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永沢寺の坂 (三田市・兵庫県道49号線上)

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この写真は、兵庫県三田市と篠山市を繋ぐ「兵庫県道49号三田篠山線」上にある、黒川沿いにある田園風景の集落「乙原(おちばら)の里」。ここからこの道を北に向かって走ると、三田市母子(もうし)と隣接する大字「永沢寺(えいたくじ)」に至る急坂があります。

三田市から篠山市へとロードバイク乗りが向かう際、色々とルートがありますが、母子から美濃坂峠を越えて、篠山市を走る国道372号線の小枕に出るルートを選択することが多いようです。およそ標高400メートルという高所にある母子や永沢寺地区に南方の三田市側から登る場合、青野ダムから青野川沿いに母子に至る「尼ん滝の坂」かこの「永沢寺の坂」しかありません。

どちらが険しいルートかと言うと、間違いなく「永沢寺の坂」です。

私は普段、母子や永沢寺に登る場合、尼ん滝の坂を登ります。楽だし家から近いし。それに母子はゴールではなくて旅程の通過点であることがたいていなので、無駄に疲労したくありませんしね。

しかし、坂バカローディ諸氏にとっては、あえて辛い道を選ぶという選択はごく自然なことなのかもしれません。今回はそんな坂バカローディが大好きな難所ルートのご紹介です。


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コース全体概略

 始点   : 兵庫県道49号三田篠山線上、乙原地区、神姫バス「乙原バレイ」停留所付近
 終点   : 兵庫県道49号三田篠山線上、永沢寺の標識
 距離   : 3.9km
平均斜度 : 8.7%
獲得標高 : 329m



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一応スタート地点は、神姫バスの停留所「乙原バレイ」付近とします。ここに至るまでも緩い登り道が続いているのですが、明確なスタート地点も見つからないので、ここをスタート地点とします。


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スタートして1kmほどは斜度2〜3%程度の緩やかな登り道が続きます。水車がトレードマークの「手打ち蕎麦しょうぶあん」さんの横を通って行きます。緩傾斜だからといって油断してペースを上げてはいけません。厳しい登り坂がどんどん迫っています。

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この宗教団体の緑色の建物が見えてきたら、激坂区間へのご招待です。斜度が6〜8%程度に緩む区間もありますが、概ね斜度11〜12%が続く坂道です。

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厳しい勾配の坂道がずーっと奥まで続いて行きます。決して焦らず自分のペースを守ってゆっくりと登っていきましょう。

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斜度12%を越える坂道を登っていくと、そこに見える古風な民家。「わらび餅、茶そば」の看板があります。

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右手に見えるのが、「峠の茶屋一軒屋」さんです。しかし、この道を通る時はいつも「支度中」。開店が11時ということで、なかなか店に入る機会がありません。

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「峠の茶屋一軒屋」を越えると、しばらくご褒美で緩斜面区間ですが、厳しい登りはここからが本番。斜度12%がずっと続く登り坂です。「黒川渓谷」という標示がありますが、渓谷という爽やかな川の流れは見えません。川が流れる轟音だけが聞こえます。クネクネと曲がった急坂の登り道が続きます。

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いや、もうただひたすらキツイ登り。「このカーブを曲がればゴールか!?」と、何度心に思うことでしょう。そしてその希望は必ず打ち破られます。坂道はまだまだ続きます。

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この緑の看板が見えてきたらいよいよゴールは近い。最終コーナー手前に、最終コーナーと似ているカーブがあるのでご用心。右の写真は本当の最終コーナー。ここを曲がるとようやくゴールが見えてきます。

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「永沢寺」の花咲く標識が見えれば、そこがこの坂道のピークです。勾配が厳しくてカーブの連続なので、実際の距離よりも長く感じます。この坂道を平穏に登るには、心を無にして、「次のカーブを曲がれば・・・」という邪念を捨て去ることが必要です。「あれ、知らんまに頂上着いてたわ」なんて思えるような素晴らしい脚力が自分のものとなる日が来るのだろうか。。


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坂道のピークからは鋭い下り道。しかし、ごく短い距離です。下り道の途中にある「花の里展望台」。

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永沢寺地区の様子が高所から展望できます。下り道を下りきると、結構有名なお寺「永澤寺(ようたくじ)」と、観光バスも乗り付ける観光名所、「花しょうぶ園」です。季節によっては、ここの芝ざくらや菖蒲を見る人出で賑わい、交通量も増えるので要注意です。

「永沢寺の坂」の評価

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交通量 [C]
季節や曜日、時間帯によってのばらつきが大きい。花しょうぶ園の花(1年のサイクルが決まってる)の見頃の時期の休日はロードバイクで走るには危険なほどに交通量が多い。観光シーズンから外れていれば休日でもそう交通量は多くはないが、三田と永沢寺、母子、篠山を繋ぐ主要な道路なので、基本的にクルマの通行はある。

路面状況 [A]
交通量のある峠道だけに整備は行き届いているという印象。冬期は凍結の危険性あり。

安全性 [C]
交通量が多く、勾配が急なので、ダウンヒルの際には要注意。ダウンヒル練習には不向き。危険。

信号機 [S]
皆無。

エイド [C]
登り口には飲食店はあるが、手軽に食料を入手できるような店はない。自販機も乙原にあるだけで、坂の途中にはないので事前準備が必要。永沢寺に入ると、花しょうぶ園の食堂や自販機もあり、カフェ「シュガー」もある。

景観 [C]
ひたすら木々の中の坂道を登るだけで、特徴的な景観はない。黒川渓谷という標識があるが、道から外れているのか川の流れは分かりづらい。

用途 [ヒルクライムトレーニング]
登って楽しいコースだとは思えない。ヒルクライム能力を上げるトレーニングコースとしては負荷が強くいいかもしれないが、遠方から来るほどでもない。三田市在住ローディには登坂練習に良い。

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