今回の記事は過去に遡って2011年9月に、おしょうさんと4泊5日で走った山陰ツーリングのものです。2011年といえば、ちょうどロードバイクに改めて乗り初めて1年、自転車で色々な場所に出掛けていくことに今以上に貪欲だった頃ですね。オーダーメイドのスチールバイク、ケルビム・ピューマ号もこの年の6月に完成して、夏から秋にかけて、本当に週末ごとに走り続けていました。
おしょうさんもケルビム・R2号が完成し、2人揃ってケルビムという、ペアルックみたいでソワソワしないでもないですが、日帰りではなく連泊ツーリングに行こう!ということで、秋の連休を利用して三田から山陰に出て、鳥取、出雲を経て下関、北九州にまで至る山陰ツーリングに出かけてきました。ちょうど、このブログを始める前のことだったので記事はしていませんが、おしょうさんの結婚記念として改めて記事化してみようと思います。
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丹波市氷上・向こうに見えるは安全山。
思えば、本当に天気と風向きに恵まれたツーリングでした。
1日目こそ、にわか雨に降られ雨宿りを余儀なくされましたが、それ以外には晴天の日々。そして、風は連日、東からの風で山陰を西へと進む我らにとっては常に追い風。まさに順風万帆の旅路でした。
どこだったかな~??
豊岡市あたりでにわか雨に降られて雨宿り。雨を避けるのにちょうど良い具合の建物を見つけてしばらくの間休憩していましたね。雨脚が弱まったところで再出撃!!
しかし、またも雨が激しくなって2回目の雨宿り。雨に降られながらしばらく走っていたのですが、雨に我慢できず、工事現場の作業小屋で雨宿りさせてもらったような。
とりあえずここまでで記事をアップしますが、また再更新しますね。
雨雲も去って走り出しました。余部鉄橋の鉄骨を下から眺めています。この鉄骨、今は撤去されてもうありません。
1日目、最初の宿泊地となる鳥取市内の宿に到着。すっかり日も落ちて暗くなっていました。
1日目の記録
三田→篠山→氷上→遠坂峠→豊岡→香住→浜坂→鳥取市街地へ。距離:192Km 平均速度:20.4Km/h
二日目は早朝から鳥取城跡巡り。今では、あの「かつ江さん」で物議を醸した、その舞台となった鳥取城と言った方が通りが良いでしょう。
自転車の置き方がちょっと気持ち悪いですが、小高い山の中腹にある鳥取城跡からは鳥取市街が気持ち良く見渡せました。この景色に広がる西の空へ向けて走り出します。
鳥取市から西へ走って行くと、海岸線の小さなアップダウンを幾重も越えていくような道のり。その中で見晴しの良い場所で出会ったおじさんと記念撮影。真ん中の黄色いジャージの方です。ついでに右fumitaro、左おしょうさんです。お名前は失念してしまったのですが、御年70歳の記念に日本全国を走り回っているスーパーなおじさんでした。日本全国を旅しているらしい経験豊かそうな黒光りした脚をしておられました。
そのおじさんのバイクも記念撮影。決して高価なMTBではないですが、このMTBに20kgの荷物を積んで、ゆっくりゆっくりと走って行く。1日の走行距離は70Kmで今日の目的地は皆生温泉と仰っていたような。今でもお元気で自転車に乗っているのかな。そうあってもらいたいものです。
鳥取、島根あたりの国道。ひたすら真っ直ぐな道。風力発電の風車が延々と並んでいる風景が印象的でした。
米子市にある自衛隊駐屯所。この戦車は61式戦車ですね。今からですと3世代前の古い機体です。
境港市と松江市を繋ぐ県境の橋の上。この辺りは中海という湖があって地形が複雑です。
あの橋は中海を跨ぐ江島大橋だろうと思われます。ダイハツのCMで有名になった通称「ベタ踏み橋」です。こんなに有名になるんだったら走っておけば良かった。むこうに遠く見える山は山陰の雄、大山ですね。湖に架かる巨大な橋と高い山。ダイナミックな風景です。
松江市街地を抜け、宍道湖北岸を一路西へと進んで行きます。スケジュールがタイト過ぎてとても観光している暇がないのがこのツーリングの特徴でもありました。
