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スズカ8耐(2014)に向けての千丈寺湖周回トレ 

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青野ダムサイト公園で、バイクメンテ中のポタポタさんと、千丈寺湖を走っておられたローディさんとダベリングの図

5月18日開催のスズカ8時間エンデューロがいよいよ迫ってきました。残り1ヶ月と少しというところでトレーニングを加速していきたいと思います。といいながらも、トレーニングに当てられる時間は限られています。そんな中、一体どんなトレーニングをするのが効果的なんだろうか・・・。

スズカのコースは1周6キロ弱。去年の自己タイムは、8分台で走れたのが2周、9分台が4周、最後2周は疲労と降雨もあって10分台で惨敗。走り方としては、チームは6人で1人2周走って交代だったから、1回あたり12キロ弱走る訳だ。それで、4周目(2回出撃)までは時速38Km/h台で走ることができたので、今回はぜひともそれを上回りたい。平均時速を上げて1周8分台で走れる周回を増やすことが個人的な目標。

この目標達成のためには、実戦の状況と同じく、ほぼ平坦な12キロ程のコースで時速40Km/hを維持して走ることを繰り返すトレーニングで良いのだろうか。もっと別の方法を試してみるべきなのだろうか。どなたかトレーニング方法に詳しい方、教えてくだされ〜〜〜。

とりあえず、今日は千丈寺湖8の字周回コースを5周、ノンストップでLSDよりも強度高めな感じで走っておいた。このトレは耐久性は付くだろうけど、時速40Km/hなんてハイスピードを維持する走りの練習にはあんまりならないだろうな。

今回の記録
走行距離 : 70.62km
走行時間 : 2時間19分
平均時速 : 30.4km/h
最高時速 :  46km/h
平均CAD :  90rmp

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須磨田トレーニングコースの紹介と朝のTT練

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きたるスズカ8時間耐久エンデューロに向けてのトレーニング方法をブログにて尋ねたところ、お薦めのコースや練習法を教えてもらうことができました。ありがとうございます(^^)/ そこで、早速、自転車仲間のポタポタさんお薦めの三田市、千丈寺湖近くにある須磨田の集落を走るトレーニングコースを設定してみました。



見晴らしの良い川沿いの田舎の平坦路。このコースの特徴はそれに尽きます。プラスαで、道路がしっかりと2車線あって路面がキレイ。かつ道路を行き交う車や人も極めて少ない、という自転車練習用のコースとしては申し分のない条件が揃っています。

コース : 須磨田交差点→波田橋交差点(国道176号線)
距離 : 6.7Km
勾配 : 全体0.1%(登り2.3% 下り2.5%)

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須磨田交差点。この十字路を北に向かって進んで行きます。しっかし2車線の道路なのはありがたい。


ロードサイドにちらほらと民家が点在している区間もありますが、見晴しが良いので速度を出しても危険は少ないです。


道路の左側を流れる川は武庫川です。


この朱塗りの橋あたりでコースの真ん中くらいになるのかな。


山に囲まれた川沿いの狭い平野部を道が走っています。


やがて道は1車線の道と細くなり・・・


木立の中を行く区間もありますが、それを過ぎると・・・


武庫川沿いの広々とした道路が現れます。


ここは見晴しが素晴らしい直線路です。インターバル練をするならこの区間が良いでしょうね。朝の通勤時間帯にもかかわらず、この道の交通量は僅かです。


道も広いし、空も広い。隣には武庫川の流れと桜並木。梅雨の訪れ前にはホタルも飛び交う絶好のホタルスポットです。


国道176号線と交差する「波田橋交差点」にてゴールとなります。国道の交通量はとても多いですが、こちらの道に入ってくる車は皆無です。

このコースを出勤前に少し実験的に走ってみました。時間もないのでウォームアップも不十分の中、脚も回らないわりに頑張れたかな。しばらくはこのコースでのトレーニングを毎日は無理としても週3回は取り組みたいですね。

今回の記録
コース   : 波田橋→須磨田
走行距離 : 6.68km
走行時間 : 10分54秒
平均時速 : 36.7km/h
最高時速 :  42.5km/h
平均CAD :  93rmp

CS−6800アルテグラカセットスプロケットとカンパ・シマノ11速対応フリーを入手。

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きた、きたぁぁぁぁぁ、ついに来ましたスズカに向けての秘密兵器!!
というには大袈裟すぎますが、エンデューロ大会へのモチベーションを上げる小道具が仕事帰りの自宅に宅急便で到着しました。本当はスズカに向けて、カーボンディープホイール買っちゃった!!と言いたいところですが、そうもいかん。それはまぁ先々の楽しみとして残しておいてやることにしましょう。

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スプロケの鈍い銀色がシブいっスね。

で何かというと、さっきの写真でも分かる通り、CS-6800アルテグラのカセットスプロケットとカンパニョーロのシマノ11速カセット対応フリーです。こいつを使って今までマドンに履けなかった手持ちのホイールを履けるようにしたいと思います。


そのホイールとは、50mmリムハイトのクリンチャーホイール、カンパニョーロ・バレットウルトラです。このホイールはこれまでカンパのカセットをセットしていたので、コンポが9000デュラのマドン6には履いていませんでした(カセットがカンパでも強引に履くことはできるらしいが・・・)。

しかし、今度のスズカ8耐にはマドン6で出走するので、それに合わせてバレットをマドンに装備できるように、上記のパーツを取り寄せた訳です。やっぱマドン6はCAAD10やケルビムよりも圧倒的に速いですからね。本当はカセットにはデュラを使いたくもありますが、アルテでも十分でしょう。Bicinet SANAでもCS9000はCS6800の3倍以上というとんでも価格(だって1万8000円もするんだもん)ですので、そこは流石に手が出ない。


フリーの取り替えとカセットの装着は、以前にホイールのハブのメンテナンスをした甲斐あってか手間取ることなく終えることができたかな。そして、バレットは平坦地での高速巡航用ホイールということで、アルテCSの11−23Tをインストールしました。

ギア構成は11−12−13−14−15−16−17−18−19−21−23T と、見事なクロスレシオ。トップに近い側の変速がスムーズになるのと、細かいギア調整が出来るのがメリットです。でもアウタートップはそうそう使えないかなぁ。しかし、この歯数のギアを使うのは始めてなの楽しみでもありますね。


でもって、翌朝早速マドン6にバレットを履かせてみた。う〜むしかしバレットのグラフィックはイマイチあれだなぁ。やはりディープはカーボン地を生かした艶消しブラック基調がカッコイイと思うのだけど、バレットは艶々テカテカの塗装ですから。もちょっと、BORAウルトラ?のグラフィックに似せてくれてもいいのにね。それはともかくとして、ディープを履いたマドン6の走りがどう変わるか楽しみですね。

爽快な青空の下、Finlandiaさんと共に須磨田ヘロヘロTT練。

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さて、今朝セッティングし終えた、マドン6、バレットウルトラ仕様で先日約束させてもらったFinlandiaさんとのタイムトライアル練習に出掛けました。青野ダムサイト公園に朝8時の集合でしたが、準備がなんやかやで出発が遅れ、慌ててクルマにマドンをのっけて待ち合わせ場所に向かう始末。「千丈寺湖を走ってウォームアップしながらお待ちします」なんて到底できませんでした。それもで、なんとか集合時間には間に合いましたが、Finlandiaさんは既に待ち合わせ場所に到着しておられました。(・_・;)汗汗

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ご挨拶もそこそこに、まずは軽くウォームアップということで須磨田トレーニングコースをゆったりと走りながら自転車の話、レースの駆け引きの話、エンデューロでのコツなどなど気さくに色々と教えてもらうことができました。早速、スズカ8耐で実践できるように頑張ってみます。

Finlandiaさんとは、ブログを通してのやり取りはあったのですが、お出会いするのも、こうして一緒に走るのも実は初めてなんですよね。しかし、ブログでジャージ姿の写真を何度も見ているせいもあってか、初対面とは思えないのが不思議なところですね。それに自分が予想していたFinlaidiaさんの雰囲気や声の感じまでだいたい同じだったのはびっくりです。



