ここは兵庫県道68号三田川西線、羽束山のふもと近辺にある中商店の自動販売機前。こんな風に手作りバイクスタンドを置いてくれているので、ロードバイク乗りにはとっても助かる場所なんですよ。今日のサイクリングはこのバイクスタンドからのスタートして、羽束川沿いに来器、高平といった山間の平野部を抜けて、羽束川渓谷を北上して篠山市後川(しずかわ)地区に至るまでのサイクリングコース。木器、高平は内容的に見どころたくさんなので、前篇と後篇に分けて紹介していきます。
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県道68号から木器方面に入る小道が分岐しています。川西に向かって右車線側に色々と立っている看板が目印です。
夕暮れになると真っ暗になります、この道。左手にはポツっと民家があったりしますが、右手側は羽束川流域の渓谷に落ちていく深い森になっているからなかなか迫力がある小道になっていますよ。
三田市内なのに伊丹市立野外活動センターの敷地があります。この高架を越えて・・・
三田ラグビークラブの看板のところで右に曲がって行きます。
野外活動センターの一角、見事なメタセコイヤ並木のある道を通ります。
公園の敷地の中の道なのに害獣除けのフェンスがあると言うのが三田という地域柄ですね。
菜の花が咲く畑の道の向こうには綺麗な芝生の広場が見えてきます。
メタセコイヤの新緑の芽吹きは遠いですが、桜は満開の盛りを過ぎています。芝生公園の向こうでは若者たちが宴会を繰り広げているようでした。
このヒビの入り具合がまた、なんだか味がありますね。左スミ、ジャンボ滑り台は無くなったようで、ホワイトを適当に塗って修正してる感じが雑っぽくて良いですね。
野外活動センターの公園を抜けて木器の集落の道を道なりにゆったり走ります。
ゆるやかな坂道を登っていく感じで木器の高台に出てくると、写真のような三叉路に出てきます。ここを右に曲がると、猪ノ倉峠へ。左に曲がると岡村酒造場や木器亭のある道のりとなっています。
まずは右に曲がって猪ノ倉峠方面へ足を進めてみましょう。赤茶色の壁の家と左側の山の方に古いお墓が見えてくるのが峠道の入口の目印です。
道を進んでいくと驚きました。確かすぐに舗装路は終わってダート道になっていたのに、しっかりと舗装化されているではありませんか。
舗装路はずいぶんと奥まで延びているようです。ここは以前まではMTBでないととても走れない道だったのですが舗装化されてロードバイクでもすいすいと走れます。舗装化されて便利にはなりましたが、味気のない感じもしますね。
舗装はため池まで続いていました。ここから先は従来のダート道ですが、やはりこういう道も少しは残っていてもいいですよね。
とてもロードバイクで走れる道ではありません。ここはMTBしかないですね。やはりこういう道も残っていないとね。
猪ノ倉峠は途中で引き返して、さきほどの三叉路の交差点で左折する方の道を進みます。ちょっと高台になっているので里の風景を少し見渡す感じになって眺望が開けます。
三田の貴重な財産とも言うべき岡村酒造場です。ちょっと立ち寄りたい所ですが今日は時間がないのでパス。また後日に。
緩やかな坂道を下っていくと見えてくる黄色の壁とオレンジの非常階段?がよく目立つ建物が、自転車乗りの間でも有名な木器亭という料理屋さんです。
木器亭に到着!只今、午後14時頃でお腹も空いていたので昼食に立ち寄ることにしました。ここでご飯を食べるのはずいぶんと久しぶりですね。
山間の集落の中にある料理屋さんなのに魚介のメニューが豊富という不思議な料理屋です。仕出し弁当や宴会のできるお店というのがメインで、宴会で扱う魚介を食堂の方にも回しているのでこんなに魚介類の豊富なお店であるらしいと聞いたことがあります。美味しそうな魚介のメニューがズラリと並んでいるでしょ。
春めいた感じで、ホタルイカ、サクラクジラ、イタヤ貝の酢味噌定食を頂きました。食後はFB上の友人でもある木器亭の若ご主人にご挨拶をさせていただきました。食堂には他の客はありませんでしたが宴会の準備か何かでお忙しそうにされている中、色々とお話しをさせてもらっていました。今後ともよろしくお願いします。
木器亭を出て、すぐ先の県道を左折すると東に向かう方向で、緩く坂道を登っていくと、地域の地主さんだった古民家をリノベーションしてカフェを出している半鐘カフェというお店があります。生憎今日は臨時休業とのことでした。
半鐘カフェの由来ともなっている「半鐘」が家の屋根にあります。家事などの緊急事態を鐘を叩いて村全体に知らせる役目があったのだと思います。
この道の先が大阪峠。今日は向かいませんが、峠の茶屋というお店があってブロ友のららさんはこの店の草餅が好物のようですね。
回れ右で、県道を西へ進んで行きます。写真の中央やや右のあたり、山の中腹に塔が見えるのが分かります?
