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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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朝霧の武庫川と闇夜の蓬莱峡を駈ける。

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三田、武庫川流域の平野部は、視界を遮るほどの濃い霧に包まれている。

霧とは、日中に暖められた空気中の熱が放射冷却によって冷やされ水蒸気となって地表を覆う気象である。日中は気温が高く、早朝は冷えこむなど、温かい時間帯と冷え込む時間帯の温度差が大きいという特徴をもった山間の盆地に見られやすい秋の風物詩である。

そんな「霧」がこの冬の盛りである1月下旬に見られるとは珍しい。ここ何日か、西日本は南から張り出した高気圧に包まれ、日差しの柔らかいポカポカとした陽気が続いた。その日中に地面が暖められ、朝方になり放射冷却が発生し、空気中の暖かい空気が冷やされて大量の冬の霧を発生させたのだろう。大きな川が盆地に流れていると、川霧とも相まって濃霧を呼ぶ。

三田市内、武庫川流域はそんな濃霧に包まれ極めて視界不良となった。そんな中、久しぶりにCAAD10を駆り、職場までの自転車通勤を敢行した。遮光レンズに付く水蒸気を拭いつつサイクリングロードを走る。やはりロードの気持ち良さは格別だ。


最近は輪講通勤ばかりだったので、国道176号、朝の時間帯の名塩の集落を走るのは久方ぶり。トラックがガンガンと走る交通量の多い国道の傍にある建物はなんと小学校。道路の左端、クレーチングの上が歩行者の歩く狭苦しいスペース。この町の中心は、間違いなく住民ではなくこの国道。子どもや住民を押しのけて車が走る町。旧時代のモータリゼーションの悪しき弊害である。

現在は、この町の中心を避けて山際を走るバイパス道路が建設中である。できる限りの早期にバイパス道路ができることを願う。


仕事終わりの通勤帰路は、サイクルエンデューロinグリーンピア三木に向けてのトレーニングということで、蓬莱峡の坂道をダッシュで駆け上った。冬の仕事終わりは体力的にも精神的にも疲労しているところに寒さと暗さが覆い被さってくる。そうなると自転車を職場に置いて電車で帰りたい願望が沸々と湧きあがってくる。「もう今日は電車で帰ろうかな・・・」。そんな気持ちを振り切って自転車に乗ると、「やっぱり乗って帰って良かった」と思える。坂道を全力で走って登っているときは、寒さも暗さも関係ない。ただ目の前の道を一心不乱に駆けあがるだけだ。「やっぱりロードは格別だ」。

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