Quantcast
Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
Viewing all articles
Browse latest Browse all 521

トレック・マドン6のインプレ 追記

$
0
0

今年の年明けに納車されたマドン6については、これまででも「madone6 2013年モデル納車&試走」の記事や、「トレック・マドン6 今更ながらのインプレにトライ」の記事で、走ってみた感想を取り上げています。前回までの記事が、アルミ車のCAAD10やスチール車のケルビム・ピューマと走行感の違いの印象を語ったものでしかなかったので、今回は少しは実証的な違いについて(注:とはいっても所詮は素人インプレ。比較するにも色々と限界がありますけど)試してみたいという思いで、バイクを乗り換えて千丈寺湖の周回短縮コースでのタイムトライアルを行う実験をしてみました。

使用するバイクは、トレック・マドン6(2013年モデル)、コンポはシマノ・デュラエース9000。ホイールはフルクラム・レーシングゼロ(CULTベアリング)、タイヤはボントレガーM4という軽量タイヤ。


比較対象のバイクはこちら。キャノンデール・CAAD10(2012年モデル)、コンポはカンパ、コーラス11速。ホイールはカンパ・バレットウルトラ(CULT)、タイヤはパナレーサーAタイプ。

そもそも、フレーム比較をするのに、ホイールが違うってどうよ!って話ですけど、コンポがシマノとカンパなのでホイールの互換性がなく、別々のホイールを履かざるを得ません。走行性能におけるホイールの違いは大きい事は重々承知ですがコレばかりはいかんともしがたく。なので、厳密に言うと、レーシングゼロを履いたマドン6と、50mmディープのバレットウルトラを履いたCAAD10の走行比較ということになりますね。

当ブログをお読みいただいてありがとうございます!
こういうもので、少しでも交流の輪が広がればという思いでブログランキングに参加しています。
順位が上がれば、記事を書くモチベーションもアップします!!
もし良ければ、こちら「ロードバイクブログ村」のバナーにポチッとクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへにほんブログ村

試走するコースはこちら。
千丈寺湖周回TTショートコース

多少のアップダウンはありますけど、基本は平坦路の距離3.8キロのコース。
ポイントは、2箇所ある交差点で、減速を余儀なくされること。コースの後半に距離200m、斜度5%前後の登りと下りがあること。

走り比べの方法
順番:CAAD10→マドン6→CAAD10→マドン6の順でそれぞれ2回走る。インターバルに20分あけてしっかり休憩を取る。
強度:心拍計がないので、どれくらいの強度で走っているのか分かりにくいのですが、9割くらいの力かな?。全力で走ると同じ強度で何回も走れる自信がないので。なるべく2台とも同じペースになるくらいに走ることに留意。

なんとも心もとない実験方法ですけど、限られた状況の中で、ま、試してみましょうということで。

結果
      
*マドン6の写真、ボトル入ってますけど、本番ではボルト入ってません。


ショックなことに、この時のガーミン記録をロスってしまって、ケイデンスや最高時速などの他の項目が飛んでしまいました。タイムや平均時速だけは鮮明に覚えていたのでこの結果で間違いはありません。それにしても時間かけて測定したのに何やってんだよって感じで自分に喝!です。

結果は表の通り、それぞれのバイク1走目:マドン6 > CAAD10(12秒差) 2走目:マドン6 > CAAD10(18秒差)という結果で、このコースで走る限り、マドン6がCAAD10よりもタイムが速いだろう(サンプルデータが少なすぎるのであくまで可能性)ということが分かりました。

印象
同じような力加減で走っていたつもりなので、バイクの違いによってこれほど大きなタイム差が出たことに驚きました。ホイールの特性が大きく違うので、フレームの差なのか、ホイールの差なのか分かりにくいところがありますが、走りの軽さと走りの伸びはCAAD10との違いが明らかでした。ホイールの重量の差を差し引いても、走り出しの加速の鋭さとペダリングを推進力に変換する効率の良さが圧倒的、グイグイとスピードが上がっていく感じで、サイコンの速度表示がCAAD10よりも時速2キロ上を行っていましたね。これがマドン6のエアロ効果なのか?という感じでやや逆風の直線路でも速度が落ちにくかった印象があります。バレットを履いたCAAD10は、巡航速度を上げやすいというよりも、一度上げた速度が落ちにくいという印象の方が勝っていました。走り出しで高速域を出せるようになればなるほど、ディープホイールの恩恵にあずかれそうです。このコースだと、200mほど登る坂道があったり、交差点があったりで、一度下がった速度を再び立ち上げていかないといけない箇所が2箇所もあるので、その分だけディープリムは特性が出にくかったかもしれません。

しかし、以上の説明だとフレームの違いというよりホイールの違いという点も大きいように思われます。そこで、平坦路、ほぼ無風状態で行ったスプリントの速度の違いも記しておきます。CAAD10(カンパ・シャマルウルトラ)でのスプリント最高速度は、時速53.6km/h でした。その一方でマドン6(レーゼロ)での最高速度は、56.6km/h です。こちらもホイールの違いという課題はありますが、CAAD10を乗って何度も試していても、なかなか最高速度を更新できずにいた時にマドン6で試してみると、スルスルと時速50km/hを越えていくことに驚きました。驚いたといより、「えっ本当に!?」と驚き目を見張ったという感じです。こんなにフレームによって差が出るのかと実感しました。

一体、何が違ってこんなに結果に差がでるのでしょうね。時速50キロに達してからのスピードの伸びがウソのように違いました。CAADの時は50に達するともういっぱいいっぱいで余力はありませんが、マドン6だと、さぁここからだ!!という感じがしました。これまでの記録をあっさり更新して驚いてしまったので、少し力が抜けてしまったかも。もしかしたら、全力で走り切っていたら時速60?/hに達することができたかも〜(ってそら無理か)。

結論:マドン6はCAAD10よりもスプリントでは明らかに速く走れて、巡航モードでも速度を維持しやすいです!!って言う事はそれだけか!というツッコミはもちろん無しでお願いします(笑)。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 521

Trending Articles