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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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トラブル続出の高野山ツーリング。獲得標高3400mへの道。前篇

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去年のmozzmarrさん主催のアワイチでご一緒した新婚のぽてとさん企画、ルート詳細はずっきーにさん提案の高野山ツーリングに参加しまきました。高野山周辺のヒルクライムコースを巡る獲得標高3000mオーバーのツーリング企画に惹きこまれて急遽参加を申し込みました。

高野山周辺を走るのは初めてなのに加え、お名前はブログ等で存じてはいるものの、実際にお会いした事がなかった方にも初めて会うことができて充実したヒルクライムツーリングになりました。ただ、色々な種類のトラブル続出で、多難なツーリングでもあったことも事実。自分自身のミスももちろん、これから安全なツーリングを行うために気に留めておかなければならなかったことも今回の記事の中で徐々に記していきたいと思います。


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集合場所は和歌山県、紀ノ川沿いのJR橋本駅周辺、8時40分の集合です。参加メンバーは、ぽてとさん、マタルさん、船乗りさん、ひでさん、よしきさん、ズッキーニさん、fumitaroの7名です。車載は船乗りさんとfumitaroの2人。あとの方は自走と輪行?かな。皆さん、阪神間在住の方が多いのですが、阪神間から和歌山県まで自走??と驚きましたが、距離を聞けば70?、遠い人でも100?くらいなので、そう距離がないことも意外でした。

朝食は集合場所近くのパン屋「アークティック」。ローディにはかなり理解のあるお店のようで、バイクスタンドがお店の裏に設置されていました。



このお店で評判なのが、写真のコーヒーぜりーデニッシュ。このパンを食べるには事前予約が必要(早朝だったから?)で、急遽参加を決めた私の分はなかったのですが、体調不良を訴えていたマタルさんが譲ってくれたので食べることができました。ほろ苦い珈琲ゼリーとクリームとのバランス、パンの甘味が絶妙でかなり美味しい菓子パンでした。一度食べてみる価値がありますよ。



パン屋を出発してすぐに紀ノ川を渡る橋を越えると、早速ヒルクライム開始です。



筋骨隆々、素晴らしい肉体美を持つズッキーニさんを先頭にゆっくりと山を登って行きます。勾配も緩い感じなのでまだまだ余裕です。



ズッキーニさんのヘルメット越しに高野山上のお寺が見えます。今登っている山は高野山よりも一つ東にある山。高野山そのものを登るのは、今回のコースの最終盤になりますね。



坂を登り終えて自販機前で小休止。坂を登って気持ちも弾んできたようです。「Mattari」ジャージのデザインの細かさにも見惚れてしまいました。



荒れた林道を大きく下って山間の集落に辿り着きました。林道の下りでは、タイヤが道の割れ目でカットされないように注意して走りました。ちょっとでも気を抜くと直ぐにパンクしてしまいそうな危険な道でした。



長閑な平坦路の後はまた登り。登りの距離は短いが、アップダウンが続くので少しずつ脚が削られていく感じ。けど、坂を登り終えて皆さん良い表情だ。

この坂のピークで皆が揃うのを待っているものの、スタート地点から体調がイマイチな事を訴えていたマタルさんがなかなか登って来ないのでズッキーニさんが坂を下ってヘルプに行きました。この時はすぐにマタルさんも合流できたのでなんてことはなかったのですが、この先のトラブル続出を予兆していたような出来事でもありました。



坂を下り終えると奈良県の野迫川村にある高野豆腐伝承館にて休憩。豆乳ソフトクリームがあるというので、自転車を止めてお店に入ろうとした矢先、「プッシュ〜〜〜〜」という大音量が響きました。これは明らかに誰かのタイヤがパンクした模様。「誰のだ?」と各自が自分のバイクを確認すると、残念ながら私のバイクのパンクでした。



パンク修理はチューブを取り替えてすぐに終了、かと思いきや、タイヤに空気を入れてみるとタイヤのサイドが深く切れていて中のチューブが露出している状態。荒れた路面の下りでタイヤを切ってしまったようです。そこで船乗りさんにタイヤ用のパッチをもらって、タイヤの裏に張り付けてからチューブを嵌め直しました。

