長年六甲山に親しんできましが、こういうイベントもあったのですね。早い話、六甲山系摩耶山上の菊掬台(日本三大夜景の名所ですよ!)の広場で開催されるフリーマーケットです。『リュックサック』というだけあって、車両での物品持ち込みは禁止で、自分たちで山上まで荷物を持ち運びして出店するというのがコンセプトのフリマなんです。このイベントに三田のパン屋さん穂の薫さんと早瀬野菜研修所の早瀬さんが出店するというので、不肖ながらわたくしが登山ガイド兼売り子アルバイトとして一緒に行ってきました。
当ブログをお読みいただいてありがとうございます!
こういうもので、少しでも交流の輪が広がればという思いでブログランキングに参加しています。
順位が上がれば、記事を書くモチベーションもアップします!!
もし良ければ、こちら「ロードバイクブログ村」のバナーにポチッとクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村
リュックで荷物を持ち運びするといっても流石に六甲の街から登山で摩耶山には登れないので、摩耶ケーブルとロープウェイに乗って摩耶山を目指します。それでも摩耶ケーブル乗り場の駅は相当の高台にあるのでそこまで歩くのも大変なんですけどね。
水色の帽子が穂の薫さん、緑色のショルダーバッグを担いでいるのが早瀬さん。緑色のバッグはジャム30個が入っていて相当重たいのですけど、早瀬さんは「気合で自分で運ぶ!でないとリュックサックマーケットの意味がない」と言ってききません。この怒涛の直線坂道を意外にも軽やかに登って行きます。早瀬さんは昔とった杵柄の体育会系の血が騒いでいる過中なのできっと大丈夫でしょう。穂の薫さんの新しいパン屋さん開業に至るまでの苦労譚などを話ながら摩耶ケーブルの駅を目指します。
この坂道を振り返るとこんな感じ。海と港と坂と山の街、神戸って良いですね。いつかはここに住んで暮らしてみたいです。
摩耶ケーブル駅に着きました。王子公園駅から住宅地の坂を登りに登って、かなり高い所に広がる住宅地の中に突如現れる不思議な駅です。ともかくも駅に着いたので、ここから摩耶山上までは歩かずに着いてしまいます。
摩耶ケーブルに乗り込みますよ。若草色のカラーリングのケーブルカーの車両が良いですね。今日はイベントがあってたくさんのお客さんが乗ることが見込まれていたということもあって車体がピカピカ!じゃないですか。
弓なりの坂をグイグイと登って行くケーブルカー。この線路を道にして自転車で走ったらどうなるんだろう・・・と思うのは私だけはないはず。
ケーブルを下りて今度はロープウェイです。なんかチープな感じの三角旗が良い味だしていますよ。マーケット出店者らしき人も荷物を持って摩耶山ロープウェイに乗り込みます。
やって来ました、ロープウェイ。向こうに見えるのが摩耶山頂駅ですね。ロープウェイはおりひめ号とひこぼし号の2機があります。お互いに惹かれ合いながら、一瞬の逢瀬と別れを延々と繰り返します。
いよいよロープウェイに乗り込みます。高い所が苦手は早瀬さん、いつもの強気に似合わず気もそぞろなご様子。
春の霞かはたまた黄砂か、杉の花粉か、なんちゃらとかいう数字の物質か、視界はイマイチ。車両で一緒になった外国人カップルがようけ英語でしゃべっとりました。「 over there! 」と男性が何度も女性に語りかけ、女性は「good looking!」と繰り返していました。視界がもっとクリアな時に神戸の眺望を見てもらいたかったなぁ~。
さぁ到着です。
いよいよ、菊掬台のリュックサックマーケット会場に入ります!
テキパキと受付を済ませて
出店場所を決めたら早速出店の準備に取り掛かります。これがジャム30個が入っていた段ボール。きっちり区分けして瓶が割れないように大切にしながらここまで持ってきました。
早瀬さんはいそいそと出店準備。
あれ?なんだこの小さいマスコットは?
