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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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KHS号で行く、神戸喫茶店巡り(1) 湊川・テントコーヒーとか元町・エビアンカフェとか色々。

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今週の木曜日は素晴らしい天気で、お花見&サイクリングに最高の1日でした。今回は神戸の喫茶店を巡って珈琲を楽しもうという企画で、クルマで六甲山を越えて、六甲の街までやって来ました。その六甲山上も空気が澄んでピリッと程よく涼しくて、何よりこの季節にしては信じられないような眺望のクリアさで、ほんと六甲山を下りるのが勿体ないくらいでしたね。

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六甲の街からスタートするのですが、いきなり大移動。神戸の街を横断して湊川・新開地まで飛びます。そしてだんだんと東へ戻ってくるルートを取ります。珈琲を何杯も飲める訳ではないので、今日は4件くらい回れたらいいかな。気になる喫茶店はたくさんあるので、シリーズ化して何度かに分けてやってくることにしましょう。

ともあれ山手幹線を西へ。新開地を目指します。


神戸の街並みを走っていると、所々で見事に花を咲かした満開の桜が目に入ります。ですが、それに見惚れていたら時間がなくなってしまう。今日は桜には脇目も振らずカフェ巡り。この桜の回廊のような道で桜麺物は終わりです。


山手幹線を西へ。兵庫県庁舎付近です。多分、新人県庁職員さんでしょうか。リクルートスーツを来た一群が建物の周辺をあちこち移動していました。ポートタワーが顔を覗かせているところがいかにも神戸らしい。


そしてやって来ました。湊川公園の近くにある「tent-coffee」。なぜここにやって来たかと言うと、昨年11月に篠山で行われた「ササタマルシェ」の時にテント・コーヒーさんが出店を出されていて、その時に飲んだ珈琲が美味しかったのでぜひ訪れたいと思っていたんです。いつか日曜日に来た時はまさかの日曜日が定休日だったのですが、今回、ようやくお店に入ることができました。


テントコーヒーという店名の通り、お店の広さは2坪、約4畳半のスペース。客席はカウンターに椅子が4脚のみ。すらりと長身で髭面のイケメン店主さんとの距離も近く、これはまさしく珈琲を介して会話を楽しむためのお店です。そういうお店、結構好きなんです。やっぱお店の人との会話を楽しめてナンボ、みたいなところもありますからね。

ここに来るきっかけとなったササマルシェのことや、今日は喫茶店巡りのことや、何やかんやと話をしていると、店主さんもこの界隈でお薦めの喫茶店を色々と教えてくれたりもしました。当初は予定していなかったのですが、せっかく教えてもらった店には寄ってみようと思います。こういう生の情報っておいしいですよね。


店内メニューです。オリジナルブレンドのマイルドとダークを頂きました。ササヤマルシェで出会った味は、ダークの方でしたね。コロンビア豆を中心にブレンドされた珈琲ですが、深いコクとしっかりとした苦み、何の豆から出てきているのか分からないのですが、鼻腔に広がるはなやかな香り。美味しい珈琲でした。

そして珈琲の値段も良いですね。湊川の下町の雰囲気もあって、お洒落なカフェで珈琲を気取って飲むというより、行きつけの喫茶店で珈琲をちょっと飲んでから仕事に行く、まさにそんな土地柄の気安い喫茶店という感じです。お店にやって来たお客さんとも肩を寄せ合って座ることになるので、自然、会話をともにする。好きな雰囲気です。


2軒目の喫茶店を目指します。tent-coffeeさんに教えてもらった「松岡珈琲」というお店なんですが、いわゆる昭和の純喫茶という濃厚な雰囲気を漂わせているお店で珈琲豆も自家焙煎で良い感じ♪らしいです。新開地のアーケード商店街というばしもまた濃厚な感じで良いですね。


出た、これぞ昭和の純喫茶!っていう感じの佇まい。渋いですねぇ。


これが店内の様子です。外観の渋さそのままの店内の雰囲気。この写真はお客さんがいなくなってから撮影しましたが、私が入店した時には5、6人の客がいて、ほぼ全員が黙々とスポーツ新聞を読み込んでいました。あまりにシックな外観とスポーツ新聞はちょっと違うんだけどな~と思いますが、そこは商店街の中の行きつけの喫茶店という気安さがあるのでしょうね。


珈琲はサイフォンで淹れています。カウンターに座ったのですが、マスターが妙に神経質で緊張感のある雰囲気。見慣れぬ私という客(帽子を被って自転車用の調光レンズグラスをかけている)を前に警戒されていたのかな。


他の客に倣ってスポーツ新聞を読みながらブレンド珈琲をいただきました。コクと苦みが深くて一本の線がキリッと入っている感じなのに加えて爽やかな香りのする珈琲です。美味しい。この味で380円は安いと思う。


これがメニュー表。そう言えば、珈琲を注文した時に「今でもモーニングできますよ」とウェイトレスさんにやたらとモーニング推しされた。それもその筈で、モーニングセットとブレンドの値段同じなんだもん。モーニング食べたいけど、まだまだ色々とお店を回りたいので食べ物を食べてお腹を膨らませたくはないなぁという思いで、ブレンド単品の注文にしたんだけど、ブレンド単品と、ブレンド+トーストとか卵とかのセットと同じ値段っていうのは不思議ですね。


調子に乗ってスペシャルブレンドも注文。この安直な名前が良いですね。「スペシャルブレンドはブレンドとどう違うのですか?」と緊張感漲るマスターに訊いてみると、「深煎りでコクがあって苦い感じです」と言われてびっくり。ブレンドも相当のコクと苦みがあったのにそれを上回るコクと苦み??それっていったいどんな味??

