台風の猛威が阪神間に迫る直前、土曜日の午前中に「cafe&galleryうわのそら」に出掛けてきました。千丈寺湖周辺の田園風景に佇むようにある「うわのそら」ですが、駐車場のクルマの数を見ての通りお客さんの数が凄かったです。
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もちろん、満席なので、ギャラリーの展示品を眺めながらゆったりとした時間を過ごします。ガラス器、陶器、革製小物、食料品、等々様々な物が美しいレイアウトで展示されているので見ていても飽きません。
そんな中、今日のギャラリーのメインは、『橋本昭 自転車旅のスケッチ展』 。そうそう、今日はコレを見に来たんです。
画家でグラフィックデザイナーの橋本昭さんが、愛車ビアンキのクロスバイクで「重要伝統的建造物群保存地区」の旧い町並みを訪ねてスケッチするという企画で、朝日新聞広報誌「暮らしの風」にて掲載された旅の原画展。あ、もちろん大好物のうわのそらカレーも堪能しますけど。
チェレステブルーのクロスバイクと古い町並みが描かれた原画で10点ほど展示されていました。この原画の中には倉敷や熊川宿(つい昨日行ったばっかり!)のイラストもあって驚きました。イラストは鉛筆やボールペンで下絵を描いたあとに水彩絵の具を塗り重ねていく感じで、細かいところまで丁寧に描き込まれているのに温かみが醸し出されるという心地の良いもの。この、橋本昭さんて方、一体どんなお人なんでしょうね。
このイラストのポストカードも販売されていたのですが、もう売り切れてしまったのか、気に入った原画のポストカードがなかったので、店員さんに在庫を確認してみると、置いてある分しかカードはないとのことですが、次の言葉にびっくり。
なんと 「橋本昭さんが、今店に来ているので、お話しされますか?」 と言うではありませんか!?
「え〜そうなんですか。いや是非お願いします」 もう2つ返事でお話しを希望しました。
テーブルで食事をされていた小柄な紳士に店員さんが耳元で囁くようにお話しをされ、その紳士がこちらにやって来られました。1942年生まれとプロフィールにあったので、御年71才というご年齢ですが、それを全く感じさせない若やいだ雰囲気のお方でした。
先生もかなりの自転車好きということで、自転車のこと、旅のスケッチのこと、自転車の外国旅行のこと、色々なことをお話しさせていただきました。アウトドアが大好きで、「実は昨日から千丈寺湖畔の公園でテントを張ってたんだけど、今朝の雨でテントがずぶ濡れで大変だった」ということも話しておられました。台風が来るや来んやという時になんと大胆なことされるんだろう・・・とも思いましたけど(笑)。
先生はどこかで聞いたことのある「年輪銀輪団」という自転車グループにも入っておられて、千丈寺湖もよく走られるそうです。京都のアイズバイシクルというランドナーやクラシックバイクの専門店で、憧れのランドナーを手に入れたとも話しておられました。
橋本先生はとにかく年齢を感じさせない軽やかな雰囲気のお人柄の方で、一気にファンになってしまいました。またどこかでお会いできる機会があると嬉しいなぁ。先生の絵の展示会や個展がある時には是非伺いたいですね。
ということで、3点ポストカードを購入して帰りました。
これが熊川宿のイラストです。私は琵琶湖の方から来たので、ちょうど向こう側からやって来る感じになりました。
ここは、瀬戸内、塩飽本島笠島の町並みです。瀬戸内の島を巡る旅もぜひ行ってみたいですね。
ここは近江八幡、八幡堀の風景。ビワイチは何度もしてるのに、その町並みを楽しむツーリングはしていませんね。もったいないなぁ。
今日は橋本先生ともお話しができ、思いもかけずサプライズでしたが、実は何度か「うわのそら」に通って来ていますが、今日初めてマスターさんともお話しができました。私が革製品の財布を気に入って見ている時に声をかけていただきました。これからはこちらも気楽にお声かけができそうです。それで、その財布は革小物の作家さんの作品なのですが、デザインが気に入りました。色合いはオーダーメイドにも対応できるとのこと。値段は高いけど欲しいなぁ。革製品って使い込めば使い込むほどに味が出てくるので大好きです。