さて、TT練ですが、往復13.4キロの道をFinlandiaさんと先頭交代しながら、全力を出して走り切るという練習方法を取りました。今日は風が強く渦を巻いているような状況なので、追い風や逆風の区間がコロコロと入れ替わるようなコンディションで自転車を走らせるには苛酷な状況でしたね。

1本目、スタートしてしばらくは、交互に先頭交代しながら高速を維持して走っていましたが、往路中盤あたりでFinlandiaさんのペースに付いていくのに精一杯となり、とても前を走れません。

引き離されそうになりながらもダンシングを繰り出してなんとか離され切れずに往路を終えました。もうこの時点でけっこうヘロヘロ。

また同じ距離を走らないといけないと思うと頭がクラクラしてきましたが、こんなところで諦めたらせっかく練習に付き合ってもらっているのに申し訳ないし恰好悪すぎる!!という思いで必死に喰らい付きました。

Finlandiaさんはシッティングのままでスィーッと走っているような感じなのにペースが落ちないんですよね。そんなFinlandiaさんにツキイチでくっ付いているうちになんとか体力が回復。それで前に出ると、強風に塞がれてペースダウン。敢え無く、すぐにFinlandiaさんに前を牽いてもらいます。痩身のFinlandiaさんと違い、身体の面積が大きいこちらは風の抵抗もより大きく受けてしまうのかなぁ。

最後の3キロ弱、南に向かう道は追い風基調。「逆風や登りの区間は無理せず、下りや追い風区間、自分が走れると思ったところを全力で飛ばす」の教えの通りに、ここぞとばかりにペダルを一層強く回してスピードアップ、スプリントのようにダンシングで踏み込んでグイグイと走ります。

追い風、若干の下り道というだけあって、今までとは違う高速域で走りますが、そんなペースが保つはずもなく、ペースダウンしたところでFinlandiaさんにスーッと前に出られてしまいます。

ここは頑張ってFinlandiaさんの後ろに付き、体力が戻ってきたところで再度追い込みを掛けます。そんなこんなで最後の3キロはもがいては休み、もがいては休みという感じでなんとかゴールまで走り切りました。

1本目の記録
コース   : 須磨田→波田橋→須磨田
走行距離 : 13.47km
走行時間 : 23分27秒
平均時速 : 34.4km/h
最高時速 :  49.8km/h
平均CAD :  101rmp

体感の平均速度はこんなものではなかったですけど、風が渦巻くコンディションの影響でタイム的には伸びなかったようです。ただ、自分に掛った負荷はこれまであまり体験したことのない強いものでした。もう今日は全力で走るのは無理と思うくらいにヘロヘロになりました。酸欠状態になっているようで頭が少しクラクラするような感じもこれまで味わったことのないものでした。やっぱ、速い人と一緒に走らせてもらうと違うな〜と実感します。


同じコースをゆったりと往復して回復走をした後、2本目の発射となります。

1本目でかなり力を使って走り込んだので、「2本目は7、8割の感じで」と言いながら、走り始めるとついつい頑張れてしまうものですね。とは言え風がキツイのは変わらないので、無理に頑張らない程度に踏み込んで走ります。

往路は追い風基調になったとみえて、同じ力で走ってるつもりでも速度計に表示される結果はずいぶんと違ってきました。2本目ラストの1キロは今日の練習はこれで最後!という思いもあり、追い風に乗ってスプリント開始、ですが疲労感からか速度の伸びは乏しいものの、力を緩めずに走り切ることができました。

2本目の記録
コース   : 波田橋→須磨田
走行距離 : 6.75km
走行時間 : 11分10秒
平均時速 : 36.2km/h
最高時速 :  51.9km/h
平均CAD :  97rmp

2本目は計測ミスで復路のみの結果表示。


いや〜疲れた疲れた。けど、自分なりに頑張って走った後だったので、千丈寺湖畔をゆったり走った時は満足の疲労感と達成感で気持ち良いことこの上ないという感じでしたね。そして、今日ご一緒させてもらったFinlandiaさんと写真を撮るべく、青野ダムサイト公園に向かいました。


すると、青野ダムの石碑の前に座り込んで黙々とバイクメンテをされているド派手真っ赤ジャージのポタポタさんがいらしたので、しばらく3人での座談会となりました。Finlandiaさんとポタポタさんもお互いのことは知っていたようですが、今回で初対面とのことで深々とご挨拶をされていました。ここでも今日の練習の話、自転車の話、ヲタ話等々、初めて会った人同士とは思えないほど会話で盛り上がっていました。

ああ〜撮影失敗・・・カメラの角度が難しいなぁ

3人で記念撮影。せっかくポーズを決めたのに、カメラ設置が難しくてなかなか上手く撮れませんね〜。


Finlandiaさんのバイク、アンカー「雪風」号ですね。ダウンチューブからこっそりと初音ミクちゃんが乗り手を見つめてくれています。


こちらはポタポタさんの赤い彗星仕様のピナレロ・パリです。所々にオリジナルステッカーが貼られるなど、かなりのこだわり仕様となっています。


Finlandiaさんが帰られた後は、千丈寺湖ローディ仲間で新型パリに乗るTさん登場です。そんな中、ポタポタさんが僕のマドン6のあまりの汚さに驚き呆れた様子で、タクリーノのコートワックスでピカピカに磨いてくれました。


ポタポタさんが念入りに磨いていただいたおかで、なんと納車時よりも艶々に輝くマドン6に生まれ変わりました。あれ〜俺のマドンってこんなに綺麗だったっけ〜と思わず目の錯覚を引き起こしそうでした。

ポタポタさんにはマドンを磨いてもらいながら、3人で三田ロードバイク界の四方山話で大いに笑わせていただきました(^^)/

貴重な休みを割いて練習にお付き合いしてくださったFinlandiaさんありがとうございます!! 今日色々と聞いたことを実践できるように頑張ってみます。ぜひまたご一緒させてくださいね。

スズカ8時間エンデューロに向けての須磨田TT練習。

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昨日のFinlandiaさんとのトレーニングの疲労が残ってはいますが、平日の練習は難しいので休日に少しでもしておかないと、ということで今日は昼頃に少しだけ須磨田を少しだけ走り込んできました。風の様子は昨日と同じで風が強くてどこを走っていても向かい風に感じてしまうローディ泣かせの風でした。しかも、ちょっと肌寒いし、ちょっとした寒の戻りみたいな感じでしょうか。

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<トレーニング概要>
ウォームアップで須磨田→波田橋→須磨田の14キロ弱のコースを平均時速30km/hで脚を回して体を温める感じで走ります。風の具合やコースの様子などを探る意味合いもありますね。

本日の練習記録

コース   : 駐車場→須磨田→波田橋→須磨田(ウォームアップ)
走行距離 : 14.52km
走行時間 : 29分28秒
平均時速 : 29.5km/h
最高時速 :  43.4km/h
平均CAD :  85rmp

コース   : 須磨田→波田橋(TT練)
走行距離 : 6.75km
走行時間 : 11分13秒
平均時速 : 36.1km/h
最高時速 :  46.0km/h
平均CAD :  97rmp

前半は追い風なのでスピードが乗りましたが、後半はもう真向の向かい風。下りの道でも速度が落ちる程の風でやる気が削がれてしまいそうになります。けどそこは我慢の子。なんとか持ち堪えて踏み続けます。

しかし、ペダルを回しても回してもなかなか速度は上がらない。途中の八幡橋までは、4分33秒。

前半は平均時速37km/h台で走れていたのに、その貯金をあっという間に使い果たしてしまって結果は大赤字。

でも最後は意地を見せて、ラスト1kmはスプリントで駈けた。けど速度はせいぜい時速46Km/h程度で終わってしまうという体たらく。

風の強い日はこんなもんで仕方ないか。今日は無理せず片道1本で練習終わり。まだまだ先は長い。無理はせずに適度に頑張り続けよう。

三田市本庄地区を流れる武庫川沿いの八重桜。

帰路はリラックスしてゆったり帰ります。川沿いに綺麗な八重桜を見つけてマドンと共に記念撮影。今日はレーゼロとの比較走もしたいと思っていましたが、もう無理そうです・・・。それはまた後日にしようと思います。


