これは明石海峡大橋ではなく、鳴門海峡大橋です。そう言えば、車で橋を越えて四国に渡ったのは人生初めてだったりします。
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鳴門海峡大橋を渡り、鳴門市・岡崎海岸の駐車場にデポ。ここから今回のライドがスタートします。バイクは完全にブルベ400km仕様。お、重たい・・・。大きな原因は2つのフロントライトとモバイル電源、エネループといった電池関係。今日は夜通しライドになる予定なので、やはりこれ位は必要になってしまうなぁ。
計画は、前回の記事 「今週末は初の四国ツーリング。剣山から祖谷渓を巡る400kmツーリング(予定)」にUPしていますが、あまりの三田の朝方の寒さのため、家を出る時間が遅れ、出発時間がすでに2時間遅れてます。ともあれ、スタート地点に到着し、装備も完璧。出発時間以外は予定通りに出発することにしました。
初めての土地に来たら、「その土地の自転車道を走ってみよう!!」という思いがあります。そこでご当地自転車道、「鳴門・徳島自転車道」を走ってみました。
自転車道から鳴門海峡大橋が遠望できます。橋も凄いがその向こうに見える風車群も凄いですね。海峡を渡る西風をキャッチするようです。
鳴門・四国自転車道はこの写真のように分かりやすい道もありますが、自転車道かどうかはっきりしない住宅地の中の道も多かった。
このように、護岸工事で通行止め、迂回路を回らないといけない箇所も2、3箇所ありました。
開閉橋なんかもあります。ちゃんと時刻表もあって何時ごろ橋が開閉するのかが分かるようになっています。
四国を代表する大河、吉野川の河口部に辿り着くと徳島の街ももうすぐ近くです。橋の向こうの対岸の都市が徳島市街地です。
徳島市街地の背後にある山が眉山です。ロープウェイでも山頂まで行けるようで、徳島市の観光名所にもなっているようです。
徳島市街地の中心にある徳島城跡と緑地公園。本丸跡は小高い丘の上にあり、時間に急かされていたので、本丸見物はできず仕舞いで残念。
徳島藩父祖、蜂須賀家政の銅像。豊臣秀吉の腹心として活躍した蜂須賀小六正勝の嫡子で、秀吉からの恩賞で阿波国一国の統治を任される。
城内にある「竜王さんのクス」。クスの倒木がまるで竜のようだということで名付けられたようですが、自転車の大きさと比べても大迫力の貫録です。
もともとの計画では、徳島市街地から、四国第2位の標高を誇る剣山(1955m)を目指して国道438号を登っていくつもりでしたが、コメントをくださったKeiさんから剣山に至る途中で崩落による通行止めとの情報をいただき、直前で予定変更。吉野川沿いに内陸部まで西進し、つるぎ町貞光から国道438号で剣山を目指すルートに変更しました。
その道すがら、流石四国、お遍路の土地らしきものを発見。お遍路さん人形とお遍路さん用の無料宿、通称「善根宿」と呼ばれるものです。サイトなどを散見すると、善根宿はあくまで地元の人ができる限りのお供をということで宿自体は簡易なもの(なんてったって無料ですからね)なのですが、お遍路さんの中にはこの部屋について色々と要求を訴える人もいるそうな。壁と屋根があって、他の人に不審がられないというだけでも、ありがたやありがたやですね。
お遍路さんじゃなくても泊まっていいのかな・・・ドキドキ。そういえば、先日ついに公開されたBRM102は高松から徳島を経て室戸岬までの往復路。仮眠はどこで取るかが大問題(今回のライドで身をもって体験しました)。もちろん文句なんであろうはずがありません。寒くって外で仮眠などできやしませんよ。
最初は車道を走っていましたが、穴吹あたりで吉野川の河川敷道路を行きました。向こうにピラミッド型の綺麗な山が見える・・あれが剣山?ちょっと分かりませんね。
この辺りは吉野川中流域なんですけど、水が豊富ですっごく綺麗。橋の上から見てもその透明さが分かります。
吉野川は初めてなんですけど、この優雅に流れゆくさまは感動ですね。例えば、奈良、和歌山の大河は山肌を削って深い谷を作って荒々しい感じですが、嫋やかな感じがなんとなく四国っぽい。
どこを切り取っても絵になる風景です。時間が押して急がないといけないのに、景色が素晴らしすぎて足止めばかり喰わされてしまいます。
この見事な山、そうとう標高高そうだけど、ネットで調べてみても、どうも剣山ではない??これだけ目立っているんだから、画像があるかなと思ったら、こんな風に写っている写真はなかったので違うかも。それにしても立派な山容だ。
そしてようやく、剣山までの登り道の麓の街、「貞光」に到着しました。自転車道や徳島城、吉野川と見所たくさんあって、ここまで来るのに時間が掛りました。もう14時を回ってしまっています。剣山へのヒルクライムは約40kmという長丁場。予定では、剣山を登って、その足で日本有数の渓谷美を誇る祖谷渓を見て回るつもりだったのですが、もう無理そう。う〜ん、どうしよっかな、とここが試案の為所というところでした。
→剣山ヒルクライムについては後篇で取り上げます。