいたデジカメがすぐに曇ってしまうのには閉口です。去年の夏はそんなことなかったのになぁ。ちょっとボロが入ってきているのかも。そういえばららさんは新しく耐久性と防水性能に特化したnewデジカメ持ってきてました。まさにブロガーローディのためのデジカメですね。
さらに、ザクッとダウンヒルをこなした後、道の駅「いながわ」に到着
ここで、メンバーのMEDAKAさんと合流です。ブログやコメントでお名前は存じていましたが、実際にお出会いするのは今回初めてです。
おおぉクロモリ車だ!
Medakaさんのバイク。GIOSのヴィンテージ版。やっぱクロモリはシンプルで細くって恰好良いです。ピカピカに光るリムとスポークもまたクロモリ車の良さを一層惹きたてますね。ケルビム用にこんなホイールが欲しくなってきた・・・なんか危ないなぁ。
この地域のプロフェッショナル、Medakaさんに道案内をされながら一向は先に進んでいきます。が、ここでfumitaroの身体に異変発生!! 皆さんも必ず体験されている、例のアレです。下腹部に緊張感がほとばしります。 「ん?んぐ??なんかヤバい・・・」こみあげてくる緊張感をなんとか抑え込もうとしましたが、どうもこれは誤魔化しが効くレベルではなさそうな重み。「・・・これは危険な気がする」 前の方を走っていたのですが、自転車をするすると後退させ、mozzmarrさんに「腹痛いんでトイレに行ってきます!!」「ルートはガーミンに落としているんで後で追いつきます!!」と言い捨てて、一目散に道の駅「いながわ」を目指します。
早く到着したいけど、急ぐと下腹部がピンチになる、ゆっくり走ると時間がかかって下腹部の圧力は増すばかり。急ぐも地獄、ゆっくりも地獄。おまけにちょっとルート間違えた。焦るなオレ!ここは正念場、冷静に行くぞ、呼吸を整えて何度も襲われる波を堪えながら進みます。ようやく道の駅「いながわ」が見えてきたところで、視界に入ったのは「ローソン」。選択を迫られます。トイレまでの距離と、トイレの綺麗さはローソンの勝ちだろう、大きな弱点は先客がいる可能性大なこと。道の駅は、トイレに駈けこむまでにストレスが多い(トイレ探したり、クルマ避けたり)こと。さぁ、どっちちを選ぶ?失敗はすなわち死を意味すること
咄嗟の判断でローソンを選択。駐車場のクルマが少なかったので先客はいないかも・・・トイレに飛び込むも「先客あり!!」「万事休すか!?」「いや待て、ドアの向こうから紙を使うカサカサという音がする。もう少しの辛抱だ・・・今から道の駅に行き直すお腹の余裕はない。ここは待ちの一手だが堪えられるか!?」するとすぐにドアの向こうで「ジャー」と水の流れる音、「神様!!」。先客と入れ違いにトイレに入り、ヘルメットを脱ぎ、ジャージを脱ぎ去り、恐ろしいまでの冷静さで手順をこなし着座とともに大噴火。過去最大の便圧だなこれは。ふぅ〜寸出のところで危機回避達です。なんとか堪えた。
風邪気味でもなんでもないんだけど、思い当たる節は、先日受けた健康診断でのバリウム飲んでの胃のレントゲン検査。その時に飲んだ下剤が今になって突然効き出したような感じ(とっくにバリウム便だ出てたけど)。一度目の大噴火の後はすこぶる快調になったのでそうなんだろうなと。もち違う要因で下痢になっていたら一度で済むはずがないのでって、ここまでたいへん尾籠な話で申し訳ない。ハイ、ここで終わり。
しばらくは一人旅。どこで合流できるかなぁ〜。
幸いにもルートをガーミンに落としていたので、ガーミンを見ながら集団を追いかけます。ガーミンにルート落としていて良かった〜。これまでだったら、こんな近場のツーリングでわざわざガーミンに落としてはいないはず。これは明らかに高野山で得た教訓によるものです。
あれ、もう追いついた。
国道から長谷の棚田へ向かって進む脇道で早くも合流。皆さん、ゆっくりとペースを落として進んでくれていたのかなぁ。ご迷惑をおかけしました。と思ったら、トイレ離脱の件はあまり伝わっていなかったようで(汗)。なおのこと、皆さんと逸れてしまわずに良かったです。
これが長谷の棚田か〜。
棚田って、見る場所が大事なんですよね。確かに棚田が広がっている様子ですけど、この場所からじゃイマイチ伝わってこない気もします。
まだまだ登るみたい
そうそう。もっと高い場所から見下ろさないと棚田の風景が伝わってこないですよね。上へ上へと昇って行きましょう。
時折立ち止まって、風景の撮影。もう少し全体が見えたらなぁという感じ。
きた!!ずいぶんと高い所まで登ってきてようやく棚田とその集落を見下ろせる撮影ポイントに辿り着いたっていう感じです。皆さんはどんな風にこの棚田を撮影されているのかな。ブログを読ませてもらうのが楽しみです。
これが才の神峠か
棚田の集落を上に上にと昇って、行き着いた先がこの才の神峠。ここは完全に古道ですね。かろうじての舗装路がこの先にも続いていて、Medakaさんによると、この先は道の駅「いながわ」付近に続いているらしい。ロードではなくてMTBで走るのに良いコースですね。
え〜何々?