須磨田、本庄地区にお邪魔しているので地域の氏神様にご挨拶、と思って駒宇佐八幡神社に詣でましたが、この階段をずっとずっと登っていかねばならないようで、ビンディングシューズを脱いで裸足で上がっていくには辛そうな距離でした。こちらもまた後日にしっかりと靴を履いて参拝することにしましょう。

秘密の花園・・・神戸女学院大学の麗しの学舎を巡り歩く(*^_^*)

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阪急電車今津線、門戸厄神駅前に到着。今日はかねてからの念願をついに果たせると思うと胸がどきどき。


駅から西の方角へ、住宅街の中を向こうに見える緑の山の方に向かって進んでいきます。同じ進行方向に何人もの女学生さん。自転車でウロウロ、立ち止まって周囲の風景を写真に撮ったりしている私の姿は不審に見えていることだろうと思うとなんか居心地が悪い感じ。


しかし、それでもめげずに写真を撮る。この住宅街のすぐ後ろに緑に覆われた山が迫ってきています。この地域一帯は平野部なのに、ここだけこんもりとした山があってその風景は何とも不思議に思う。そして、その不思議の山の上には赤い瓦の瀟洒な建物。


あの山の上に見える一群の建物は、神戸女学院大学。通称「しんじょ」。いわずと知れた阪神間に名だたるお嬢様大学ですね。あ、もちろん、女子大に来たからといって麗しいご令嬢の美脚にドキドキしてる訳ではありませんよ。

これまでに何度もこの大学に仕事の関係で入らせてもらうことがありましたけど、この学校の校舎はアメリカ人牧師でもあり、建築家でもあったウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880−1964)の手になるもので、「スパニッシュミッションスタイル」と呼ばれる建築様式で建てられました。この学舎をつぶさに見学できる滅多にない幸運にドキドキと胸を昂まらせている訳なのです。以前にもこの学校の事を記事にしたことがありました。

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路地から正門までのアプローチ。門戸厄神前の、門前町らしい雑然とした住宅地の雰囲気とは一線を画す緑豊かな直線的な佇まい。ここが神戸女学院の正門前ですね。阪急門戸厄神駅を出た女学生さんたちのほとんどがこの門を通り、岡田山と呼ばれる小さな丘のような山を登って神戸女学院大学の学舎へと向かうわけです。

正門・門衛舎

スパニッシュ・ミッション・スタイルとは、 「スペインの 宣教師が、布教を進めていく中で、自国のバロックやルネッサンス建築をもとに作ったスタイルで、特徴としては、赤い屋根瓦と白い壁、そして窓や入り口、アーケードなどでアーチが使われている事などです」 (出典西宮ブログ) ということで、深い緑に覆われた学び舎へのゲートとして厳かな印象を受けます。もし確たる要件もなくこのゲートを通ろうとすれば、門衛さんにあっけなく追い返されてしまうような・・・・。


山上の校舎群までは桜の若葉が織りなす緑光を浴びながら坂道を登って行きます。厳かな正門に緑に包まれた通り道、で、女子大。この場に厳然としてある厳かにして秘めやかな雰囲気の根底にあるものは女性への憧憬、そういうものを感じずにはいられない気がします。

音楽館とジョージ・オルチン記念音楽館

深い緑の坂道を抜けると最初に現れるのがこの建物。もういきなりノックアウト。クリーム色の外壁に赤色を基調とした鮮やかな屋根瓦、そして様々な意匠を凝らした紋様やデザインに目を惹きつけられます。しかも、この建物を眺めているだけでも飽きないのに、この音楽館からピアノの音色がこぼれてくるではありませんか。


春の穏やかな日を浴びながら憩う女学生たち。なんともまぁ麗らかであることか。


学舎に入り、アーチの扉が並ぶ回廊を歩きます。


ギリシャ宮殿のような華麗な柱が並ぶロビー。とても大学の構内とは思えないような雰囲気。


ロビーから階段を上がって行くと図書館を見下ろす場所にギャラリーがあり、アンティーク調の色々な椅子が置いてあります。独りでゆったりと読書を楽しむのにぴったりな屋根裏のような場所です。こんな場所で美味しい珈琲を飲みながら好きな本を読む時間を持てたら最高だろうな。


ギャラリーから屋上に続く鉄製の螺旋階段。随所に打ち込まれたリベットが良い。この学舎にはこの螺旋階段のように「これはどこに行くのだ??」という仕掛けがいたる所に見られる。


ギャラリーから見下ろすと図書館がありますが、この天井模様の斬新なこと。書籍という人知の宇宙と天井の星々。無限の広がりをイメージしているかのようです。


アーチの窓から入る僅かな光が図書の海に落ち着きを与えていますね。この仄かに暗い感じがなんとも言えない。西洋建築はこの「暗さ」もしっかりデザインの一部として取り入れられている気がします。


中庭に出ます。女学院中等部の女学生さんたちが写生大会中。描き甲斐のある風景です。日傘を差して歩いているのが美術の先生の模様。

文学館

なんて長閑な風景なんだ。

総務館

建物の存在感は強いのに、しっかり周囲の風景に溶け込んでしまっている。

理学館

正面の扉から外に出ました。写生大会の女学生さんは皆日よけ対策ばっちりですね。


タイルや重厚な木製扉の上部のデザインもまた萌えますね。1つ1つに立ち止まるからなかなか先に進めない。


学舎の中はどこもが緑で溢れています。


ミッションスクールの敷地の中になぜかお社。これは岡田神社と言って、もともとこのお山にあった神社で、この敷地は神戸女学院の敷地ではないそうです。和式、洋式を問わず、平野部のなかにこんもりと鬱蒼をした森を抱える小山に神聖さを感じるのは同じですね。


シェークスピアガーデン。学舎の敷地の一角にこのようなイングリッシュスタイルのガーデンがありました。


とても爽やかな、飾り気は少なく気品のある庭園です。吹く風の仄かな薫りが清々しい。


たくさんの種類の野草、野の花とハーブ。ここにも写生に興じる方がいらっしゃいました。


岡田山の山中、山上にある神戸女学院の学舎をたっぷりと堪能してきましたが、時間も限られており、そろそろ後にしなければなりません。山中の登山道のような道を歩き山を降りて行きます。


正門が見えてきました。この学舎を作ったウィリアム・メレル・ヴォーリズは牧師でありましたが、この学校の中の講堂とチャペルという、彼の意匠がふんだんに施されたであろう両施設を今日は見学することは敵いませんでした。それにまだまだ知らぬ魅力がこの学舎群にはあるに違いありません。またの再来を誓いつつ、この学舎をあとにしました。

「本日天気晴朗なれど風強し」 忍耐と爆発の須磨田TTトレーニング

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新緑のラクウショウとマドン6

日曜日に練習をした後、月、火、水と中3空いて先日の木曜日に須磨田TTトレーニング走ってきました。雲一つもない青空で天気は最高。しかし風は今日も強いのがやや気掛かり。ウォームアップに千丈寺湖8の字周回トレを1周走って身体を温めてからのトレーニングの予定でしたが、淡い新緑の光溢れる湖畔の緑があまりにも気持ち良いので、しばらくゆったり湖畔を巡ってからのTTトレとなりました。

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TTコースのスタート地点、須磨田交差点です。向こうに見える山の麓の道を右から左へと走っていくコースです。

本日の練習記録

コース   : 千丈寺湖8の字周回コース(ウォームアップ)
走行距離 : 14.10km
走行時間 : 27分05秒
平均時速 : 31.2km/h
最高時速 :  46.0km/h
平均CAD :  85rmp

