新しい自転車がやって来ました。ケルビム・ピューマ号に続くスチールのオーダー車です。
シクロクロスやロングツーリングにも対応した汎用性のあるグラベルロード仕様です。
太いタイヤも装着可能なのと、ダウンチューブ下にもボトルケージ用の穴、後部にも荷台用のダボ穴を取り付けました。
重量は10.8Kgとロードバイクと比べると重量感がありますが、
グラベルも走れるツーリング車としての役割も期待しているので、頑丈な仕上がりにしてもらいました。
SCMCのMAP調査には、これまでケルビム号で走っていましたが、グラベルも走ることのある調査に純粋なロードバイクであるケルビム号
を走らせてばかりいると疲労が蓄積してフレームが傷むということもあって、グラベルロードを導入しました。
今後のMAP調査の戦力としても期待したいしています。
フレームはレイノルズの520というレイノルズシリーズの中では廉価版のパイプです。
昨今のレーシーなスチールバイクに使われている軽くて硬い(そして高価な)パイプではなく、昔ながらの重くて粘りのあるいわゆるクロモリパイプ。
そして、機械式のディスクブレーキにはAvidのBB7(マウンテンバイク用)を導入しました。
取り付け調整には正直、難儀しましたが、ブレーキの性能は気に入っています。
MTBの油圧式ディスクブレーキと比べるとレバーの引きの軽さ、制動力は落ちますが、
ロードバイクのキャリパーブレーキと比べると雲泥の差の制動力とコントロール性が魅力です。
特にブレーキの当て効きのフィーリングが素晴らしい。
レバータッチが軽く、『キュュッッーツ』 と効いてくる感じです。
このブレーキタッチのフィーリングだけでも、このバイクの価値があると感じます。
ペダルは、実は初めてのシマノ以外のビンディングペダルを使ってみよう!ということでクランクブラザーズの「EGG BEATER2」をチョイス。
MTBやクロスカントリー用というだけあって、シマノSPDペダルと比べると脱着がグニュリとした感じでユルく(特に脱の方)
カチャ!とした脱着感が乏しいです。感触的にはシマノの方が好みですけど、これも慣れの問題かな。
タイヤはパナレーサーのグラベルキング32Cを装着。
ブロックパターンもあってゴツゴツしてますけど、意外にも舗装路でも思ったほど抵抗なく走れます。
MTBのブロックタイヤほどのグリップ感と安心感を求めるのは無理がありますが、多少の悪路くらいはタフに走破してくれるような気がします。
まだまだオフロードでは乗り慣れないですね。ほとんどロードバイクに近いポジションでオフロードを走るのでコントロールがシビアです。
MTBでは力任せに乗り越えられていた路面のギャップも、グラベルロードでは慎重にギャップをクリアしていなかないといけません。
その辺り、バイクコントロールの技術が磨かれるような気がします。