お盆休みには1週間の休みがありましたが、ほぼ、自宅周辺の「峠」をたくさん登って、その記事を書くことに専念していました。その分遠乗りはしていなかったのですが、休みの終盤にようやく、いつもの友人おしょうさんとロングライドに行くことになりました。どこ走ろうかなぁ〜と考えていましたが、丹後半島を走って城崎温泉に浸かって、ゆったり電車で帰ってくるのも良いなぁなんて事で、今回は帰りは珍しく輪行を組み入れてのコース設定になりました。けど、この計画自体が結果的には甘かったんだよなぁ。。
出発は余裕をもって朝5時半。もうすっかり明るいですけど、さすがに三田だとこの時間は涼しいです。そして、いつもの青野ダムの記念碑の前で出陣式。今回は輪行袋や着替えなどを持っていくので、キャラダイスのサドルバッグを装備しています。ちょっと重くなるけどまぁ仕方ないですね。
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青野ダムから尼ん滝の坂を登り母子に入って美濃坂峠を下って篠山市街地から多紀アルプスを越えるべく大タワへ向かいます。母子くらいまでは涼しかったのですが、日が高くなっていくにつれてグングンと暑くなってきました。今日も快晴、真夏の猛暑日となるんだろうなという感じがムンムンとしてきます。そうそう、大タワは、篠山市街地から登るのは初めてなんです。いつも裏側から登ってこちらに下りてくるのが定番になっていました。向こう側からの登りは、美濃坂峠をもう一つレベルアップさせたような険しい峠でした。→ 「大タワ」
結果から言うと、市街地側からの登りの方が楽ですね。沢沿いの道を登っていくので日光が森で遮られて涼しくて登り易かったです。しかし、それにしても眺望の効かない峠道で、多紀アルプスの御嶽や小金ヶ岳らしき山頂がちょこちょこと見えるのですが、ほんんど視界を木々に遮られてしまうので山の同定もしにくくなります。それと結構な標高まで登るのに、道路からでは篠山盆地の眺望はまったく見えません。広島県じゃないですけど、なんか惜しいって感じですよね。
大タワからは県道710号と国道9号を乗り継いで福知山までやって来ました。すっかり快晴で福知山城の天守閣が青空に映えますね。
福知山市街地を流れる由良川の土手の道を優雅に走ります。この道は景色も良いし、クルマも人もいなくて最高に気持ち良い道ですよ。お薦めスポットですね。暑さのために大タワから福知山市街地までの道で体力を消耗していましたが、この道を走って少し元気を貰ったという感じです。
おしょうさんに、写真を撮ってもらいました。自分の走っている姿ってなかなか見られないので新鮮ですね。ふくらはぎが良い感じに隆起してますね。ムフ。
さぁ、福地山から日本海は天橋立を目指すのですが、今回はいつも走る国道176号線のコース(与謝野峠越え)ではなく、少し遠回りになりますが、鬼伝説で有名な大江山の麓、大江町から登って大江スキー場を越えて宮津市街地に出るルートを選択しました。いつも走る同じ道ばかりでは面白くないので、今回はこんなルートを取り入れてみました。しかし、結果的にはこの峠道を選んだことが計画頓挫に陥った大きな要因になってしまったようです。
酒呑童子っていう名の鬼を源頼光とその手下の四天王が倒したっていう話で有名らしいですけど、あまり知りませんでした。酒呑童子って聞いたことあったけど、童子っていうだけに、座敷童みたいな可愛い妖怪みたいなものをイメージしていました。30代の僕らはあまりなじみなかったですけど、40代以上の方は学校で習ったり、絵本や童謡で有名だったような感じなんですけど、どうなんでしょうか。
峠道のいたる所で鬼さんの象が道案内をしてくれていました。怖い鬼というよりも愛嬌があって憎めないという感じの鬼さんですね。峠道から少し外れたところに、「日本の鬼の交流博物館」というのがあるみたいなので立ち寄ってみることにしました。
ところが、この暑さの中で峠道を登ってきた疲労が溜まってきたのか、おしょうさん熱中症気味・・・・。エネルギー補給ドリンクを飲んで体力回復を図りますが・・・。
これが鬼の交流博物館。あれ!?鬼の博物館だでに建物が鬼の顔っぽい??