ウォームアップにしては脚がよく回ってスピードが出せた。向かい風の強い区間もあるが、周回コースだと追い風区間もあり、南湖の木立の道は風の影響も少なかったことが幸いした様子。快調にペースを出し、良い感じに身体を温めることができた。

コース   : 須磨田→波田橋→須磨田(TT練)
走行距離 : 13.48km
走行時間 : 22分55秒
平均時速 : 35.3km/h
最高時速 :  50.5km/h
平均CAD :  88rmp

須磨田から波田橋への往路は、強い逆風区間が長く、平均時速32km/hでしか走れず。途中、約3Km地点の八幡橋までタイムは5分20秒。前回の練習では4分33秒で到着しているので、いかに風が強くスピードが出なかったかが分かる。

しかし、Finlandiaさんにも教わった通り、逆風区間や登り区間といったスピードの出ない区間では無理をせずにグッと堪える。無理に闘わない。その結果、往路の平均時速は32Km/hというTT練とは思えないような速度しか出せずに終わったが、これも想定内。後半に向けての体力温存。復路の追い風で必死でもがくために力を溜めておく。

そして、復路、八幡橋を越えたあたりから追い風に乗りペースアップ。時速35km/hを維持し、最後2Kmの須磨田交差点までの南下の道は追い風も最大となり、往路の向かい風走行の仇を討つかのような勢いで、ここぞとばかりに踏み倒す。すると、もちろん追い風効果もあってのことだが、時速45km/hから時速50Km/hというハイアベレージで走り切ることができた。50mmディープホイールのバレットも速度維持に効果を発揮したことだろう。こうした結果、最終的には平均時速は35.3km/hにまで達することができた。

後半良い感じで追い込めたのでとても満足のいく練習会となりました。往路の逆風に嫌気が差して全体的にたら〜っと走っていたのでは全く意味がなかったのでね。力を出し切った後の清々しさっていうのは心地良さ抜群。


春の穏やかな陽気の千丈寺湖をゆとりを持って楽しみながら(だってTT練はちゃんとやったし♪)帰途に着きました。

久々の裏六甲ヒルクライムも登六庵閉店にショックを受ける

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この頃は、スズカ8時間エンデューロに向けての平坦地練習ばかりだったので、今日は趣向を変えて久しぶりに六甲山に登ってみようかと。通行止めが解除された裏六甲ドライブウェイから登って、「ヴォーリズ六甲山荘」の見学などをして、サッと下って帰ってこようというプランです。バイクは久々の出番のCAAD10。シャマルにチューブレスタイヤを履かせた仕様ですね。

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国道176号線、日下部交差点から県道15号(有馬街道)を走って裏六甲DWのある唐櫃を目指します。写真は五社のインター。有馬街道は道は狭いは交通量多いはトラックはバンバン走るわで、全然良い道じゃないけど、唐櫃に向かうにはこの道を行くしかないので我慢して走ることに。裏六甲の新緑の山並みがグッと迫ってくる感じは良いんだけどね。


唐櫃から六甲山トンネルに向かう車道を登って登って、ようやく裏六甲DWの登り口まで到着。山ツツジがお出迎え。これでようやく車通りの少ない道をゆったり走れる。といってもここまで来るのにすでに結構な標高を稼いでいるんだけどね。


久しぶりのヒルクライムで体があまり順応できないなぁ。インナーローでゆっくり登っているんだけど、あんまりリズムが掴めない感じ。今までヒルクライムさぼっていた報いだな。左の山肌は土が露出してる。ここが崩落地点っぽい。新しいコンクリと柵で土砂崩れを食い止めようとしてるけど、また土砂が流れてきそうで怖いな。


さっきのと比べると規模が小さいけど、ここも崩れたっぽい。土の上にシートを何枚も被せて崩落を防ごうとしている。


崩落地点を眺めながら裏六甲DWをのんびりと登り切って、ようやく六甲山上(記念碑台前)に到着。たしか1月に登ってきて以来の六甲山だと思う。山上は少し肌寒くて過ごしやすい気候という感じ。


六甲カンツリーハウスに向かうこの小道を登っていくと目的の「ヴォーリス六甲山荘」があります。ここは六甲縦走路のコースにもなっているのでハイカーの姿もありますね。


あ〜〜〜登六庵が閉鎖されてる!!


この様子だと臨時休業ってのでじゃなく、本格的に廃業になった感じ。一度ここに入ったことがあって、また久しぶりにここのカレーを食べようかななんて思っていたのに・・・。確かに客がいっぱいで儲かってるという感じじゃなかったんだけど、ずっと続いてきたお店だっただけにショック。それに、ご主人あれだけ頑張って小物を集めて店の内装整えて(?)きたのになぁ〜。一体どうしたんだろう(僅かなネットでの情報によると移転のため3/20に閉店したらしい・・・がそれ以上の情報は見つけられず)。


こんなオブジェもなんだか物悲しい。


ありし日の登六庵。かなりの不思議系食堂。こんな感じでゴチャゴチャしてるけど意外と落ち着く。でも名物の昭和カレーは店内の雰囲気とはうって変って素朴な昔ながらのカレーといった雰囲気でけっこう美味しい。嗚呼、登六庵、一体どこへ?


登六庵の前の道を進んでいくと、六甲山上の別荘地帯に入って行きます。背の高い杉並木があって冷んやりとして良い雰囲気だ。


そんな中、今日の目的地である「ヴォーリズ六甲山荘」に到着。ヴォーリズ六甲山荘はちらっと見物して終わりかと思ったら、案内人さんも居てこの山荘の歴史やヴォーリズ建築の特徴や何やかやとたくさんのお話しが聴けて、思いがけず楽しい時間を過ごしました。それを記事にすると長くなるので、その記事は次の回ということで、今回はこれにて閉じます。

どなたか登六庵のその後をご存知の方教えてくださいm(__)m。蒐集した小物のことを嬉しそうに話されていたご主人の姿がなんだか忘れられない。

六甲山上、『 ヴォーリズ六甲山荘 』 を訪ねてみた。

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この記事は、前記事「久々の裏六甲ヒルクライムも登六庵閉鎖にショックを受ける」の続きです。 登六庵の閉店には少なからず動揺しましたが、気を取り直して今回の目的地であった「ヴォーリズ六甲山荘」へと向かいました。

この門は、六甲全山縦走路のコースの道にあるので、10年ほど前、六甲縦走にハマっていた時にこの門の前を通る度に「何だろう?」と気にはなっていましたが、それ以上の関心を持ちませんでした。しかし、このヴォーリズというのが、阪神間モダニズムを代表する建築家、ウィリアム.メレル.ヴォーリスのことであると知った何年か前からずっと気になりだしていたところ、今回初めての訪問とする機会を得ました。ネットで色々と調べたらすぐにどんなものか概要を知ることができますが、今回はあえてそうした予備知識を持たず、とりあえず公開期間であることだけを確かめて行ってみることに。

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場所はここです。この周辺一帯はいかにも高原の避暑地(標高は高いけど)といった風情で気持ちの良い場所です。



門からバイクを押して、木立の中の小道を歩いて行きますが、建物の姿がはっきりと見えません。


と思っていたら、大きい平屋建ての建物の屋根が見えてきました。どうやらあれが目指してるヴォーリズ六甲山荘のようです。


これが玄関か?・・・・。とりあえずバイクを壁に立てかけてと。


屋内に通づる扉が開いていて、スリッパが見えているので、一応ウェルカムな構えになっている様子。「すみませ〜ん」と声を掛けて入ってみた。


屋内はこんな風になっていて、思わず「おおぉ」と感嘆の声を上げた。壁の半分がガラス張りになっていて、明るい木立の庭がよく見える。部屋には古めかしい雰囲気の調度品、重厚な暖炉、そして年月を感じさせる床や梁の木材の質感。これは相当気合いの入った建物であると実感。

