冷え込みが厳しい三田市において、ここ永沢寺(母子)地区はまた別世界。冷え込みの度合いも雪の降る量も質も武庫川沿いの三田盆地とはまったく違いますね。ここはなんと言っても地域住民が「三田のチベット」と誇らしく豪語(揶揄か?)する標高550mの山上の集落。そんな永沢寺地区にある石窯と天然酵母で作るハード系のパンがウリの「パン工房のら」に立ち寄ってみました。今年初めての訪問です。
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雪の日の名残りの雪だるま。ここ数日の寒波で永沢寺地区はきっと雪に覆われていることでしょう。そして、消えかけの雪だるまもきっと勢いを取り戻しているのでしょうね。
のらの店内に入ってみると、垂涎のパンたちがたくさん並んでいました。キーマカレーパンやひよこ豆カレーパンなどのカレーパンは初めて見ました。
すごい・・・。どれもこれもほんとに美味しいパンたちがこんなに揃って・・・。でもちょっと残り過ぎじゃない・・。
店頭には珍しくご主人が1人だけ。いつもは奥様やアルバイトの女性の方で接客をされて、ご主人はひたすらに石窯を前にしてパンを焼いておられる、という様子なのでご主人とお話しをする機会は持てませんでした。しかし今日はパンはすっかり焼き上がっており、話し掛けても大丈夫そうな様子なので思い切って声を掛けさせていただきました。
気さくなご主人で、永沢寺の寒さに始まり、奈良の大宇陀から三田、永沢寺にやって来られる経緯や、店の調度品のこと、パンのこと、暖房用に自作されたというロケットストーブなるものについて、吹きガラス作家をされている奥様のこと、色々なことについてお話しを聴かせていただきました。永沢寺の寒さは予想外で、冬の寒さのせいか客足も少なくなってパンも残り気味だと嘆いておられましたねぇ。こんな美味しいパンがたくさん残っているなんて、なんと勿体ないことだろう。
次の土日にも「のら」に行ってみよう。もしまたパンがたくさん残っているなら、多めに買い込んで、家族に配ったり職場に持っていきパンのお裾分けをさせてもらおう。自分が惚れ込んだパンの味は多くの人にも知ってもらいたいですからね。三田にこんな美味しいパン屋さんがあるのだと知ってもらうと自分も嬉しいですし。
美味しくパンを保存する方法なんかもご主人に訊いてみようかな。
ジャムと野菜と保存食のことは早瀬野菜研究所に、珈琲はキャビン珈琲に、そして、パンはパン工房のらに。他にも色々なことをその専門の方に訊けるような機会が徐々に増えてきました。三田に来て自転車に乗り始め、ブログを書くようになって少しずつ新しく出会う人たちとの繋がりが充実してきたように思えます。これからもそんな風でありたいですね。
これが、正月休みの期間にご主人が作られたというロケットストーブです。ドラム缶に薪をくべて火を熾し、その熱でテーブル周辺を温める装置らしいのですが、通気口の中を熱が上手く伝わらず、なかなか実用化できないそうです。今冬は使用できないので来年の冬に向けて再調整ということらしいです。何事も試行錯誤ですね。
一番奥の日当たりの良いテーブルの椅子には冬仕様らしいラグが掛けられています。
のらの椅子やテーブルは木製の何やら日本らしからぬ雰囲気のモノとは思っていましたが、ご主人に伺うとタイ(だったかな?)の古物を扱うお店で見つけて一式を取り揃えたものだそうです。なるほど、チーク材のゴツゴツとした硬い風合いと日本では発想できないような大胆なデザインは東南アジアの風土のものだったのか。
購入したパンのうち、いよかんピールとクリームチーズのパンの半分を切ってもらって少し温めてもらいました。一口食べて、思わずご主人に「幸せの味ですね」と言ってしまいました。もう、ほんとに美味しい。大好き。どう美味しいのかなんてどうでも良くって、心も身体も、あったかぃんだから~♪という感じです。