ほら、これです。あれは蓮花寺の多宝塔という塔ですが、山の中腹のあそこまで登ってみることにしますよ!
木器から県道を登って、県道37号線に合流して高平方面に坂を下りていくとすぐに、蓮華寺という看板が左手に見えてきます。
坂道の向こうに茅葺の山門を発見。
見事な仁王様が門を護っています。
この山門を抜けると蓮華寺多宝塔までのヒルクライムコースが始まりますが、最初は小手調べみたいなものです。
この辺りからが本格的な坂道です。
ギアを一番小さくしてパワーで坂を登って行きます。坂が厳しいのでデジカメ撮影もブレブレです。もうこれ以上デジカメで撮影している余裕はありません。
なんとか足着きはせずに激坂を登り切りました。強烈な斜度もそうですが、何より苔むした坂道なのでちょっとした油断で滑ってしまいそうでバイクコントロールに苦心しました。
登り切った先の蓮花寺の多宝塔です。未だ花をたくさん付けている桜に周囲を囲まれていました。
この多宝塔が木器からはあんな風に見えていたのですね。
この多宝塔の説明です。県指定の文化財になっているのですね。
木器の里方面の眺望です。木々に遮られてあまりよく見えません。塔の上からの眺望を見てみたいものです。
見事な桜敷きの石階段です。
境内には新緑のモミジ。秋の紅葉の色づきが楽しみな境内です。
苔むす坂道を下っていくのも注意が必要ですね。
蓮花寺を出て高平方面へと進んで行きましょう。坂道を下って平坦路に入ります。高平の羽束川沿いの平野部、南北に長細い地域を北に向かって進んでいきます。
見応え十分な田園の風景と右手に見える雄大な大船山。
北に進む県道は満開の桜並木です。
高平の重要な休憩ポイント&駐車ポイントの「三田・もち処 つくしの里」です。残念ながら今日は閉館していました。
大船山の偉容がぐいぐいと迫ってくるような雰囲気でもあります。
羽束川に架かる高平橋。県道は直進ですが、そこを左に外れて高売布神社のある道に入ります。
ここも川沿いは桜並木。しばらく走って行くと・・・
見事な杉の大木に護られたお社さんが見えてきます。これが高売布神社です。
正面からの撮影。神社の社よりも手前の杉の大木が気になって仕方がないです。
境内に潜り込んで写真撮影。新しい本殿の奥に古い本殿が遺されているのが分かります。
なんとも不思議な表情をした狛犬が本殿を護っています。原初的な雰囲気が素晴らしい。
こちらも。左右の狛犬で表情も大きく違いますね。さながら宇宙人のような表情をしています。
神社から少し離れた場所にある鳥居。東には大船山が、西はちょうど太陽が沈むあたりでしょうか。大船山をご神体として祀っているでしょうね。
今回のサイクリングコースはここまでです。ここからはこの高平の平野部を北上し、羽束川沿いの渓谷を登り後川方面に出ていきます。その記事はまた今度ということにしておきましょう。