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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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HL-EL470RC [VOLT700] の明るさテスト。その実力はいかに?

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前記事の続きです。HL-EL470RC [VOLT700] の照明能力のテストを近所の暗がりで行いました。比較対象は、同じくキャットアイ製品の、HL-EL620RC Nano Shot[ナノショット] と HL-EL540 ECONOM FORCE [エコノム フォース] です。手持ちのライトはDOSUN・A2以外はキャットアイばかり。海外メーカーにも明かる良いライトがあるとは思うんですけど、ライトを固定するブラケットの安心感がキャットアイと他メーカーのものとでは段違い。同じブラケット1つで全ライトに対応できるのが面倒がなくて良い。

HL-EL470RC [VOLT700]の性能です。
ダイナミック700ルーメン/約2時間・ノーマル300ルーメン/約3.5時間・オールナイト100ルーメン/約10時間
700ルーメンというのは未体験の明るさです。はたして真っ暗な峠道の下りでも安心して走れるような明るさなのでしょうか。また、ノーマルモードは予備バッテリーと合わせて7時間もつので夜間走でメインの照明となると思いますがその明るさはどのようなものなのか、実際に確かめてみましょう。

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照明テストの場所です。住宅地の中でこれだけの暗がりを探すのに苦労しました。ウッディタウン内はどこも街灯が均一に設置されてあって、暗がりの死角はあんまりないのですけど、写真の場所は新しい宅地開発地で街灯が十分に設置されていない区域。この暗さがちょうど良い。人の気配もないし、不審者と思われずに済みそうです。


VOLTダイナミックモード(700ルーメン)
明るいぃ!! 文句なしに明るい!! 
真っ暗だった場所がこんなに明るくなりました。手元も周辺も、目の前の景色が全体的に明るくムラなく照らしてくれる感じが良いですね。


VOLTダイナミックモード(700ルーメン)
ライトの場所からすると斜め後ろからの撮影ですが、光があることが斜め後ろからでもしっかり確認できます。正面からの撮影では分かり難かったのですが、ライトの根本はけっこう暗いものなんですね。


VOLTダイナミックモード(700ルーメン)
後ろの正面から撮影しています。丸く光が広がるのではなく多角形のような形をしていますね。


VOLTノーマルモード(300ルーメン)
ダイナミックモードは余程暗い場所でしか使わないとすれば、夜間走のメインとなるのはこのモード。ダイナミックは先の公園の樹木まで照らせていましたが、ノーマルでは無理。とは言え、十分な明るさで周囲を照らしてくれています。今まで使っていたどのライトよりも明るい。


VOLTノーマルモード(300ルーメン)
こんな感じ。路面も明るく照らしてくれるし周辺にも光が届いています。


VOLTノーマルモード(300ルーメン)
後ろ正面からの撮影。ダイナミックモードに比べると光の当たる範囲がひと回り狭くなっているのが分かります。しかし、真っ暗闇な道でない限り十分な明るさでしょうね。


VOLTオールナイトモード(100ルーメン)
暗い。光が先まで届かずわずかに手前を照らすのみ。明るい街中用といった感じですね。


VOLTオールナイトモード(100ルーメン)
暗がりの道では頼りなさ過ぎますね。100ルーメンってこんなものですか。このモードは十分に明るい都心部で点滅ではなく点灯していることを示すためのモードかな。実際にはあまり役に立たなさそうです。


VOLTオールナイトモード(100ルーメン)
正面を照らす力は弱いですが、電柱や家の塀が少し明るくなっています。光の広がりは多少はあるようです。


HL-EL620RC Nano Shot[ナノショット]です。小型で軽量ハイパワーなライトです。ランタイムが短いので通勤あるいは短い時間での夜間走が予想される時に使用します。点灯のモードは2つ、ハイ 250ルーメン/約1.5時間・ロー?ルーメン/約3時間です。


HL-EL620RC Nano Shot[ナノショット] ハイモード(250ルーメン)
暗い山道を走るには頼りないですが、普通の夜の道を走るには十分ですね。VOLT300のノーマルよりも明るさの量や幅が劣るのが分かります。これが50ルーメンの差でしょうか。


HL-EL620RC Nano Shot[ナノショット] ローモード(?ルーメン)
VOLT700のオールナイトモードよりも明るいですね。しっかりと街灯の道でゆっくり走るのには十分ですが、真っ暗な山道はもちろん暗がりの道でも力不足ですね。


HL-EL540 ECONOM FORCE [エコノム フォース]
発売された当時(4年前くらい?)、キャットアイ製品としては画期的な明るさを誇ったのですが、すっかり古いモデルになってしまいましたね。単三形電池使用で重く、ずんぐりとした垢抜けないスタイルのモデルですが、ブルベライダーの所有率はすごく高かったような気がします。今は新しいモデルがどんどんと出てきているのでお蔵入りになっていくのかもしれませんね。


HL-EL540 ECONOM FORCE [エコノム フォース] ハイモード
周辺光を抑えて光が正面に集中しているのが特徴的なモデルです。光が当たっている面は明るいのですが、周辺が暗いので峠の下りのコーナーが怖いともっぱらの評価でした。


HL-EL540 ECONOM FORCE [エコノム フォース] ローモード
配光パターンは同じ。ハイモードに比べるとかなり暗くなりました。街中では不満はないですが、いかんせん重量があるので持ち運びが不便です。長時間走るブルベやツーリングの補助ライトや、通勤用としてナノショットの控えという位置づけですね。

[まとめ]
今回は、キャットアイの新型ライト、HL-EL470RC [VOLT700]を単純な明るさの面で他のライトと比較しました。結果、700ルーメンを誇るダイナミックモードはかなり明るく、夜道でも安心して走れそうです。本当に真っ暗な田舎道、夜の峠などで実践テストしてみたいですね。

使用法としては、ツーリングで帰りが暗くなってしまうかもしれない時にライトが必要ということであればこれ1本で事足りてしまうでしょう。数時間の夜間練習(暗闇の山道の場合は?)でも十分です。そういう意味では手持ちの他のライトを駆逐してしまうような圧倒的な能力があると思います。

夜通し走ることが想定されるブルベやツーリングではランタイムの問題があってこれ1本では難しいので、他のライトと併用して使用することになります。その場合、そう暗くない普通の夜道は他のライトに仕事をさせておいて、VOLT700はここぞという暗い道(真っ暗な山道の下り区間とか)を走るときにダイナミックモードで路面を明るく照らす役割に徹する使い方が良いでしょうね。予備バッテリーが1本あれば約4時間ダイナミックモードが使えますから十分でしょう。

HL-EL470RC [VOLT700]は、小型・軽量・ハイパワーでバッテリー交換が容易というスペシャルなライトだと思います。もう少しダイナミックモードとノーマルモードのランタイムが長いという事ないのですけどね。不満を言えば、オールナイトモードの貧弱さと点滅モードが何故か2種類(チカチカの間隔が速いのと遅いの)あること。オールナイトモード使って電池を減らすんだったら、適当な別のライト使うよね。点滅は速いのと遅いのとあるけど、その真ん中の間隔のやつ1種類あれば良いと思うんだけどなー。

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