そして、屋内には、この山荘の案内をしてくださる女性がお2人いらっしゃいました。この建物を管理している団体のメンバーでボランティアで案内や建物の整理をされているようです。とても丁寧で暖かい歓待と建物の案内をしていただきました<m(__)m>。その節はどうもありがとうございます(^^)/


で、この山荘は一体何なのか、というところに話を戻します。この写真の小寺敬一さん(故人)、甘いマスクの相当なイケメンですね。実業家の一族のお生まれでご本人は関西学院大学の教授(経済学)をされていた方です。この小寺さんが、ヴォーリズ建築事務所に設計を依頼して昭和9年(1934年)に完成した山荘がこのヴォーリズ六甲山荘の由来です。実は小寺さんはこの山荘を建てる前にも、ヴォーリズ設計の邸宅を御影に建てていました。しかし、この旧小寺敬一邸は2011年に入ってから不動産業者によって取り壊されてしまったとのこと。ヴォーリズ設計の個人用邸宅となれば貴重な文化遺産であったはずですが、壊してしまったものは二度と甦ることはない。色々な事情があってのことでしょうが、実に残念でなりません。


こちらが、かのウィリアム.メレル.ヴォーリスさん。先日記事もした神戸女学院の学舎をはじめ、明治末から昭和中頃にかけて阪神間、関西地方で様々な西洋建築を手がけた著名な建築家です。六甲山荘を建てた頃のヴォーリスといえば、日本各地の大学の学舎や礼拝堂、教会や病院といった大建築を数多く手がけ、すでにその名声を確立していた筈です。そんなヴォーリズに一介の個人用山荘の設計を依頼するとは、富豪というのは実に凄いものです。


施主、小寺敬一、設計はヴォーリズということで1934年に建てられてこの山荘ですが、その後、どういった紆余曲折があったのか・・・この山荘は甲南女子大学のセミナーハウスだった時期もあったそうです。しかし、六甲山上での維持管理は難しく、手付かずのままに荒れ果てた状態となっていたところ、「アメニティ2000協会」という団体が、文化財としてのこの山荘の価値を再発見し、市民からの寄付で集めた資金を元に甲南女子大学から買い取り維持管理にあっている、というのがその歴史だそうです。ということを始めて案内人の方からお聞きしました。まさに人に歴史あり、その人の魂を宿したモノにも歴史と物語があるのですね。


玄関からすぐの大きな部屋はリビング兼応接間であった場所です。籐の椅子を初め部屋の調度品は小寺家が山荘として使用していた当時のものがほとんど残っているそうです。暖炉ももちろん現役です。


洋館と言えば、暖炉が象徴的な存在ですが、この暖炉も様々な工夫とこだわりの建材が使用されています。御影石のタイルを貼られた暖炉、ヒノキ板で作られたベンチ。山荘らしく野趣を味わうために節のある板を使っていますが、硬い節の部分もツルツルの平面仕立てにするのは手の折れる大工仕事だそうです。しかし、様々な木材の中でもヒノキは温かみと柔らかさを感じますね。このベンチに座ってみましたが、背筋がシャンと伸びないと座れないのですけど木の肌触りがなんとも心地良かったです。


食堂です。確か小寺さんは4人のお子さんにご夫婦の6人家族。主に夏場の避暑のためにこの山荘で過ごしていたと思いますが、家族全員が必ずこの食堂に揃って食事をされていたそうです。


このヴォーリス六甲山荘では食事を戴くこともできます。今日のランチはドライカレー(700円)でした。食堂からリビングを見るとこんな感じ。他の訪問客も2組来られていました。


ケーキセット(500円)も戴きました。六甲山上の山荘で庭を眺めながら食べる手作りのチョコケーキと珈琲はまた格別ですね。


こちらはご夫婦の寝室です。社交の場でもある応接間兼リビングや食堂は重厚な作りですが、普段の生活の場である夫婦や子どもたちの寝室や厨房、使用人の部屋は軽やかな雰囲気で過ごしやすさを重視したようです。エメラルドグリーンの壁と明るい日光で爽やかな雰囲気となっています。


なんとお風呂は五右衛門風呂。今ではお湯が出るので薪で火を焚く必要はありませんが、往時は2人常駐していたという使用人さんが薪を焚いてお風呂を沸かしたのでしょうね。なんだか時代を感じますね。


こちらは使用人たちが過ごす部屋。和室になっていますね。壁に備え付けの収納式アイロン台。ヴォーリズ設計の特徴でもあるそうです。確かに便利だわコレ。家にも欲しいな。


今度は庭に出て山荘の外観を見て回りました。応接間の白い窓枠、ドア枠は全て木製で建築当時のものが使われていますが、ガタつきもなくスムーズに開閉します。当時の大工の丁寧な仕事があってこそ、築80年の今でも使用に耐えうるのでしょうね。

ちなみに、六甲山上に別荘を持つ・・・なんてのは憧れの一つではありましょうけど、維持管理が物凄く大変と、今回案内してくださった方がおっしゃっていました。標高の高い山の上に建っているということで家屋はまさに湿気との闘いになるという感じです。ヴォーリス六甲山荘は風通りの良い小さな丘に建てられていること、湿気対策のためにしっかりと予算を割いて設計されたこと、等々の事情で築後80年の現在でもほとんど改修することなく使用できているそうです。小寺家の別荘であった頃には夏季以外にも常駐の使用人さんを置いて家屋の維持管理に当っていたそうです。こういうのをブルジョワと言うんでしょうね〜。

ともかく、風通しの良くない谷間に建てられたものや、予算を切り詰めて建てられたものは直ぐに湿気でダメになってしまうそうです。別荘って怖いですね。


山荘をぐるっと周ってみました。




ちなみに、この六甲山荘は宿泊もできるそうです。食事は持ち込みなんですけど、結構安いお値段で泊まれます。アメニティ2000という団体の会員になると、家族や友人などの利用もしやすくなります。BBQやピザ釜もありますよ。ここを拠点に六甲山の観光やトレッキング、MTBやロードで遊び尽くすなんてのは阪神間ならではの愉しみじゃありませんか。やってみようかな。



本日も風強し。風の回廊、須磨田を走るTTトレ。

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このところ風の強い日が続いていますが、須磨田の辺りは風の通り道になっているようで、風の強さが一層激しくなります。また同じ方角を向いて走っていても場所によって、少しの方角の違いによって風の強さが弱かったり強かったり、追い風と向かい風が入れ替わる複雑な様相を成しています。そんな風の様子に合わせてペダルの踏み具合を考えて走りました。

往路と復路ともに序盤は追い風、終盤は向かい風となった今回のTT練。追い風区間で踏み、向かい風区間では抑えて堪える。最後の向かい風の直線は風に負けずに踏み込む・・・と言いたいところですが、ダンシングで身体を起こしただけで向かい風をまともに受けて失速してしまいました。スプリントのダンシングは身体を低い状態に保って踏み込まないといけませんね。

コース   : 須磨田→波田橋→須磨田(TT練)
走行距離 : 13.49km
走行時間 : 22分11秒
平均時速 : 36.5km/h
最高時速 :  52.0km/h
平均CAD :  95rmp

5月に入れば、TT練は本番を想定して2回目、3回目を組み入れて走ろうと思います。


TT練を終えた後は湖岸をリラックスして走りました。千丈寺湖の春をそこらに感じながらゆったりと。

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通勤時の風景その7 〜JR道場駅付近にある工場の妖しい魅力〜

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今日は「昭和の日」ということで、せっかくの祝日なのですが、朝からの雨・・・雨・・・雨。