出雲路自転車道というのに偶然出会いました。ちょうど出雲大社方面に続く道なのでこの道をのんびりと走っていくことに決めました。この道はまた走ってみたいですね。
出雲路自転車道、道がしっかり整っていて、しかも景色が綺麗というなかなか乙な自転車道でした。
出雲の山に暮れる夕日。やはり出雲は特別な土地なのか、そう思わされるだけなのか分かりませんが、不思議なオーラがあるように感じました。二日目のツーリングも無事終了。宿まではもう指呼の距離となれば、のんびりゆるりと今日の晩御飯の事などを考えながら気楽に走ることができますね。
2日目の記
鳥取市街→米子→境港→松江→出雲自転車道→出雲市街地へ。距離:約185Km 平均速度:22.3Km/h
3日目の朝は勿論、出雲大社参拝から、となるはずですが、この鳥居で記念撮影をして神社の境内には入りませんでした。今にして思えばなんと勿体ないことを、と思いますが、当時は先を急ぐことに気持ちが向かってしまっていたように思います。
この時に出来なかった早朝の出雲大社参拝はまたいつの日にか必ず。
次なる目的地は山口県の萩です。もう延々と海沿いのアップダウンの道、山の中のアップダウンの道。
萩市街もあと僅かな距離。海に沈む夕日が綺麗に見えそうな港まで全力で漕ぎ続けた思い出があります。
日本海に沈む夕日とともに、このデジカメで撮った最後の写真となりました。岸壁の先の岩場にまで出て写真を撮ろうと欲張ったのがいけなかった。デジカメを岩場に落として完全に破損。データは無事でしたが、二度と撮影できないカメラになってしまいました。
3日目のツーリングも私のデジカメ破損以外は大過なく無事に終了しました。これまで鳥取と出雲の宿はビジネスホテルでしたが、萩では初めて民宿に泊まります。3日連続で200Km近く走ってきて、疲労も溜まっている我々に宿の女将さんが心温かいもてなしをしてくださったことが印象に残っています。
3日目の記録
出雲市街→浜田市→益子市→萩市街へ。距離:約200Km 平均速度:21.7Km/h
4日目からは写真がないので文字です。
ここ萩に来るまで3日で約600Kmも走ってきて、どこが痛い、あそこが痛い、という具体的な故障はないのですが、流石にダルさを感じます。しかし、4日目は萩から北九州市の新門司港へ。距離にして約110㎞と余裕のある旅路です。
萩の宿を辞して松下村塾や萩城、萩の古い町並を見物して一路下関を目指して走ります。海岸沿いの道を走ったり山間部の道を走ったりですが、時間的に余裕があるのでのんびりと走ることが出来ました。途中、下関のコンビニでカンパのオールドパーツをふんだんに使ったシングルトラックに乗ったおっちゃんと出会い意気投合・・・確かお家の庭先にまで誘われて、自慢のパーツを色々と見せられたような記憶が・・・。まぁ時間にゆとりもあったので、オールドパーツ講釈を楽しく聴いていましたね。そういう世界もあるのか、という感じでした。
下関市街に入ってからは、新門司港発の名門大洋フェリーだったかな。大阪南港に戻る船の切符は取ってあるので、その船に乗り遅れないように先を急ぎました。馬関海峡の砲台群を少しばかり見学しただけでソソクサと下関を後にしました。
フェリーに乗り込んだのは19時頃だったかな。港に着いた時には「もう走らなくていいんだ」とホッとした記憶があります。ずっと走り続けて三田から北九州までやって来たけど、ずっとずっと走り続けていたので、来たこともない遠い場所まで自力でやって来たという感覚が不思議とありませんでした。
1日200Kmのツーリングでは行く先々の観光を楽しむ余裕もあまりないので、もう少し1日の走行距離を減らして観光を楽しむ余力を残しておく必要があると思いましたね。それでも私、おしょうさん共に大きなトラブルもなく計画通りに旅程を終えられたことが嬉しかったです。そしてまた連泊のツーリングを共に走れる日が来ることを心待ちにしています。
山陰ツーリング総距離 769.33㎞
三田→豊岡→浜坂→鳥取市(宿泊1) 鳥取市→米子→境港→松江→出雲市街(宿泊2) 出雲市街→浜田→益子→萩市街(民宿3) 萩市街→下関→北九州市→新門司港(大阪南港行フェリー宿泊4) 大阪南港→尼崎→宝塚→三田→自宅