なるほど、なるほど。銀山とも関連があったのですね。交易の道って何もこんな山の中を通らなくても平地の道を行けばいいのにって思ってしまいますが、当時はそれなりの必然性があったのでしょうね。にしても、「サイノカミ」「才ノ神」っていう不思議な名前が気になります。
全員で記念撮影!の後の写真
緊張が緩んだ瞬間ですね。ちゃんとした集合写真はMedakaさんのブログに掲載されますよ、きっと。
おっ、皆でトレイン組んで坂を登っている絵が撮れた。
時間ははや午後1時過ぎ。「お腹空いた〜」連呼するららさんの声に急かされるように、ランチ予定のお店を目指して峠道を登って行きます。
ここも初めて来たぞ
なんでも平清盛と関係のある名月姫ゆかりの峠道だそうです。この阪神間にも知らない峠はまだまだ、本当にたくさんあるんですね。
ようやくランチのお店に到着。腹減ったよ。
古民家をレストランに改築したお店で、「N’Sキッチン」という小洒落た雰囲気のお店。顔は厳ついのに、気の弱そうなワンちゃんが大勢の派手な服着た人間たちをみて後ずさり。ちょっと可哀そうでしたけどおっかなびっくりの仕草が可愛かったです。
ランチも食べてあとは帰るだけ〜
シェフのおまかせランチ?なるものを戴きました。ベーコンは分厚くて味がしっかりと染み込んでいて美味しかった。すっかり写真を撮るのを忘れていました。そうそう、Medakaさんからお名刺を戴きました。ハンドルネームの由来は、やっぱり、よしもと新喜劇の往年の大スターの。
野間の大けやき、初対面!!
N’Sキッチンからほど近くの場所にあるというので、皆で寄り道をすることに。ブロ友さんのブログで何度もお見かけする「野間の大けやき」ですが、私は初めてなんです。あまりの幹を太さと樹齢1000年を越えるという迫力に大感激。
ごっついな〜
千年ってことは、西暦1000年頃からってことか。1192(言い国造ろう鎌倉幕府)年だから、鎌倉幕府より200年前ってことは、平安時代後期の、陰陽師の阿部晴明が活躍していた時代ってこと? そのころに芽を出して現在に至るってことか。よくもまぁここまでおおきゅうになって。雨風、台風、雷、戦災をも避けてよくもまぁ・・・感慨ひとしおです。
多くのカメラマンが撮影してると思ったら
大けやきの周囲に大きなカメラを携えている人が数名いて、これだけの樹なら撮影したい気持ちも分かるわ〜なんて思っていたら、「フクロウがいるから、それを皆撮ってるんやで」<えっ!?フクロウ、今いるんですか?>「えっ知らんかったの?」ということで、はてなさんにフクロウがいる場所を教えてもらって、限界ギリギリの望遠で撮影。たしかに鳥が枝に留まってる。フクロウはもっと大きいはずだから、そのヒナ鳥かな。野生のフクロウ見たのも初めて! アラーキーさんとはここでお別れ。野間峠を越えて高槻に降りるルートで帰るそうです。妙見山も野間峠
脇道マイスターMedakaさんの案内で、ダイナミックな川沿いの道を進みます
川沿いから、一倉ダムのある知明湖へ。なるほど川沿いの小道はここに繋がっているのですね。知らない道が知っている場所と繋がる瞬間って得も言われない感覚がありますね。能勢も色々な場所と道があって楽しいところです。もっと開拓したくなりました。
皆は川西能勢口方面へ。fumitariは三田へ
一庫ダムの入口で皆との別れ。私は三田方面へ県道68号線に乗って帰ります。知らない道、場所を色々と教えてもらったし、初めての方ともたくさんお会いできて楽しかったです。とやさんもまたこちらに戻られた時はぜひご一緒しましょう。
走行距離 : 123.62?
走行時間 : 5時間50分
平均時速 : 21.2?/h
最高時速 : 58.5?/h
平均rpm : 63rpm
獲得標高 : 1420m