頭の中は??だったのですが実際にスペシャルブレンドを飲んでみました。美味しい。ただ、ブレンドの時に感じた苦みはやや和らいで、味わいの奥に青紫蘇のような鮮烈な香味が加わった上品な味わいでした。うん。たしかにスペシャルな感じがした。マスターのぶっきらぼうな説明も昭和レトロでシックな純喫茶という枠の中にすっぽりと納まってしまうような味わい深い喫茶店でした。


次に来たのは、松岡珈琲からほど近くにある「エデン」という喫茶店。このお店は『兵庫カフェ散歩』にも取り上げられていました。「エデン」といえば楽園?というイメージですが、店の入口の周辺に観葉樹っぽい植物が植えこまれ楽園的イメージの演出という感じでしょうか。見た感じお酒とお姉さんのお店っぽい雰囲気です。『兵庫カフェ散歩』に載っていなかったらこのお店に気安く入れませんね。外から中の様子が全く伺い知れないというのはちょっと不安な感じがして入りにくい。


妖しい・・・。このヤシの木のようなトロピカルな観葉樹にオリエンタルな図柄?の沈んだ赤色の絨毯、何調?というのか彫り込まれた木製の黒光りする椅子。まさにエデン。


あっ、ここもブレンドとモーニングセットが同じ値段だ。これが新開地スタンダードなんでしょうかね。エデン・・異文化情緒たっぷりなお店なのに、マスターと奥さんは新開地のおっちゃんとおばちゃん、な感じで、やって来るお客さんは顔見知りの常連さんとか、マスターの親戚の人とかでご近所感いっぱいの感覚。エデンなのに、客のおばちゃん、入店するなり「ここホットドック焼いてくれるん?」と大声で確認みたいな注文。「いけますよ」と店の奥の厨房からマスターの返事も返ってくるし、メニュー表とかはお構いなしの感覚。エデンなのは店の調度品なだけで他は下町情緒てんこもりの不思議なお店。それがエデン。

珈琲は、これまで重たい珈琲を飲み続けてきたので、丁度いい感じの酸味と珈琲の薫り。飲みやすくすっきりとした味わい。落ち着く味という印象。一口サイズのサンドウィッチもサクッと焼いたパンが美味しかった。


新開地を出て、一気に元町まで戻ります。神戸の街は雲ひとつない良い陽気でした。


元町のアーケードの商店街に寄ったり・・・


いっぱいの観光客で大賑わいの南京町に立ち寄りながら次なるお店に行くことに。


えっと、テントコーヒーの店主さんに勧められたジャズ喫茶、M&Mというお店。ここの焼きカレーライスが、めっちゃ美味しいらしい。ここでカレーを食べた後で、エビアンカフェで食後の珈琲を楽しむというコースです。M&M、ちょうど昼食の時間ということもあって客がいっぱい。焼きカレーは時間がかかるらしく、諦めてキーマカレーを食べてお店を出ました。レコードで流れていたジャズの雰囲気は良かったです。落ち着いた時間帯の時にまた来てみたいですね。


そして元町の老舗喫茶店、エビアンコーヒーショップ。観光客や近辺で働く人たちが行き交う元町の雑踏の中で一際存在感のあるお店のように思います。このお店の建物のこのスクウェアなアングルがたまらなく好きなんです。角がキュッと立っているこの感じが。


店内はお客さんでいっぱい。ソファ席やテーブル席はほとんど埋まっていました。お客さんの雰囲気を見ると、観光客というより付近で働いている人が食後の珈琲を同僚と楽しんでいる、そんな雰囲気ですね。

そして、ここの珈琲はホント特徴的な味なんです。こんなに酸味が強くて爽やかな香りが立つ珈琲は他ではなかなか感じられないものなんですよね。私自身は深煎りのコクが深くてしっかりしているタイプの珈琲が好きなんですけど、エビアンの珈琲のような味も面白い。お土産に珈琲豆を買って帰りました。


エビアンの珈琲を飲んだ後は大丸神戸店の建物までが清々しい・・・。というのは冗談ですけど、平日の昼下がり、元町や旧居留地の雰囲気を楽しめるのはこの場所に働く人の特権ですね。職場を「場所」で選ぶ、という感覚は就職した時にはあまりなかったのですが、この頃はそういう事も考えてしまいます。


国道2号線をKHS号ですっ飛ばして阪急六甲の駅まで戻ります。今日の喫茶店巡りはここまでです。神戸の街を離れるのは名残惜しいのですが、また近いうちに。今度は元町や三宮界隈から東に向かって岡本あたりまでの喫茶店を楽しむことにしましょう。


おまけ。阪急六甲駅付近にある山の道具屋山、「白馬堂ROKKO」に立ち寄りました。先日、リュックサックマーケットは羽束山に一緒に登った穂の薫さんの行き付け?の登山のお店です。色々とグッズを購入しました。ウリ坊Tシャツも。


私、自転車は三田・千丈寺湖、山は神戸・六甲山が一番のお気に入りです。身近で馴染みやすいけど実は奥深い。そんなところがこよなく大好きです。

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