可愛い♡♡ 穂の薫さん手作りのウリ坊マスコットです。ピンで帽子にぴこっと付けたり鞄に付けたりするとワンポイントで可愛さアップですね。そういえばパンは窯が使えなかったので今回は持ってこなかったそうです。また次回ですね。
さぁ出店準備完了です。座り込んでお客さんがやって来るのを待ちます。会場にはイベントを知っていてケーブルで登ってきたお客さんや登山でガッツリ登ってきたお客さんで会場は大盛況の感じです。
会場の様子です。陽気なおじさんとおばさんが肉を焼いて楽しそうにしていたり
バンド演奏があったり
自分の著作の本を売っているおじさんがいたり・・・立ち読み座り読み大歓迎の貼り紙の面白さに釣られて「私の兵庫100山」というガイド本を買ってしまいました。「私の」って強調しているところが味噌ですね。お風呂に入りながらじっくり読み込んでみよう。
雑貨屋さんを覗き込むお嬢ちゃんたち。若々しくて良いですね・・・ってすっかりおじさん目線やなぁ。会場はこんな雰囲気でもっとたくさんの出店があって、イベントを知らずに摩耶山を登ってきた登山客やイベントの客が相まってかなりの賑わいを見せていました。
早瀬野菜研究所も試食パワーで順調な売れ行き。試食のジャムももちろん人気だったのですが、そのジャム以上に試食の際にジャムを付けて渡すための食パン、これは早瀬さん手作りの天然酵母食パンなんですけど、こちらも大人気。「ジャムも美味しいけどパンが美味しい」と何人ものお客さんが言っていました。穂の薫さんもアイテムの可愛らしさに目をとめた女の子から手作り帽子が趣味のおじさんまで幅広い人たちに人気でした。小学生の女の子が本当に愛おしそうにウリ坊を見つめて買っていった姿にメロメロしていました。
さて。リュックサックマーケットは14時半ごろで切り上げて、六甲山上散歩を楽しむために菊掬台からバスで記念碑台まで移動です。全部歩いていたら時間がないのでやむを得ずですね。それにしても最高の天気です。まさに登山日和。ジャムも半分以上売れたので、荷物もずいぶんと軽くなりました。
ここから六甲山小学校の前の小道を通って行く道が六甲山上の中でもお気に入りなんです。
てくてくと。女性ふたりが何やら話しながら歩いて行くのを後ろから追いかけて写真を撮ったりしながらのんびりと行きます。
ここの杉の並木道が好きなんです。登六庵がなくなってしまったのは残念でなりませんけど。
最近はトレイルランの人結構いますね。街中を走るマラソンより山道を走る方が楽しいだろうけどすごい体力だと思う。
てくてくと。途中、紅葉谷から有馬温泉に下りようと思っていたところ、紅葉谷の道が通行止めになっていて、時間的になな不安な感じになりつつも。
六甲最高峰から魚屋路で有馬まで下山するルートに変更。まさに沈みゆく西日を浴びる魚屋路。日没までに有馬温泉郷に下りれるか!?時間との闘いです。
九十九折りの下り坂もしっかりとした足取りで歩いて行きます。みんなまだまだ元気ですね。
険しい下り坂が終わって道が平坦になってきた。いよいよ有馬温泉近し。ライトもないのに山中で日没を迎えるようなことになっては登山ガイド失格ですからね。
日が暮れる前になんとか有馬温泉郷に入りました。狭い路地をのったり歩いて行きます。神戸の街から摩耶山に登って、山上を東に歩いて、六甲裏の有馬温泉郷に下りてくる。六甲登山はこの場所と場所の持つ力の大きさが魅惑的なんですよね。
大通りの立ち飲み酒場でカンパ~イ。今日のイベント参加の成功と登山部の今後の発展を祝って!!
とっても楽しい一日になりました。