入館料大人300円。こじんまりとした博物館でしたが、内容はなかなか充実したものでした。鬼の由来として、古代に製鉄業を営んだタタラ師の一族(主に大陸からの渡来民族)ではないかという説が最近では有力であるという話がなかなか興味深かったですね。大江山近辺も鉱山があったそうです。
巨大な鬼瓦。迫力もあるけど、どこか愛嬌がありますね。
大江山スキー場の峠を越えて日本海の景観とご対面。市街地がちょうどこれから下って行く宮津市です。
昼食に予定していたのが、JR宮津駅前の食堂「富田屋」。食べログでも人気のお店で、店内はお客さんで一杯でした。20分ほど待ってようやく席に着くことができました。
さすが海辺の町ということでたくさんの種類の魚介類が安い値段で戴けるということで、ハタハタの干物の焼き物、タコの酢の物を食べたあとにメインの刺身定食を戴きました。美味しかったけど、もっともっと食べたかったですね。一方おしょうさんはグッタリとした感じで食欲も湧かないという危うい状態です。お水をたっぷりと飲んで少しは体力も回復したようではありましたが。。
ここは天橋立の旋回橋の上。橋の下をジェットスキーが通って行きました。夏休みらしい爽やかな光景でした。とはいっても暑いのは変わりませんけど。
天橋立を渡って、丹後半島を反時計回りに海沿いの道を行きます。最初の目的地は舟屋で有名な伊根町です。
ここまではまぁまぁ順調に進んできましたが、雲一つない天気で海沿いの道となると日陰もないので、流石にぐったりとしてきました。伊根の町にある道の駅で水分を摂ったり栄養補給に努めますが、おしょうさんは食欲もない状態でここからの道のりがとても気がかりな状態。
ここまでの展開を考えると、伊根からは国道178号線を走って多少ショートカットをして行けば良かったのですが、完全に海沿いのアップダウンの激しい道を選んで行ってしまいました。写真は秦の時代、不老不死の妙薬を求めて大陸を離れた徐福が日本に上陸した場所と言われています。風景は綺麗で素晴らしかったのですが、時間ロスは大きかったです。。
それと間違いが一つ。丹後半島は時計回りで、海側の車線で太陽を背にして走るべきでした。半時計回りで回ると逆光になって写真が撮り難いばかりか、海の景色がはっきりと見えずに残念。綺麗な風景の写真は、自転車を止めて反対側に渡って摂った写真ばかりです。
自転車に乗りながら撮った写真はずっとこんな感じ。風景は綺麗なんですけど、丹後半島の険しい高低感のある岩場の風景はあまり摂れていません。まぁ仕方ない。また次に行く時は時計廻りで走ろう。
ここが丹後半島の突端にあたる経ヶ岬の風景です。ここに辿り着いたのは16時を回ってから。宮津に着いて食堂を出たの13時半頃だとすると、ここまで来るまでに2時間半も掛っています。
間人にある道の駅「てんきてんき丹後」到着は17時半。ここから城崎まで約45kmの道のり。丹後半島のアップダウンはかなりマシにはなるものの、今までのペースから行くと3時間はかかってしまいそう。そうなると帰りの電車も危うくなるということで、最寄の駅で輪行するというプランに変更しました。最寄の駅はトロッコ鉄道の網野駅。18時8分発がありますが、残り駅までの道のりは13km。時間はあと30数分しかありませんから、時速26km/h以上で走らないといけません。18時8分発を逃すと、次の電車は1時間後となるので、疲労困憊のおしょうさんも最後の力を振り絞って全速力で網野駅まで走りました。
「もう無理・・・」と諦めて速度を落とすおしょうさんでしたが、網野の集落に入り駅まではあと僅かの距離。駅は集落の外れにあって場所が分からず、人に尋ねたりしながら、なんとかギリギリの時間で電車に乗り込むことができました。
暑さによる平均速度の低下、丹後半島のアップダウン等々を考慮するともう少し余裕のあるプランを設定しないといけませんでした。城崎からの電車の時間もなんとかなるだろうって感じでしっかり調べていなかったのも反省点です。それにしてもこの暑さはたまりませんね。