六甲山上、ガーデンテラスの看板にて。
トレック・ マドン6 を2013年の1月11日に納車してはや半年以上が過ぎ、走行距離も3000kmが過ぎました。ヒルクライムを中心に平坦路の巡航練習、スプリント練習、日帰りツーリング、宿泊ありのツーリング等々、色々な場面でこのバイクに乗ってきました。そこで、この盆休みの期間中に、改めてこのバイクの乗り味を考えてみようということで、今更ながらのインプレ記事を書いていきたいと思います。ブロ友さんたちが色々とニューバイク購入で、すかさずインプレをやっているを見て刺激されました。そういえば マドン6 のインプレって納車すぐに書いた記事以降書いていないやん、って感じです。
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納車当時とほとんど変わっていませんが、ホイールがボントレガー製から、レーシングゼロコンプエディションに変更がありました。コンポはせっかくハイグレードフレームを買うのだったらと思い切ってのシマノ・9000系デュラエース。デュラエースのインプレなんかもしてみたいと思いつつ、それはまた後日ということで。とりあえず今回はバイク全体の乗り味についての焦点を当てたいと思います。
このマドン6を走らせて、最も体感できることが、BB周辺の剛性の高さ。最近のハイグレードのフレームはどれもそうですが、BB周辺がもの凄い太さになっています。マドンもその例に漏れず、ボリューム感溢れるものになっています。マドンは「BB90」という独自のBB規格で、BB付近のフレーム部の高剛性化と軽量化を実現したらしい(トレックのHPより)。
まぁ構造的なことはよく分かりませんが、とにかく強く踏んでも踏んでもその力をガッチリと受け止めてくれる感覚です。スチール車のケルビム・ピューマはノーマルBB、アルミ車のCAAD10はBB30(といってもカンパのアダプターを入れて使用しているので純粋なBB30を体感している訳ではありません)と比べてみてもマドン6のBB周辺の剛性の高さは格別です。これはスチールやアルミとは違ったカーボンという材質の特徴であるのかもしれません。
フレーム全体は、高剛性のカーボンにより、カッチカチの硬いフレームが想像できますが、これが不思議な感覚なんですけど、「硬いのに硬くない」「ソフトな乗り味なのに全然ソフトじゃない」。な〜んて言われても、「はぁ!?何言ってんの!?」って感じでしょ。でもどう言っていいか分からないけど、本当にこんな感じなんですよね。自転車ってすべからく、両の脚でペダルを踏み込んでその力を動力に変換して前方への推進力としますよね。けど、人間の踏み込む力でフレームが撓んでしまったら、パワー伝達にロスが出て、推進力が落ちてしまう。なので、人間の踏み込む力に負けないだけの剛性の強さが欠かせない訳です。でもって、バイクの重量が軽い方が出だしの推進力が増すので、剛性と重量のバランス。これが重要になってきます。
いくら軽くても剛性が低ければ推進力が落ちるし、剛性が高くてもその分重たくなると、ロードバイクとしては色々と支障がでる。スチール、アルミ、カーボンと3つの材質のフレームを乗り比べてみて、この2点のバランスが推進力の向上という点で突き詰められているのが、カーボンフレームなのだという理解をしています。耐久性や可塑性はまた別としてね。
でも、ハイエンドのカーボンフレームって、この両者のバランスだけでない特別な味付けがされているように思えます。とは言っても他のモデルには乗ったことがないので、想像だけなんですけど。ただ、マドン6で言うと、踏み込みの後、「バイクの走りが伸びる感覚」が、スチールやアルミと比べてはっきりと大きく感じます。全体的にはカッチリとして硬いはずなのに、しなやかに走りが伸びる。登坂でも平地でもそれを感じます。これはいかに?? チェーンステイやシートステイの構造に秘密がありそうですけど、具体的にはよう分かりません。けど、間違いなく言えるのは、マドン6はケルビム・ピューマより、キャノンデール・CAAD10より、平地も登坂も速く走れるという事です。(って、わざわざ言うことか!ってツッコミがありそうですけど)
「じゃあ、もうピューマやCAAD10は要らないんじゃ?」って思います? それが不思議とそうはならないんですよね。もちろん、目的別に乗り換えるってこともありますけど、この3台が3台とも乗り味が大きく違うので、マドン6ばっかり乗っていると、ケルビムに乗り換えた時にすごく新鮮で、それはそれで楽しい気分なんですよね。それはCAAD10も同じことが言えます。それぞれにそれぞれの良さがあるって感じですね。
えっ、空力特性ですか? トレックの開発陣が満を持して世に問うたというカムテイル理論って奴ですね。結論、> 「はい。分かりません」 。写真を見ての通り、フレーム形状で空気抵抗を減じようとしても、ドリンクホルダーがあってドリンクボトルが差してあって、ツールボックスもある訳で、こういう状態でカムテイル形状は機能するものなのかなぁ。しかしながら、速度は上がってる。それは事実なんです。