天気予報では雨のやむ間もない感じなので今日は自転車に乗れそうにないかな。

ということでブログ用に撮り溜めた写真の中から何点かの小ネタ記事を綴っていくとしましょう。

写真はいつも通勤輪行で走る武庫川沿いの道。JR道場駅付近の風景です。

青々と生い茂る緑の濃さが良い感じに桜の後の春といった風情ですが、今回の注目は橋を渡った川向うに見える「工場」です。

そう、今回の記事はいわゆる「工場萌え」の話。といっても、もともと私にそちらの趣向はありません。

ただ、いつもの駅前にあって何となく見過ごして工場プラントに何気に目を向けてみると、何やら妖しい魅力を感じ始めたようで・・・。

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こちらはいつもの道場駅前。

小径車KHSを輪行袋に包み電車に乗り込んで宝塚までの僅かな通勤時間を過ごす訳なのですが。


三田、篠山方面行きの普通電車が入ってくるホーム越しに見える工場施設群。

なんのこともない見慣れた風景ですが、妙にあの緑色をした貯蔵庫?なんだかよく分からない機械的な構造が気に入ってしまいました。

そこで後日、時間のある時にこの工場の周囲を散策してみるとこに。


JR道場駅のそばにある工場のプレート。なるほど、チタンを造る工場なんですね。

ちょこっと調べてみると、塗料の顔料として使用される「酸化チタン」をメインに製造している工場らしい。

我々自転車乗りと密接な関係がある金属素材としてのチタンとはまた用途が違うらしい。

このアルミっぽいネームプレートと錆錆のボルトくらいはせめてチタン製したら良いのに。


工場の正面口。重ね置かれたスノコが良い味出してる。今は開業時間前で工場も稼動しておらず、ひっそりとしていますね。

従業員の方の僅かな出入りがあるくらい。そう言えば平日の日中にここに来ることないから工場が稼働しているときの様子は知らないな。


駅前通りから見て工場の中で一番目立つ建造物。

3本のタンク(?)に1本の塔ーと、コマの形をした濾過装置のような建造物、そしてそれらを繋ぐ階段。

細かく見ると、たくさんの配管や鉄骨、黄色に塗装された手摺、それらが工業製品製造という目的と秩序によって整えられている(当たり前か。工場だもん)様には確かに機能美を感じます。


工場の裏に回って眺めてみると、こちらも凄い。コンクリートの台の上にあるフラスコのような形をした建造物は溶鉱炉かな。

建物の用途や意味は全然分からないけど、何だか凄い迫力だ。昔プラモデルで作った戦艦の構造群のよう。


更にフォーカス! 黄色いのは手摺で、それ以外は構造物を支える鉄骨や配管ですね。

あれだけこんがらがっているのにそれぞれにちゃんと意味がある(筈)ところが不思議というか。


別の角度から。工場にもっと接近できれば色々な角度の写真が撮れるんだがなぁ。


工場といえば、敷地内にあるお社さんですね。赤い鳥居が印象的です。

従業員並びに工場全体の安全と商売繁盛の祈願、あるいはこの工場の作業中に事故で亡くなられた方(あくまで推測ですが)を祀っているのかもしれません。


さて、宝塚駅に到着。これからKHSで職場までひとっ走りです。

OGK・KABUTO レジモスの再塗装

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雨の休日の記事第二弾。こちら、2012年に購入し約2年間、私の頭部を守ってくれたOGK・KABUTOレジモス。

はっきり言ってもうボロボロです。靴と同じで、いっつも同じの使っていると傷みが早い。

樹脂の割れもそこそこに目立ちますが、何が酷いって色褪せ具合。

もとは「トースレッド」という、赤黒白という3色を配したカラーリングでしたが赤色がすっかり褪色してしまい、全体的に白っぽくなってしまった。


これがもともとのカラーリングですからね。

赤色の色褪せが一目瞭然です。

まぁ、2年以上も使い込んだ訳ですし、KOOFUという新しいヘルメットも買ったことので、このままでも引退ということでも・・・。

と思っていましたが、もうひと花咲かせてもらいましょう。

サイト巡りをしているうちに、ロードバイク用ヘルメットの再塗装に関するブログに辿り着き、手軽に出来そうな感じなので、素人塗装でどれくらいの感じにまでなるのか実験的に試してみましょうということで、レジモスの再塗装にチャレンジです。

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揃えた道具は、マスキングテープ大小。

カラースプレーとクリアー塗装スプレー(どちらもコーナンの安物)、そしてサンドペーパー。簡単でしょ。

カラーは一番簡単そうなブラックをメインに、リアバックだけ赤色にしようかな。ま、実験なんであまり難しいことは考えずにトライしてみます。

まずは、中性洗剤で樹脂の油分を取り除きます。そして乾いた後にサンドペーパーで軽く樹脂面を擦り、スプレーカラーが定着しやすい状態にします。


そしてこの作業に骨が折れました。マスキングです。

レジモスの特徴であるカーボン部分と発泡スチロール部分はカラーリングしないのでマスキングテープを貼ってスプレーがかからないようにします。


空いた時間にコツコツとテープを貼っていくこと合計数時間。

ようやくマスキングテープを貼り合えたところでようやくスプレーでの塗装です。


途中の作業は省略していきなりの完成写真です。

カラースプレーやクリアーは二度塗りを加え、しっかり塗装を乾燥させて完成しました。

さすがに近くで注目して見られると素人塗装があっけなくバレてしまいそうですが、遠巻きにしたり、人のヘルメットの塗装など気にもとめない方ならもともと黒塗りのヘルメットであると思われるかもしれない程度の出来栄え。

自分の感想としては、思ったよりも良く出来たと思う。


真っ黒なのも芸がないと思い、リアは赤色で塗装。

もう少し暗い感じの赤にすれば良かったとは思うけど、まぁまぁな出来栄えかな。

このヘルメット自体年季が入ってきているので、もう長い期間使用できる訳ではないけど、塗装実験自体は成功ですね。

遅い午後からのツーリング。行く先は新緑を纏う野間の大ケヤキ。

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千丈寺湖畔の道で

いよいよ今年のGWが始まりました。私の仕事的に休日はカレンダー通りなので、これから4連休です(^^)/

午前中から午後にかけて家の用事があったので、15時半になってようやく自転車に乗る事ができました。

暗くなるまで、あと3時間もないかな。いつものTTトレか千丈寺湖ぐるぐる練にしようかと思いましたが、天気も良いし久しぶりに遠出をしようということに落ち着きました。

「じゃあ、どこに行こう?」ってことですが、ブロ友さんのブログで再々お見かけする 「野間の大ケヤキ」 が新緑になっていて綺麗だということで久しぶりに詣でることにしました。

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鉄板の隙間に物落とさないように・・・

快調に漕ぎ出したと思ったら久しぶりのパンク。出先でのパンクはいつ以来だ。もう覚えてないや・・・ってほど前。

でもって、しっかり予備チューブとポンプ携帯していたので事なきを得ました。持参してなかったら悲惨なことになってた。

高平の大船山

こちらも見事。高平の大船山。煙が至るところで上がっています。あぜ道の雑草を焼いていました。そして、高平地区はぼちぼち田圃に水を入れ始めていて、水田に緑の山並みが映って綺麗でした。

もういきなり知明湖

高平から、大坂峠を経て道の駅「いながわ」、阿古谷から民田の集落を抜けて知明湖、龍化渓谷へ出てきました。

向かい風だったり写真を撮ったりで、ここに来るまで意外と時間がかかってしまいました。


龍化吊り橋。山に挟まれた場所はもう日が差さなくなってしまいました。ここから野間の大ケヤキまであとひと踏み。ペースを上げていかないね。


一庫ダム湖岸の道は細かいカーブが多いですが、気持ち良く走れる道です。周囲の山並みの新緑が目に優しいなぁ。

おぉ、なんだアレは!?

と思ったら、妙見山ケーブルでした。そういえば一度乗ったことあるな。見た目ほど急勾配ではなかったような。


最近、「北摂里山なんちゃら・・」っていう標識や看板がやたらと目に付くな。詳細を知らないけど、北摂の自治体が協同で各地域の名物を紹介したりしているという感じ。

こういうの結構好きなので、いつかこの里山街道を巡るツーリングというのをやってみよう。淡路島も一島あげてこういう企画したら面白いのにね。


なんとか明るいうちに「野間の大ケヤキ」に到着です。冬に訪れた時はすっかり冬枯れでしたが、春になってしっかり新緑が芽吹いている。結構いい御歳なのに、まだまだお元気なことで何よりです。


薄らと夕日を浴びながら。


菜の花と大ケヤキ。


老いてますます盛んといった感じ。


樹齢1000年の大ケヤキ。1000年って!?

