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GARMIN Edge800Jの電池交換

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2012年の1月に購入したGPS機能搭載のサイクルコンピューター「GARMIN Edge800J」ですが、使用期間が2年に近づきつつある現在、内蔵のリチウムイオン電池の充電容量が明らかに減少してきました。最近では、朝から夕方までのライドにおいても、モバイルバッテリーを持参しないと途中で電池切れの憂き目に遭うのではないかと心休まらない日々を過ごしていました。おそらく、購入当時の約半分、使用時間にして7時間くらいでバッテリー残量が赤く表示されてしまいます。

じゃあ電池交換すればいいかと、GARMINの正規代理店「いいよねっと」のサイトを見ると、 Edge800Jの電池交換は修理費用と同じ料金がかかるらしくて、なんと驚くことに約2万円の費用がかかってしまいます。Edge800Jの機能は私には大変有用なもので、この先、数年は使用していきたいと思いますが、2年経つごとに2万円の費用がかかるのはあまりに不経済に過ぎます。

そこで、色々なサイトを見て検討した結果、どうやら純正品のリチウムイオン電池でなくとも、海外の通販で売られているモノで代替可能らしい様子。ただ、海外の通販といっても怪しい感じもするし、手続きが面倒くさそうな感じに思っていたところ、ヤフオクで同様のリチウムイオン電池が売られていたので、物は試しとばかりに購入(3,000円くらい)して、Edge800Jの電池交換に取り組んでみました。

なお、私はこの電池交換作業によって、Edge800Jが使用不能になるかもしれないというリスクを背負ってこの交換作業に挑みました。また、この記事を読んで、電池交換をされる方に明記しておきます。この電池交換作業によって生じうる種々のトラブル(機械トラブルはもちろん、いいよねっとで各種サービスが受けられなくなる可能性)について、私は一切の責任を負いませんので、真似をされる方は完全なる自己責任の元で行ってくださいね。

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ヤフオクで購入したのは、このリチウムイオン電池です。Made In China の文字がありますね。いわゆる中華バッテリーです。このバッテリーが本当に新品なのかどうかも分かりませんし、それを確かめる器具もないので、本当に運まかせという感じです。


Edge800Jの裏面に6箇所留められている小さなトルクスネジを開けるには、T4という小さな星形レンチが必要になります。ホームセンターなどで売っています。


トルクスネジを外すと、上蓋が外れ(完全には外れないので要注意)て、そこには液晶パネルと緑の基盤があり、リチウムイオン電池は見えません。電池はこの緑の基盤の裏にあります。液晶画面や基盤の回路を傷めないように、細心の注意を払って緑の基盤を取り外しにかかります。液晶画面が固定されている2箇所のトルクスネジを外し、緑の基盤とEdge800Jの容器の隙間にピンセットを入れてテコの原理で少しずつ基盤を外していきました。この基盤は下部のバッテリー部の回路と接続されているので、取り剥がす時にはゆっくりと確実に取り外す必要があります。ここの作業に一番神経を使いました。


すると、緑の基盤が外れて、リチウムイオン電池が設置されている箇所が完全にオープンになります。電池は接着剤によって容器とくっ付いているので、これもピンセットを電池と容器の隙間に差し込んで、慎重に剥がしていきます。乱暴に電池を引っぺがしてしまうと、コードやコネクタが破損してしまう可能性があるので、こちらも慎重な作業が必要になります。


そして無事に電池が取れました。ガーミン純正品のリチウムイオン電池(右)と、ヤフオクで買ったリチウムイオン電池(左)です。アンペア数が純正品1,100mAhなのに対し、ヤフオクのモノは1,000mAhでした。


新しい電池の底に容器から外れないように両面テープを敷き、しっかり固定させたうえで、コードの色を間違えないようにしてコネクタを入れ込みます。電池の設置が終了し、基盤と液晶画面を元に戻すと、突然電源が入り、画面が表示されました。電池を入れ替えてガーミンがしっかり起動するか心配でしたが、無事に電源が入ったようです。

後はきっちりと各所のトルクスネジを嵌め込んで作業終了。Edge800Jのデータもそのまま残っていますし、色々と操作してみても不具合は特には見つかりませんでした。ですが、電池の充電容量が増えて使用時間が長くなったのかどうかはまだ分かりません。これから長時間の使用実験を経て、この電池交換が成功だったのか失敗だったのか判別することでしょう。これからの経過を見守るしかありません。

<追記>

使用記録から。

実用、約4時間半(地図表示を見ることは少なく、走行データ8項目、バックライト点灯はなし)で、40%の電池消費。この結果から言うと、10時間程度は電池が持つということが予測できるのかな。少なくとも、消耗した純正ガーミン電池よりは長時間の使用に耐えうることが分かったけど、純正ガーミン電池が新品だった時に比べると電池の持ちが少ないような気がします。このへんが100mAhの容量の差なのかもしれません。

ブルベを走る際には走行データ項目は極力少なく(速度・平均速度・走行距離・走行時間くらい)に絞るので多少電池の消耗が抑えられるはずなので、もう少し電池が持ってくれることを期待したいですね。

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