平坦でスプリントの速度を計測したら、明らかにマドン6で走った時の方が速度が速くなった。それには上にも書いたカーボンフレームのメリットが反映されていると思いますが、もしかしたら、空気抵抗をより減らすという意図でデザインされたこのフレームの効果が入っているのかもしれません。「実感はできないけど、結果から見ると、もしかして効果がある?」 そんな感じの印象です。こんなんでインプレになったかなぁ。
トレック・ マドン6 を2013年の1月11日に納車してはや半年以上が過ぎ、走行距離も3000kmが過ぎました。ヒルクライムを中心に平坦路の巡航練習、スプリント練習、日帰りツーリング、宿泊ありのツーリング等々、色々な場面でこのバイクに乗ってきました。そこで、この盆休みの期間中に、改めてこのバイクの乗り味を考えてみようということで、今更ながらのインプレ記事を書いていきたいと思います。ブロ友さんたちが色々とニューバイク購入で、すかさずインプレをやっているを見て刺激されました。そういえば マドン6 のインプレって納車すぐに書いた記事以降書いていないやん、って感じです。
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このマドン6を走らせて、最も体感できることが、BB周辺の剛性の高さ。最近のハイグレードのフレームはどれもそうですが、BB周辺がもの凄い太さになっています。マドンもその例に漏れず、ボリューム感溢れるものになっています。マドンは「BB90」という独自のBB規格で、BB付近のフレーム部の高剛性化と軽量化を実現したらしい(トレックのHPより)。
まぁ構造的なことはよく分かりませんが、とにかく強く踏んでも踏んでもその力をガッチリと受け止めてくれる感覚です。スチール車のケルビム・ピューマはノーマルBB、アルミ車のCAAD10はBB30(といってもカンパのアダプターを入れて使用しているので純粋なBB30を体感している訳ではありません)と比べてみてもマドン6のBB周辺の剛性の高さは格別です。これはスチールやアルミとは違ったカーボンという材質の特徴であるのかもしれません。
フレーム全体は、高剛性のカーボンにより、カッチカチの硬いフレームが想像できますが、これが不思議な感覚なんですけど、「硬いのに硬くない」「ソフトな乗り味なのに全然ソフトじゃない」。な〜んて言われても、「はぁ!?何言ってんの!?」って感じでしょ。でもどう言っていいか分からないけど、本当にこんな感じなんですよね。自転車ってすべからく、両の脚でペダルを踏み込んでその力を動力に変換して前方への推進力としますよね。けど、人間の踏み込む力でフレームが撓んでしまったら、パワー伝達にロスが出て、推進力が落ちてしまう。なので、人間の踏み込む力に負けないだけの剛性の強さが欠かせない訳です。でもって、バイクの重量が軽い方が出だしの推進力が増すので、剛性と重量のバランス。これが重要になってきます。
いくら軽くても剛性が低ければ推進力が落ちるし、剛性が高くてもその分重たくなると、ロードバイクとしては色々と支障がでる。スチール、アルミ、カーボンと3つの材質のフレームを乗り比べてみて、この2点のバランスが推進力の向上という点で突き詰められているのが、カーボンフレームなのだという理解をしています。耐久性や可塑性はまた別としてね。
でも、ハイエンドのカーボンフレームって、この両者のバランスだけでない特別な味付けがされているように思えます。とは言っても他のモデルには乗ったことがないので、想像だけなんですけど。ただ、マドン6で言うと、踏み込みの後、「バイクの走りが伸びる感覚」が、スチールやアルミと比べてはっきりと大きく感じます。全体的にはカッチリとして硬いはずなのに、しなやかに走りが伸びる。登坂でも平地でもそれを感じます。これはいかに?? チェーンステイやシートステイの構造に秘密がありそうですけど、具体的にはよう分かりません。けど、間違いなく言えるのは、マドン6はケルビム・ピューマより、キャノンデール・CAAD10より、平地も登坂も速く走れるという事です。(って、わざわざ言うことか!ってツッコミがありそうですけど)
「じゃあ、もうピューマやCAAD10は要らないんじゃ?」って思います? それが不思議とそうはならないんですよね。もちろん、目的別に乗り換えるってこともありますけど、この3台が3台とも乗り味が大きく違うので、マドン6ばっかり乗っていると、ケルビムに乗り換えた時にすごく新鮮で、それはそれで楽しい気分なんですよね。それはCAAD10も同じことが言えます。それぞれにそれぞれの良さがあるって感じですね。
えっ、空力特性ですか? トレックの開発陣が満を持して世に問うたというカムテイル理論って奴ですね。結論、> 「はい。分かりません」 。写真を見ての通り、フレーム形状で空気抵抗を減じようとしても、ドリンクホルダーがあってドリンクボトルが差してあって、ツールボックスもある訳で、こういう状態でカムテイル形状は機能するものなのかなぁ。しかしながら、速度は上がってる。それは事実なんです。
平坦でスプリントの速度を計測したら、明らかにマドン6で走った時の方が速度が速くなった。それには上にも書いたカーボンフレームのメリットが反映されていると思いますが、もしかしたら、空気抵抗をより減らすという意図でデザインされたこのフレームの効果が入っているのかもしれません。「実感はできないけど、結果から見ると、もしかして効果がある?」 そんな感じの印象です。こんなんでインプレになったかなぁ。