タイヤも古くなって、表面が薄くなっていたのは知っていましたが、まだなんとかなるだろうと安く見積もったところにサイドカット。今回のツーリングでは、路面が荒れ模様の道を走るということはなんとなく把握できていたにもかかわらず不用意でした。タイヤ用のパッチは船乗りさんが持ってきており、またズッキーニさんは替えのタイヤも用意しているという周到さ。私は迂闊にも普通のパンク修理セットしか持って来ていませんでした。



パンク修理の間、皆さんをずいぶんと待たせてしまいました。その間、豆腐伝承館のおばちゃんからサービスですごく美味しい揚げ豆腐を戴きました。おばちゃん、ありがとう〜〜。



豆腐伝承館のあった野迫川村の集落を越えるとまたすぐに登りです。登りはずっとアウターロー登って行くズッキーニさんに喰らい付いて必死に登っていきます。私も負けじと頑張ってアウターで登っていましたが、もう無理。ためらいなくインナーに切り替えました。そして、展望の良いところでズッキーニさんにもバイクを止めてもらって記念撮影。紀伊半島の見渡す限りの山並みの風景です。



坂を登り終えた地点で皆の合流を待ちます。船乗りさんが万歳ポーズを決めながら坂を登り終えてくるのを激写。



その後でぽてとさんも合流して、後続のひでさん、マタルさんを待ちますが、いつまでたっても登ってこない。2人とも坂でちょっと遅れ気味だったのですが、普通に登ってきさえすればもう登ってくるはずの時間を待っても登ってきません。携帯の電波も入らないので2人と連絡も取れません。

そこで私が登って来た坂を戻って様子を見にいくのですが、2人の姿は見えず、違ったコースを走っている可能性が高まってきました。坂の登り始めで分岐点があったので、そこを違うコースに行ったのではないかと。これ以上坂を戻っても仕方がないので、一旦合流地点に戻ってみると、ひでさんからツイッターを通して連絡が入り「ミスコースしました!」と。やはり、分岐でルートを高野山方面へ向かってしまったそうです。体調不良を訴えていたマタルさんは、コースを回ることを諦めて高野山観光をして皆の帰りを待つことになったとも。ひでさんは、マタルさんと別れ、こちらと合流するつもりとの確認が取れたので、先行の4人はこの先にある昼食予定ポイントまで行って昼食を取りながらひでさんを待つ事にしました。

このあたりの出来事の詳細は、ひでさんの「あらふぉ〜自転車日記」でも読むことができます。



もう現在地はよく分かりませんが、山奥の渓流沿いにある「かわらび山荘」というお店で昼食を取りました。ズッキーニさんが事前にコースの下見に行ってくれていたおかげで昼食にありつけますが、下見に行ってもらっていなかったら「どこか飯食えるところはねぇかぁ〜〜」と山中を彷徨い走っていたことは間違いなかった。



食堂では小さな嬢ちゃんたちがよしもと新喜劇を観ながら昼食中。これぞ関西のお茶の間土曜日のお昼の姿。それは良いんだけど、メニューを頼んでから出てくるまでがすごく長かった。メンバー4名のうち3名がカモ丼を頼んだのに、私はカレーとアマゴの塩焼き。こんなに時間が掛るんだったら皆を同じ物を頼むべきでした。そうこうしているうちにひでさん、やっとのことで合流を果たしました。ミスコース以来、散々な苦労をされてようやく辿り着いたという感じです。



お店の前にある渓流は見事なもの。もう少しこの風景を楽しみたいという思いもありながら、これから迫りくる激坂区間を前にして戦々恐々の我々一向でありました。

そして、さらなる問題が我々の前に忍び寄ってきていることを我々は薄々感じながらも、夏至を僅かに過ぎたこの時期だし、まぁなんとかなるかと楽観的に考えてしまっていたことが我々を窮地に追い込んでいくのでした。。。以後後篇へ。

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