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Channel: ケルビム&KHSでゆくフォトマップブログ/自転車で巡る阪神間の道と街
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トラブル続出の高野山ツーリング 獲得標高3400mへの道 後篇

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昼食を取った「かわらび山荘」は、コース全体の距離約155キロの中で53キロの地点。つまり、あと100キロ走らないといけない訳です。そして、昼食中に後続のひでさんも合流(良かった〜(T_T)相当苦労されていた様です)して、お店を出たのが14時半。

まぁ遅くなっても、日が落ちるのも遅いし、まぁなんなら暗くなっても仕方ないかぁと思いたいところですが、ここで痛恨のミスが発覚。ここに揃っているメンバー6名のうち、フロントライトを持っている者は3名。他の3名は、今日は155キロだから、暗くならないうちに帰って来れるだろ、ってことでスタート地点に置いてきた、とのこと。キャ〜〜

まぁ、装備に関しては人のことは言えません。ツルツルのタイヤ履いてきて、パンクして、タイヤ用のパッチも持ってきてなくて、結局、替えタイヤやパッチを持ってきていたズッキーニさんや船乗りさんのお世話になった私も同じ事。

航海士の船乗りさんが日没の時間を調べ、暗くなるのは19時半以降、それまでに高野山を降りて町に入ればなんとかなる。高野山までのタイムリミットは残り5時間。高野山を最短で下りきるまでの距離は約90キロ、平均時速20?/h弱で走らなければなりません。う〜ん、順調に行ってギリギリのラインかなぁ・・・・。ともかく全員揃ったことだし早々に出発することにしました。


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かわらび山荘を出発すると、もうひたすらの登り道。龍神スカイライン(標高1000mくらいの所を走る)が山並みの尾根上を走っているので、そこに取り付くために長い坂道をゆっくりと登っていきます。



なが〜〜〜い坂道をひたすらに登ってようやく登りのピークです。この切り通しを越えるとそこは龍神スカイライン。ここで後続のメンバーさんたちを待ちます。



これまでの細く荒れがちな道を違って、大きく整備された「道路」に出て感動!! なんて走り易いんだ〜!! そういえば、空が俄に暗くなってきて、一瞬大粒の夕立のような雨に降られましたが、局地的な雨だったようで、すぐに降雨地帯を脱出した模様。アップダウンのある龍神スカイラインを滑走するのは気持ち良かったなぁ。



龍神スカイラインを南下して、途中で林道に入って山を下って行くのですが、湿度の高さと体に籠った熱のせいでデジカメの画面が内部から曇ってしまって写真撮影不可の状態になってしまいました(T_T)。なかなかこんな状態にはならないのだけどなぁ。

ここはもう、すっかり山を降りて、川沿いに北上して高野山を登っていく道の途上です。この地点で18時ちょい。残り1時間半で日没。



と、ここでメカトラ発生。ぽてとさんのフロントディレイラーがダメになり、チェーンをアウターにかけると外側に脱落してしまう状態になってしまったとのこと。詳しくは→ 「ぽてとの随想録」 にて。けど、チェーンをインナーに置けば大丈夫とのことで、しかもこれからは登りメインなので大きな障害にならずに良かった良かった。



勾配はそんなに急ではありませんが、長〜い高野山までの登り道をゆっくりと登って行きます。この坂道を登り切れば、今日の坂は終わりって感じで気持ちも余裕が出てきました。問題の日没までの時間もなんとかなりそうな感じだし♪ →と、この時は思っていました(・_・;)



所処にある下り道で船乗りさんがアタック!! そう言えば、今回のツーリングで船乗りさんのダウンヒルの速さをまざまざと見せつけられました。荒れた路面のタイトなコーナーでも滑るように下って行くので、まったく付いていけません。コツを訊くと  「何も考えとらん。体が自然と反応するだけ」ってそんな馬鹿な!!いや〜恐ろしいですね。



高野山までの登りもあと僅か。今日の登りもあと少しで終わりです。



到着!!やっとのことで、高野山の町並みの西の入口、「大門」に到着しました。



大門にて記念撮影。迫力ある金剛力士像に睨まれています。調べてみると、この吽形像は、運長の作で東大寺にある像の次、日本で二番目の大きさのようです。


さて、今回のツーリングはここからがある意味で本番でした。

後は皆の到着を待って、まだ日が残っているうちに高野山を下山して紀ノ川沿いの町に降りれれば無事終了ということなのですが、ひでさんが一向に追い付いてきません。私が少し戻って様子を見に行ったのですが、一向に姿も見えず、同じ道を登ってきた車の人に、「自転車で登ってくる人を見ませんでしたか?」と訊くも、「誰もいなかったよ」とのこと。

ひでさんと連絡も取れない状態で、メカトラか、ミスルートか、何かトラブルがあったのではないかと想定し、車を橋本市内に置いてあるfumitaroと船乗りさんが先に下山して、非常事態に備え、車を大門まで持ってくることに決めました。

真っ暗な山道を船乗りさんを先頭に下っていくのですが、船乗りさん速いっ!! ライトで照らしているとはいえ、真っ暗の山道、しかも急激なダウンヒルをモノともせず滑走していきます。そういえば、コメントのやり取りで船乗りさん夜の六甲山を走るのが好きって言ってたなぁ。

我々が山を下っている途中で、船乗りさんのスマホにひでさんからメッセージが入りました。ハンガーノックで動けない状態になっていたそうですが、地元の方にパンをもらって窮地脱出。なんとか自力で大門を目指すとのことでした。いや〜〜ひでさんの無事が確認されて胸を撫で下ろしました。

その後、2台の車で大門に駆け付け、車にメンバー全員とバイクを搭載し、高野山を降りました。色々と問題点が露わになったツーリングでありました。ひでさんは恐縮されていますが、決してひでさんだけの問題ではありません。メンバー互いの連絡先の確認、コースの確認、装備の確認、様々な観点で不十分だった部分が全てのトラブルの誘因となっていました。まぁこれだけトラブルが続出したツーリングも珍しいのですけどね。しかし、せっかくこんなトラブルを体験したからには、これらの反省を次からのツーリングでは生かさないと勿体ない!!

それにしても全員無事帰途に着くことが何よりでした!!それと、下見に行ってくださったズッキーニさんありがとうございました。下見の情報がなかったら、もっと大変な状況になっていること間違いなかったです。私も企画に乗っかっただけで、当事者としてあまりルートや装備のことを考えていなかったので、その辺も抜かりなく準備しておく必要性を学びました。
走行距離 : 154.13?
走行時間 : 7時間56分(休憩時間は含まず:実走時間ってこと)
平均時速 : 19.4?/h
最高時速 : 67.3?/h
平均rpm   :  59rpm
獲得標高 : 3312m


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