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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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MTBからの登山企画(3) 住山の集落から丹波・白髪岳に登る。

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今日は兵庫県篠山市今田にある白髪岳(722m)を目指します。兵庫県の山50選にも選ばれているだけあって、三角錐型の山容が綺麗で頂上付近の岩場を登り下りするのがちょっと楽しい登山です。眺望もスッキリと周囲が見渡せるので、ハイカーには結構人気なんですよ。

山麓の住山という集落を抜けて、林道を登って行くと登山口があるのでそこまではMTBで行きます。スタート地点は、JR福知山線古市駅近くの踏切から。この辺りは「猪屋(いのや)けん」という看板があちこちに出現します。さすが丹波というだけあってイノシシ肉を扱っているお店みたいですね。

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踏切から国道372号線を東に向かって少し走ると、白髪岳の案内看板があります。この道から住山地区に入って行きます。このあたりは平坦なのでのんびりMTBで流して行きます。寒いけどゆったり気分です。


集落はこんな感じに過ぎていきます。向こうの山の向こうに白髪岳と稜線続きの松尾山という2つの山があるんですよ。ここに何か白い看板がありますね。


源義経のことが書いてありますね。神戸の鵯越えの戦いで平家軍を破った義経は確か丹波ルートで神戸の背後から平家の陣を急襲しました。その時にこの集落で兵士を募集したという話ですかね。


住山地区を奥へ奥へと進んで行くと、火の見の鉄塔がありました。その先には雪景色の山の中腹と雪雲に覆われて見え隠れする白髪岳の山頂?の姿が。


奥に見える尖った山の頂が白髪岳のような気がします。集落はじわりじわりと坂道が続いていて、この辺りでもそこそこの標高にはなっていそう。


登山者用の案内地図がありました。こういうのがあると気分が盛り上がりますね。


結構詳細に書いてくれています。地図を見ての通り、白髪岳と松尾山という2つの山の稜線が逆さUの字みたいになっているので、住山集落→白髪岳→松尾山→住山集落(もちろん逆ルートでも)と、ぐるりと1周して回ってこれるのがこの登山の特徴です。こういうのってありそうであんまり無いんですよ。同じ道を通らず元の出発点に戻ってこれるという稀有なコースなんです。意外と。


ほら、ここが分かれ道。左へ行くと白髪岳。右へ行くと松尾山。それぞれの登山口に向かう分岐点です。今日は時間の関係で白髪岳と登って下りてくるだけ。次回は季節の良い時にぐるりと回って戻ってくる登山がしたいなぁ。


しばらく舗装されてる小道が続いています。集落を外れていく感じが物寂しくて良いですね。


ここからは林道です。ぼちぼちの坂道と轍の付いた砂利道。MTBで走るのに絶好の道ですね。


この辺りの道はまだまだ平和な感じ。畑もあるので軽トラなどで登って行く人も多いようですね。


だんだんと道の傾斜も道の具合も厳しくなってきます。これは下ってくる時に楽しそうだ。


林道の区間は結構長いですね。ずっと登り坂です。路面が削れて危ない箇所もあったり比較的穏やかな区間もあったり色々です。


お、向こうの木立の奥に広場がありそうだ。


あった!やっと着いたよ。ようやく登山口に到着です。ここは駐車場にもなっているので、さっきのボコボコ道さえ上手く抜けられたら自動車でも上がってこれそうですね。東屋と看板がって、ここから登る!という雰囲気が良いですね。


白髪岳へと続く山道のようですが、いきなり急な坂道からスタートです。MTBの出番はここまでですね。林道の下りが楽しそうです。またのちほど出番があるでしょう。

ルートラボでここまでの道を追ってみました。



さぁここからいよいよ登山です。でも、この山は自転車趣味に没頭するまでにやっていた登山で数回登ったから、コースも雰囲気も良く知っている登山なんですよね。でも冬場に登るのは2度目かな。


登山口からは急な沢沿いの道から、急斜面を登って稜線(尾根)に出てきました。ここまで意外とあっさりでした。今までここを登る時は練習登山で20kgの荷物を背負っていたかななぁ。その時はもう一歩一歩が重くて重くて。

この山の尾根は眺望を見渡せて馬の背状になっているので気持ち良いんですよ!


平坦な尾根道のこういう木の階段が登山の気分を盛り上げてくれる訳ですよ。


標高も高くなってくるとさすがに雪景色です。小雪も少しだけ舞っている感じ。これくらいの雪だと特別な装備は何も要りませんね。


白髪岳の山頂に続く岩場が始まりますね。足場の確保が難しいのでロープが張ってあります。でも、ロープに身体を預けるのではなく、足場をできるだけ確保して、ロープは「おまけ」ぐらいの感じで歩くのがコツですよ。


鎖場もあります。ここも同じ。できるだけ鎖を持たず、脚と腰でガシガシと登っていきましょう。


岩場の上にたつと視界が広がります。うーん、雪景色。雪雲に覆われた周囲の低山の様子が見渡せました。スカン!と抜けるような冬の青空も良いですが、雪雲に煙る山並みの様子も風情があって悪くはないか。


山頂まではまだまだ岩場を越えていかないといけません。雪で滑らないように注意しながら・・・でも用心し過ぎて腰が引くような歩き方はもっと危ないですよ。


ひょいひょいっと岩場を抜けて、あっという間に山頂到着です。荷物が劇的に軽いと岩場も楽しいですね。亀仙人の元で修業していた悟空とクリリンの心境です。


あまりに身体が軽いので、ジャンプ!写真を撮ろうとしましたがタイミングが合わず失敗。雄叫びを上げている人みたいになってしまいました。


下りの岩場に差し掛かると雲も少し腫れて眺望が見渡せました。南から東にかけての方角ですね。あの橋は舞鶴道のなんかとという橋ですよ。すごい構造物です。高速道路建設は物凄い費用が掛かるわけです。


こちらは西よりの眺望。山肌が続いている景観も美しいですね。


あっ!道の脇にツララ発見! 長くて、ちゃんと先端が尖っていてなかなか立派ですね。そんなこんなでアッという間に下山しました。アレ!?白髪岳ってこんなに楽な登山だったかな。以前は住山に車をとめてそこから登ってきたから途中の林道区間が長かったんだなぁ~。今日は登山口からだったので山頂まで1時間かかっていないくらいじゃないかな。

そうそう。MTBでの林道下りは迫力満点でした。大きな石にタイヤを取られて転倒!なんてことにならないようにバイクコントロールを頑張らないといけない緊張感が最高。

でも登山での岩場の下りもMTBの下りも思い切って身体を伸びやかにしてぴょんぴょん身体も心も飛び跳ねるように楽しむのが一番安全で面白いのかもね。

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