神戸市北区の東端にあり、東播の三木市と隣接するのが淡河町ですが、その淡河町から丹生山系のド真ん中を乗り越えて同じく神戸市北区、裏六甲の街、箕谷に至る峠道がこの「岩谷峠」です。
丹生山系をパスして南北に移動するなら、西の県道85号神戸加東線か、東の県道15号神戸三田線といった丹生山系の縁を走る道路を行くしかありません。例えば、神戸市在住のロード乗りが三木市や東播方面へ移動する時にはこの「岩谷峠」はよく利用するルートなのかな。淡河からさらにその北への展開含みなら岩谷峠、三木市や加古川市といった東播磨方面への展開含みなら、K85を走るといった感じなのでしょうか。
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広域MAP的にはこんな感じです。下の長細い湖が衝原(つくはら)湖といって呑吐ダムのダム湖です。湖に沿うように走っているのが県道85号線という訳です。
こちらはルートラボ
コース全体概略
始点 : 神戸市北区・国道428号線「淡河本町」交差点
終点 : 神戸市北区・国道428号線、岩谷峠
距離 : 4.3km
平均斜度 : 7.1%
獲得標高 : 301m
「岩谷峠」淡河側からの登りの起点は、兵庫県道38号三田三木線と国道428号線が交差する「淡河本町交差点」。この交差点付近に、道の駅「淡河」と、淡河名物、豊助饅頭で有名な老舗和菓子店「満月堂」があります。これらのお店で一息入れてから峠に足を踏み入れるのも良いかもしれません。
峠道の出だしこそ、穏やかな風景だったのですが、すぐに急勾配の登りに入って行きます。
ガツンと最初の登りを登り終えると勾配が緩やかになるのですが、またすぐに次の急坂が現れます。S字カーブの最も勾配が急な地点の斜度は16%でした。
登り詰めて行くと、右手の視界が開けてきました。道は山の左側の急斜面に作られているようで、右手側は崖といった感じです。三田、篠山あたりの峠にはないダイナミックな眺望が見られます。
とても標高400〜500mあたりの、そう高い地点を走る訳ではない峠道の眺望とは思えませんね。
登ってきた道を振り返って写真撮影。淡河町の田園風景が広がっています。空気がクリアな季節ならもっとはっきりと見えるでしょうね。
展望の良い区間を越えて急坂を登って行くと、左手に淡河環境センターの敷地が見えてきます。
その少し先に「緑の聖域」の看板が見えてきました。この看板の先のカーブを登って曲がるとゴールです。
そして、「岩谷峠」のゴール!!・・・か?ここで良いのか?碑石なんてもちろん無いし、ここが「岩谷峠」であることを示すモノは全くありません。もしかしたら別の場所にあるのか?? 何も分かりませんが、先に進んでも下っていくだけだったので、坂を登り切ったこの場所をゴールの「岩谷峠」としておきましょう。グーグルMAPではちゃんとこの辺が峠になっているんだけどなぁ。
箕谷方面への下りをスイーッと下って行きます。最初は眺望もなく、整備された綺麗な道を下るだけで面白くもなにもありません。しかし、やがて丹生山系の森が広がる展望が見えてきます。
丹生山系の森。この周辺を登山で歩いたことはありませんが、興味深そうな森林が広がっています。いつかまた登山をする時にはこの周辺の山々を歩いてみたいと思いました。
峠道を下りきった場所にある交差点。右折すると吞吐ダム(衝原湖)に向かいます。
コース評価は暫時アップします。
おまけ
淡河本町交差点付近にある豊助饅頭の老舗「満月洞」。兵庫県道38号線沿いに大きな櫓が立っているのですぐに分かります。
創業は明治15年という老舗で、よほど地元の人に愛されているのでしょう、客がもうひっきりなしに入ってきます。お盆という時節柄もあるとは思いますが、こんなに客の出入りが多い和菓子屋は初めてです。右は名物、豊助饅頭、左はみかん大福ということで店内で食しました。
みかん大福は、小振りな温州みかんが丸ごと入っていました。甘くてすっぱい夏にはぴったりの大福です。笹の葉に包まれているのは水大福。ぷるぷるんの食感。