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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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北摂名所ぐるっとフォトポタ 多田銀銅山から五月山、箕面の滝へ。 

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スタート地点はいつもの青野ダム


先日のmozzmarrさん主催の北摂ポタに行った際に、「猪名川町以東の能勢町や豊能町といった東部北摂地域はあまりにもノーマークで、道や峠の名前もまったく分からない」ことに気づきました。

そこで、今日は仕事の休みを利用して、東部北摂を何度かに分けて走ることにしました。今日はその1回目ということで、多田銀銅山跡、多田神社、五月山、箕面の滝、妙見山を巡ってきました。


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県道68号線、西谷から道の駅いながわに向かって、ダウンヒルが始まる手前の快走区間にあるこの分岐から右手のゴルフ場の方へ入って行きます。グーグルマップを見ると県道68号線から多田銀銅山の方へと抜ける裏道を発見!! さっそくこの道を試してみることに。

MTBで走るのにちょうどいいな


ゴルフ場の周辺は綺麗な舗装路でしたが、ゴルフ場を離れるとダート道になってしまいました(T_T) クルマに踏み固められているとはいえタイヤをカットされてはかなわず、押しが入る場面もありました。



ダートを脱出したところで対面したのが、この木彫りの象。何故か小さい橋の欄干の上に置かれていましたが、すごい迫力で写真に撮ってしまいました。



ようやく裏道を抜けて、多田銀銅山跡に到着。多田銀銅山は豊臣秀吉の時代に銀を産出する鉱山として直轄領となり、以降、銀や銅を算出する鉱山として賑わいを見せてきましたが、産出量減退により昭和48年に閉山となった鉱山です。今は猪名川町教育委員会によって整備され、当時の坑道や代官所などが保存されいる一画です。





金山彦神社。鉱石採掘とは山に穴を穿ち、岩壁を削ること。山の神様を丁重に祀って山の祟りからの護りとしたのでしょうか。



「青木間歩」は実際に使われていた坑道で、中に入って行くこともできます。少しだけ入ってみましたが、冷んやり〜〜。



多田銀銅山の資料館です。資料によると、鉱夫は苛酷な労働を強いられるために高給を支払われていたので、暮らしぶりは裕福で派手に遊んでいたそうです。ただ職業柄、塵肺に罹患しやすく、寿命は30歳前後だったという・・・。壮絶な話です。



多田銀銅山の次に訪れたのは多田神社。この付近にはよく来ることがあったのですが、多田神社の境内に入ったのは実に初めてのこと。 「正一位多田大権現」のプレート(?)が眩しい。



多田神社は、清和源氏の霊廟として、源満仲、源頼光、源頼信、源頼義、源義家を祀っています。写真は、国指定の重文でもある檜皮葺屋根の入母屋造の拝殿ですね。



丹波の大江山に棲むという鬼、酒呑童子一党を退治したという源頼光の活躍が歌となりました。煌びやかで荒々しい内容の歌詞に驚きました。特に後半のあたり。現代の感覚からすると歌詞が生々し過ぎてよう唄わんという感じです。



こんなものが境内にありました。僕ら世代からすると、大相撲が最も華やかで人気のあった頃の中心的力士の2人。若貴兄弟、曙、武蔵丸、舞の海、琴錦、武双山、水戸泉、貴闘力・・・多士済々の時代でした。



ここからはついにヒルクライムです。五月山幹線道路の料金所前。自転車はゲートの横を通って無料で入れます。目指すは日の丸展望台です。



五月山の登りは、そう斜度がキツイ訳ではないのですが、今日のこの暑さに身を曝されて体力消耗が著しい感じ。鳥居のある展望台からの眺めを堪能。猪名川流域の街並みを見下ろすことができます。しかし、この暑さのためか遠方の視界がイマイチでした。



やっと着いた、日の丸展望台! ここには高校生3年生の頃に来たことがあります。仲間内で早速、自動車免許を取った子がいたので、そいつの運転するクルマに乗って仲間数人と初日の出を見に来ました。今日はその日以来なので、18年ぶりの来訪ってことか。日の丸展望なんて御大層な名前が付いているけど、その名前ほどに展望が良くないのは当時も今も同じで安心しました(笑)。しかし、うっすらと熱中症になりつつあった体をこの展望台で休ませることができました。今日の水分摂取量はハンパじゃない。