1000年前っていうと、西暦1014年。日本史だと公家の藤原氏が摂関政治で幅を効かせていた頃ですね。そんな頃から生きてきた大ケヤキ。大風や落雷、戦乱(こんな田舎はあまり関係ないか・・)といった幾多の危険を乗り越えて今ここにあり。なんと神々しくも堂々とした姿でしょうか。その逞しい生命力にあやかりたいものです。

すっかり日暮れの一庫ダム

今日は遅い時間からのツーリングになりましたが、新緑の野間の大ケヤキに会うことが出来て満足満足。

カンパ・バレットウルトラとフルクラム・レーシングゼロの走り比べ。須磨田TTトレーニング

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スズカ8時間エンデューロまでちょうど2週間となりました。いよいよ本番が迫ってきました。

そこに向けて集中して練習ができるのはこのGW中ということですね。今日も快晴、練習日和ということで、須磨田TT練に励みます。

今回、スズカのために50?ディープリムのバレットウルトラをマドン6に履けるようにしました。そこで、せっかくなので同一フレームで、カンパ・バレットウルトラとフルクラム・レーシングゼロと履き比べて、平坦地での両ホイールの特性の違いを体感してみるなんて遊びも組み入れてみました。

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1走目はバレットウルトラCULTから。

コース   : 須磨田TTコース1st
走行距離 : 13.48km
走行時間 : 22分11秒
平均時速 : 36.5km/h
最高時速 :  47.1km/h
平均CAD :  94rmp

今日も風が強く、気象情報によれば風速4〜5m。立ち止まっていても風がそこそこ吹いているのが分かるので、自転車を走らせると風の流れが壁となって自転車の推進を阻害している感じが強まります。最近、どうにも風強すぎやろ〜。

前回の記録を上回るよう追い込みましたが、結果はまさかの同タイム。最後2Kmを残してave37を維持できたのですが、最後の逆風区間で粘り切れずに沈没。風が悩ましいですね。

(バレットウルトラ、平坦地での印象)
比較的強い風が吹くなかでの走行となりましたが、平坦地での速度の出しやすさ、維持しやすさという特性がレーゼロとの比較でより鮮明になりました。

50?のリムが風を切り裂いてグングンと伸び進んで行く感じが強く、かつ高速を出して維持するためのぺダリングに専念できるという印象です。重量がある分だけ漕ぎ出しが重く、ダンシングで思うように加速できないという問題もあります。

TT練では自分では追い込んで走っているつもりでいても、「もっと速度出さんかい!!」「わしゃもっとスピード出したいんやで!!」とバレットに怒られているような気になります。そして、ホイールに背中を押されてついつい頑張ってしまうような、踏み込めば踏み込んだ分だけ、しっかりと反応してくれる高速仕様のホイールという印象。

下りや追い風基調になった時には50Km/h出るとこもありますが、その時はホイールが風を巻き込んでゴォォォォーーーーとすごい音で啼きます。まさに「これや、この感じや!!」ってホイールが大はしゃぎしてるみたいに。

しかし、私の脚力では平坦地を普通に50Km/h巡航するのは無理。せいぜい巡航速度範囲は40Km/h±3Km/hってところでしょう。


2走目はレーシングゼロで走ります。本番を想定して1走目から40分ほど時間を空けて休息を取りました。



コース   : 須磨田TTコース2nd
走行距離 : 13.47km
走行時間 : 23分24秒
平均時速 : 34.5km/h
最高時速 :  43.9km/h
平均CAD :  84rmp

1走目の後ということで疲労は残っているのですが、それ以上に気持ち的に追い込んで走ることができずに終わりました。心拍計がないので、どれだけ追い込めたかという数値はないのですが、明らかに1走目より楽に走り終えてしまいました。ホイール特性云々というよりも、全力を尽くすという気持ちの問題の方が大きいような・・・。

(レーシングゼロ、平坦地での印象)
ホイール重量1410gということで、踏み出しが軽い。バレットで走った後だけにそれを如実に感じる。瞬間的にケイデンスを上げて速度を上げやすいけど、バレットほど速度の維持しやすさはなく、脚を回すのをさぼるとすぐに失速。重いギアを高ケイデンスで回せないと高速を維持できない感じ。今回はちょっとタレていたのかケイデンスが上がらずスピードも乗らずってな感じになってしまった。

バレットが「もっと脚を回せ!」「もっと速度出せ!」と追い立ててくるホイールだとしたら、レーゼロは「もっと気楽に楽しもうぜ」「速度もほどほどでイイよ。無理すんな」と優しく囁きかけてくれているような気の良い相棒のような存在。本来はそんな筈はなくて、もっと硬派なホイールの筈なんですけど、バレット履いて追い込んで走った後だけに余計にそんな風に思うのかもしれない。もっと追い込んでいかんとアカンですね。

で、こちらのホイールは巡航速度範囲はこれまでの感覚からも37km/h±3Km/hってな具合ですかね。

インプレにもならない簡単な感想ですけど、今回の走り比べで平坦地を走る上でのディープリムホイールのメリットをはっきりと実感することができました。やはり今回のスズカはバレットの一択だな。

こんな自転車も持ってました。超小径車、ルイガノ・LGS-CM

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今日は朝から雨ということで、ブロ友さんたちのブログを読んでいました。すると、imurinさんのブログで、KOMAっていう極小ホイールの小径車が登場しているではありませんか。

実はKOMAではありませんが、輪行通勤をするために同じような小径車を数年前(ロードバイクにハマるよりも前だなぁ)に買いました。それが写真のルイガノのLSG-CMという自転車です。有名なパシフィック社のキャリーミー(CM)という小径車のルイガノOEM製品です。

その後、色々な自転車を買い、LSG−CMはお役御免となってお蔵入りしていた状態だったのですがimurinさんの記事を読んで久しぶりに乗ってみたくなったという訳です。雨も止んだ夕方頃、パンを買いに近所のお店に行くのに久しぶりにLSG-CMを引っ張り出してみました。

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ウッディタウンセンチュリー大橋にて

車輪小さいでしょ。

何インチって言うんだろうね、このサイズ。わかんないや。

こういうのに乗ったことのある人は知っていると思うけど、こんな小さな車輪でも案外よく走るんです。もちろん、“見た目よりは”っていうことですが。

ギヤ比が大きいから、そんなに脚をクルクルと回し続けないと走らないってこともなく、けっこう普通に走れるもんです。構造上の問題でハンドルがやたらクイックで挙動が落ち着かないという欠点はあるけど、それを我慢すれば、平地をゆったりと走るのに大きな問題はないです。

ただ自分的にはサドルとハンドルの距離が近く上体をかなり起こした格好で乗らないといけないのは辛い。ステムがアヘッド式で交換できるので、より長く、角度も下げて、前傾姿勢を取れるようにしてもいいかと思ったり。

どどーんと恰好を付けてこんな角度で写真撮ってみた


でも這いつくばって写真撮っているので通行人が来たら恥ずかしいぞ。急いで写真を撮ったのでピンボケになってる。

この手の極小小径車にはもちろん弱点があって、列挙すると、坂道に弱い、段差でつんのめりそう、空気圧高くて車輪が小さいから振動がガタガタと大きい、ダンシングは危険、とまぁ色々とあるわけで・・・。

それと道行く人に必ず注目されます。それが嫌な人もいれば、 「へへぇ〜いいだろ」 なんて誇らしげに思う人もいるんでしょうね。注目されるってのが長所か短所かは人それぞれ。

