今日は久しぶりに、おしょうさんとのライド。秋も深まる美山を楽しむための「まったりライド」。おしょうさんは、ツーリング派の自転車乗りなので、平地で高速巡航で駆けだしたり、登りでヒルクライムレースとばかりにアタックを繰り出したりすることもないので、私の競争心を煽り立てることもなく、「まったり」と自転車を走らせて、道々の風景を楽しむことができます。
いやぁ、先日のぽてとさん企画の「まったり」は剛脚さんたちが、各所でペースをググッと上げてくるので、これに多少なりとも付いていこうとすると、心拍数が上がり、意識はペダリングに集中。とても周囲の風景をのんびりと眺めるような「まったり」にはなりませんねぇ(笑)。まぁ、そういうのも大好きなんですけどね私。
ともあれ、今回のライドは「まったり」とは、まさにこういうライドだっていう模範のようなライドになったのではないでしょうか。
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濃霧注意報発令中・・・・。 重く立ち込めた霧で視界が効きません。「早く霧晴れろ〜〜〜!!」 と念じながら自転車を漕いでいきます。
国道477号線、切り立った斜面を横切りながら下って行く爽快な道です。前回のぽてとさんの美山ライドでも通った道ですが、あまりに気持ち良かったので、今回もコースの中にこの道を入れました。しかし、今回は勝手が違って、霧立つ杉並木が幻想的な雰囲気を醸し出しています。
あっ トトロ のお出迎え。アレ、ここどこだっけ?国道162号線(周山街道)だったかな。ぽてとさんたちとの、まったりライドの時には気になりつつも通り過ぎてしまいました。
周山街道を美山に向けて北上中。一瞬青空が垣間見えたものの、すぐ霧に覆われてしまいました。まだまだ霧は晴れません。
もしかして、トンネルを抜けて美山に入ると霧がウソのように晴れているかも??な〜んて甘い観測は大外れ。美山ふれあいの里に入っても周囲は霧だらけの状況は変わらず。
ふれあいの里での楽しみと言えば、美山牛乳と山藤屋のシフォンケーキ。最初に店内に入った時にはシフォンケーキはまだ配達されていませんでしたが、私があまりにシフォンケーキが届いていないことを残念がる姿を可哀そうに思ったのか、ケーキが配達されるやいなや、外に居た私を呼びに来てくれました。今回のチョイスはイチジクシフォンケーキ。まったりと濃い牛乳にぴったりの味で、あっと言う間の完食でした。
霧は晴れないままですが、仕方なく佐々里峠に向かって走り出します。茅葺きの郷も霧に包まれていました。
しかし、かやぶきの郷の前の道路には見事なモミジが見頃を迎えていました。
モミジの葉の向こうに見える茅葺きの郷の家々。
そして、茅葺きの郷から佐々里に向かって走っていると、いよいよ霧が晴れて青空が見えてきました。やった!!この時を待ち望んでいました。
由良川に架かる橋の上から、ケルビム2台の揃い踏み。日光が照らされて川面もキラキラと輝いています。
田歌地区を流れる由良川の渓谷の紅葉はとても見応えがあります。まさに錦秋と呼ぶにふさわしい様相です。
そして、いよいよ佐々里地区に入り、佐々里峠への峠道を登って行きます。霧は完全に晴れて、青空の下日光が照り付けてくるので気温も上がってきました。
佐々里峠の紅葉も見事です。良い感じに色付いていますね。キツイ登りもこの木々の紅葉を見ていると体が楽になる気がします。
紅葉の佐々里峠を同行のおしょうさんが登ってきます。
おしょうさんの渾身のダンシング。峠のピークはもうすぐそこです!!
深秋の佐々里峠に到着しました。ここで後から追い付いて来られたローディの方に、ケルビムの自転車のことを訊かれました。たしかに、関西でケルビムの自転車というのは珍しいですからね。それも2台揃ってとなるとなかなか。
佐々里峠の下り道でも見事なモミジがあり、自転車を降りて写真撮影。実は去年も同じモミジを撮影しています。
佐々里峠を下り終えると、広川原の集落を走る道を行きます。秋は紅葉ですが、野を銀色に照らすススキも素晴らしい。
同じく広川原。見事な大銀杏の木です。あまりに見事なので、自転車を降りて撮影大会が始まりました。
この大銀杏だけで、どのくらいの銀杏が取れるんだろ・・・。落ちている実はありませんでしたが、どこからともなく銀杏の匂いが漂ってきました。
真っ赤に燃えるモミジと、黄金色に輝く大銀杏の組み合せです。それにしても凄い迫力の銀杏です。
この後、我々は鞍馬、貴船を目指して花背峠を目指します。→後篇に続く。
前篇のコース