五月山を下りて、次なる目的地は箕面の滝。阪急箕面駅前にあるデイリーヤマザキで、新箕面メロンパンを補給して箕面の滝を目指すコースをもちろんロードバイクで登って行きます。土産物屋が並ぶ小道の向こうに見える箕面観光ホテルの迫力の大エレベーター。



箕面川沿いに続く箕面の滝道はゆったりとした登り道なので、人手の少ない平日では気持ちの良いポタリングコース。夏の緑のモミジは太陽光を柔らかい緑色に変えてくれるので、緑の薄光に包まれているような独特な雰囲気がします。秋の紅葉のモミジより好きかも。



いよいよ滝が見えてきました。夏の涼を求める人たちがチラホラ。川遊びをする若者たちの姿もあって、ほのぼのとした様子です。



箕面の滝は思ったよりも大きくて、水量も多いので滝壺の音も大音量。もう自転車で走るのを止めて、ここに留まりたい気分になってきます。



箕面の滝への未練を残しながら、大日駐車所までの階段と坂を登って大阪府道43号線に乗ります。そして、府道4号茨木能勢線を走って豊能町に入ります。次なる目的地は能勢妙見山です。



国道423号との分岐点、「金屋口」交差点も直進して、光明山の峠道を越えて妙見山の登り道に出るコースを行きます。



妙見山に到着。ここには初めて来ました。日もずいぶんと傾いてきましたが、明かるいうちに着けて良かった。



重たい雰囲気の山門です。いかにもここから先は修行の場という感じです。



山門を過ぎて階段を降りると、そこはお寺関連の建物だけ建立されている濃密な雰囲気でしした。お坊さんの読経の声が聞こえてくるなか、しばしの間にお寺見学。やはりだたのお寺というよりも山上に造られた、小さいながらも修行のための外界とは隔絶された空間といった感じでした。そうそう、アラーキーさんに教えてもらった柚子サイダー、飲みたかったのですが、売店の営業時間はとっくに過ぎてしまっていました。また今度登ってこよう。



妙見山を下って府道との分岐に出ると、「野間峠」のバス停がありました。ここが色々な意味でウワサの野間峠。交通地理的には少し北側にある堀越峠と並んで、能勢町と豊能町を繋ぐ重要な峠道になっています。R477とR423の間は妙見山を中心とした山塊が走っており、2つの国道の間を横切ることができるのが、野間峠と堀越峠。この2つの峠道以外では山塊の切れ落ちる国道372線まで上らないといけなくなる。なるほど、こういう地理関係なんですね。



野間峠のダウンヒルを終えると、「野間の大けやき」に辿り着きます。先日も来たばかりなのに、また来てしまいました。この木には何か惹きつけられるような感じがありますね。



さて、ここからどうやって三田に帰るか。先日の北摂ポタの時のように一庫ダムまで下って県道68号線で三田に戻るのも芸がないので、別ルートで行こうということで、とりあえず名月峠を越えてR173に出ようということに。



R173に出てから選択肢は二つ。能勢町から猪名川町へ坂を越えて西に進み、「杉生」に出るか、R173を北上して、「はらがたわ」を越えて、籠坊温泉、後川、小柿、高平という慣れたコースを走るか。距離的には杉生に出た方が近い気もしますが、もうひと登りということで、はらがたわ越えをチョイス。向こうに見える橋を登って、さらに勾配の緩い坂道が長く続く峠道です。



ようやくトンネルに着いた〜。ここまでの疲労もあって結構ヘロヘロ。とても旧道の峠のピークではらがわたを越える気にはならないので、トンネルでサクッと越えてしまいましょう。



籠坊温泉郷。ここまで来るといつもの道。暗くなっても気分は楽です。ただし、小さな羽虫がパチパチと顔に当たるのは閉口でした。



羽束川渓流沿いの道を下って行きますが、たまにクルマが通るのがなんか安心感があります。真っ暗な中1人山間の道を走るってのはやっぱり心細いですね。



そしてようやく、三田の街の灯が見えて来ました。今日は午後からのスタートだったので、帰ってくるのがすっかり遅くなってしまいました。東部北摂も走って楽しい道も多いし、開拓の余地はまだまだありそうですね。

今回のルート


走行距離 : 130.59?
走行時間 : 6時間40分
平均時速 : 19.6?/h
平均rpm   :  65rpm
獲得標高 :  1784m

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