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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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雪の美山ポタリング 前篇

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今週は仕事に追われる1週間でしたが、それも無事に乗り越えて迎えた休日。最近は自転車に乗ると言っても三木のエンデューロに向けてのトレーニングがほとんどでした。そうなると、沸々と湧きあがってくるんです。『遠い場所をまったりと走り込みたい!!』 という思いが。そして居ても立ってもいられず早速土曜日の未明に家を出てクルマで美山入り。雪がチラついているが何てことはない。今日は思いっきり美山を楽しむ!!

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『全面通行止め 積雪 佐々里峠』掲示板を見て「ぬふぉ!」 思わず吹き出してしまいました。冬景色の佐々里峠に登るの楽しみにしてたのにー。まぁいいや、とりあえず由良川沿いに田歌と芦生を経て佐々里まで行こう。そして引き返してくればイイヤ。目的はその都度、気分や状況でフラリと決める。それがお一人様ポタリングの一番の魅力なんですから


美山といえば、お約束の茅葺の郷。茅葺の屋根が薄っすらと雪化粧。時間が早いために誰ひとり歩いていません。


上の方に登ってみると雪が濃いです。畑のテントみたいなのは茅干しですね。調べてみると茅葺に使う、「茅」という植物があるのかと思っていましたが、そうではなく、見慣れたススキなどの植物の総称を「茅」と呼ぶのですね。あのテントは茅葺の材料に使うためにススキを干して乾燥させているのです。


更に西に進んで行くと、なにやらレトロな建物が目に留まりました。知井小学校です。今まで美山は何度か走っていますが完全に素通りでしたね。今日はのんびりポタ気分なので、見落としていたものも引っかかり易い感じです。調べてみるとこの校舎は平成9年に出来たものですが、デザインが妙に山小屋風なのが面白いです。


スキーにストックにソリ!さすが雪国の小学校です!!


佐々里峠に向かって西へと進むほどに雪が深くなってきました。道路は除雪がしっかりされているので大丈夫なのですが、道路の左右の雪の壁がだんだんと高くなっているような気がします。 


田歌地区の由良川沿いの道を走っていきます。再度、佐々里峠中止の案内あり。それにしても、佐々里峠が越えられないとなると、鞍馬をはじめ京都市街地との往来がほぼ途絶してしまいますね。


分岐を右に行くと佐々里峠へ。直進だと芦生へ。今までこの道を真っ直ぐに行ったことはありません。春になってから芦生にある「京都大学芦生演習林」でのトレッキングを予定しているので、芦生がどんな様子の所なのか偵察に行きってみます。


坂を上がっていくと集落がぽつぽつとあって、雪がもう半端ない。今日は天候が良くてたまたま雪も降っていないけど、まだまだこの辺りには雪は降り積もるのでしょうね。あまりの雪にテンションもダダ上がりです!


看板に「木の恐れあり」 といあり、木が何か悪さをするみたいで「こわ~」と思わず読み返してしまいました。


ここが京大の芦生研究所です。さすが京大!施設が何やら立派!この先は関係者以外は立ち入り禁止になっています。芦生の森散策はここからスタートします。


トレッキングにあたっての注意書きがありました。入林規定が色々とあるようです。しっかりと押さえておかないと。


クマ注意!の立札がボロいのは怖いですね。クマに齧られたでのでないかと思ってしまいます。ここに来る時にはクマ避けの鈴が必要かな。


「芦生山の家」芦生の森散策に来る客のためのゲストハウスです。芦生の森へは4月からでないと入れないので客はいませんが従業員の方は自転車でフラリとやって来た珍客には目も呉れず何やら黙々と忙しそうに作業をされていました。それにしても良い雰囲気ですね。今までなんでここに来なかっただろう。


さっきの分岐まで戻って、今度は佐々里方面へと走らせます。佐々里峠までの道のりでお馴染みの美山高校のログハウスの寮があります。こんなに雪に埋もれてしまっている景色は初めてです。この辺りは丹波や篠山よりもはるかに豪雪地帯のようですね。


佐々里の集落です。最後にここ佐々里峠を通ったのは、2013年の秋なんので、1年半ぶりにここにやってきたということになりますね。見慣れた同じ風景なので、最近も来てたんじゃないかと錯覚してしまう感じです。


峠道までの短い佐々里を走る道、この左カーブの道が結構好きなんです。余談なんですけど、「左カーブ」には小さい頃からの思い入れがあって、阪急電車の伊丹線で塚口駅に到着する手前から、ぐぐぐっとかなり強引な左カーブになっていて、車両の連結部分が外れるんじゃないかというぐらいに蛇腹の部分が左曲りに歪むんです。そして車両は左にカーブしたままの形で駅のホームに接続する。曲がったままでホームにきっちりと収まる感じが妙に心に引っかかっていて、家で電車遊びをする時はその場面の再現ばかりをしていました。そんなこともあってか、左曲カーブの道の風景は何か引っかかるモノがあるみたいなんです。


あっ!通行止め。ここですね。このまま進めなくはなさそうだけど、途中で除雪が出来ない箇所があったりするのでしょう。それとやはり危険なので大人しくここで引き返します。


佐々里の分岐から佐々里峠とは違う方の道も走ってみると、ごらんの通り、除雪作業が入っておらず道路に雪がずっしりと積もったまま。雪で行き止まりです。


さぁ、三田では見られないような雪の積もり具合を楽しみながら佐々里まで来たので、今度は同じ道を走って美山に戻ります。茅葺の郷の仲にある美山民俗資料館に一度は入ってみたかったんです。佐々里から引き返す道を走っている頃には厚い雲に隙間ができて日が差すようになってきました。日が差すと川の流れの綺麗さが一層浮かび上がりますね。


美山の田歌地区から佐々里地区にかけて由良川が渓谷になって道の眼下を流れる景色がすごく良いですね。佐々里峠は美山からも花背からも峠までのアプローチが素晴らしい。今度は京都市街から鞍馬、花背峠、佐々里峠を経て美山に入るツーリングをやってみよう。


茅葺の郷近くまで戻ってきました。天気はすっかり回復して青空が広がっています。美山は日が入るとすっごい綺麗になるから、これからのポタの楽しみが増します。茅葺の郷に入る前に向こうの山にある神社に寄ってお参りをしておきます。


知井八幡神社です。巨大絵馬の前で記念撮影です。「開運招福」是非ともそうありたいものです。


本殿の前に巨大な盛り塩?あんなの置いてある神社見たことない!


と、思って近づいてみると、盛り「塩」ではなく盛り「雪」でした。盛り塩と同じような意味合いがあるのでしょうね、きっと。


神社を下りると、すぐの場所にパン屋さんがありました。お米のパン「吉乃丞」というお店で、全てのパンが米粉から作られているそうです。面白そうなので入ってみることに。


店内はこじんまりとした感じでした。色々なパンが売ってあったので、おやつ用にパンを購入しました。


さぁ、いよいよ茅葺の郷です。これまで美山を訪れたツーリングでは時間も惜しいので、茅葺の郷も遠巻きに少しだけ眺めるだけに終わってしまうことが多いですが、今日はもう少し時間を取ってゆっくりと見て回りたい。特に美山民俗資料館に入ってみたかったんです!ということで、以後は後篇に続きを書いていこうと思います。

雪の美山ポタリング前篇MAP



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