実際、今回も少し近所を走らせただけで、通り過ぎた人たちが「何あれ?」って話す声が聞こえてきました。意識過剰じゃないですよ。横を通り過ぎていく車に乗った少年も「え!?」って顔してこちらをマジマジと見てました。

そういうのが、ポジティブな意味での「え、何あれ!?カッコいい(カワイイ!)」なのか、「え〜何あれ〜〜〜(変なの〜)」って奇異な物を見るような目で見ているのか・・・それは分かりません。いや・・・多分後者じゃないかな・・・・。被害妄想かもしれませんが、そんなこともあってお蔵入りになってしまったのかもかも。

残念、ちょっとピンぼけ

でも久しぶりにコイツに乗ってみると、これはこれで楽しいぞ!ってことを再確認。

家の周辺はゆるやかな坂はあっても激坂はないし、道も綺麗だし、ちょっとそこまでの買い物にコイツに乗って夜風に触れながらツラツラ〜って行くのは悪くない。うん、悪くないぞ。これから近所にビール買いに行くのはコイツで行こう。

LSG-CMなんて、ただの記号で呼びにくいから、コイツに何か名前を付けてやりたくなった。って買ってから何年経っとるねん、って感じですけど、これからまたこの自転車との新しい付き合いを始めたくなった、そんな感じです。

んー名前何てつけようかなぁ〜。


一応、折り畳み自転車な訳で。軽い(8Kgだよ)し立て置きでコンパクトなんだけど、折り畳み、持ち運びはKHSの方が上をいくのは不思議。まぁ、今のところ近所をぷらっと回る以外の役割もなさそうだから折り畳む必要もないんだけどね。


すっかり暗くなってしまったけど、パンプキンっていうパン屋に閉店ギリギリで入ることができた。店の前で写真撮ってたら、店員の可愛い娘さんが怪訝な感じでこちらを見てた。ゴメンなさい。貴重な閉店前のお客さんですよ〜。

食パンを買いにきたけど、いつもの普通のはすっかり売り切れていて唯一残っていたのが「クレオパトラ」なんていう御大層な名前の食パンだけ。でも、いつもの食パンも「公爵」なんて名前で不思議なネーミングなんだけどね。

流石にクレオパトラは女王様なので値段も高いけど、仕方ないのでそれを買って帰りました。明日の朝食だな。

あ、そうだ。唐突だけど、LSG−CMの名前決めた。「クレオパトラ」 にしよう。通称「クレオ」だ。うん、気に入った。意味もなくゴージャスな感じなのが良いじゃないか。実はその時に買った食パンの名前でした、っていうオチもなかなかよろしい。

ということで、これからは極小小径車のルイガノちゃんの名前は「クレオパトラ」ということでよろしくです。

長らく乗っていなかったこともあって、色々な箇所に小さな不具合を感じる。まずはその辺りのメンテに取り組んでみようかな。BBやこのホイールのハブなんてどうなっているんだろ。ブレーキの感触もイマイチだしキャリパーは交換できるのかな・・・なんて考え出したら、色々と弄りたくなってきた。

さて、どうしたもんだか。

クレオ号で巡る芦屋川周辺ポタ。

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GW最終日の今日は、仕事で長らくお世話になっている大学の先生のお自宅でのお食事会に招待されたので、御影まで行きます。今日はKHSではなく、クレオ(ルイガノ・LGS-CM)で輪行して持ってきました。

その会が始まるまで少し時間があるので、阪急芦屋川駅を下車して、芦屋川沿いに海辺までクレオでぶらりと走ってみることにしました。駅前の広場では六甲山に向かうハイカーで溢れかえっていました。今日は快晴で少し涼しく感じる風が吹くという最高の天気です。

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阪急芦屋川駅を少し六甲山の方に上がったところにある橋です。川沿いに左の道を登っていくのが六甲山への道。橋を渡って急坂を上っていくのが、ローディご用達の「ライト坂」と呼ばれるヒルクライムコースです。


急坂を上ってすぐの所にあるのが、この「ヨドコウ迎賓館」です。世界の近代建築三大巨匠の一人と呼ばれるフランク・ロイド・ライト(1867〜1959)の設計であることが有名です。

これがあるから、ここからの長い登坂路を通称「ライト坂」と呼ぶのですね。


入場料を払わなくても建物の玄関口までは入れます。今日は時間がないので建物の中の見学ができないのは惜しいことですが、後日の楽しみにとっておくことにしましょう。

旧山邑家住宅であるヨドコウ迎賓館は、ライトが設計した建築物として日本に完全な形で現存する唯一の作品だそうです。そして国の重要文化財にも指定されています。


ヨドコウ迎賓館からの眺望。少し小高い丘の上から芦屋市街地から芦屋浜までの風景が一望できます。


芦屋川の河川敷まで下りて、土の道を走ったり手で押して進んだり。


河口付近までやって来ました。芦屋川の駅から5Kmくらいの距離かな。カヤックの練習をしている若者たちがいますね。芦屋川の川の水はまぁまぁ綺麗な感じでしたが河口部の水はお世辞にも綺麗と言えるものではありませんでした。

向こうに見えるのが阪神高速湾岸線と、それに併走する兵庫県道573線鳴尾浜芦屋線です。自転車でもあの橋を登っていくことができますよ。


湾岸線を越えた辺りの埋め立て地は芦屋市総合公園となっていて、芝生の広場やグラウンド、BBQ会場、浜辺などがあり家族連れで大賑わいでした。

写真の場所は公園の先端です。この一帯では海釣り公園のように大勢の釣り客が釣り糸を垂らしています。


今度は六甲山の方へ向かって戻って行きます。埋め立て地と本土(なんて呼ぶのがいい?)を繋ぐ橋の上からの風景。それにしても威風堂々の六甲山系の連なりですね。


芦屋川沿いの地域は有名なレトロ西洋建築が並ぶ一体でもあります。そこもふらっと見て回ることにしました。

ロマネスク様式の芦屋警察署。旧庁舎の玄関とファッサード(建物正面のデザイン)を建て替えの新庁舎に保存したものです。


玄関の正面にあるミミズクのレリーフが睨みを利かせています。フクロウやミミズクは夜行性。夜も目を光らせて治安を守るという象徴でしょうか。それにしても、これほど大胆に動物をシンボリックに使用した公官庁の建物を見たことがありません。


カトリック芦屋教会。こちらも素敵な建物です。正面の花模様のガラスが綺麗ですね。


芦屋川沿いの芦屋仏教会館を背景にクレオ号。こちらの建物も背景のある歴史的建造物ですので、また後日ゆっくり見学してみたいです。


阪急芦屋川駅付近、芦屋川沿いにある洋菓子屋さん「ダニエル」に立ち寄りました。芦屋のイメージそのままに上品でお洒落な雰囲気のお店でした。


カヌレという焼き菓子が人気のようです。手土産として購入しました。形こそ焼売のようですが、しっとりとした味わい深い焼き菓子で色々な種類があり、どれも大変美味しかったです。


阪急電車の線路沿いに阪急御影駅方面に向かいます。ここらあたりは、なんとも爽やかな街路樹と花いっぱいの素敵な街並みでした。


食事会を終え、輪行で三田まで戻ってきました。三田、武庫川沿いに見える西の空。今年のGWの終幕を飾る素晴らしい夕焼けでした。

スズカまであと10日。平日早朝の須磨田TTトレ。

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千丈寺湖畔、末東天満神社にて

5月18日開催のスズカ8時間エンデューロまであと残すところ10日となりました。

カレンダー通りの仕事なので、次の土日が追い込み練習の最後。残りの平日は自転車通勤で適度に体を動かして体調を整えるくらいとなるでしょう。

木曜日の朝は仕事の都合で朝方に少しだけ余裕があるので、ひとっ走り行ってきました。

コース   : 須磨田→波田橋→須磨田(TT練)
走行距離 : 13.49km
走行時間 : 23分41秒
平均時速 : 34.2km/h
最高時速 :  42.2km/h
平均CAD :  91rmp

立ち止まっていると風がそんなに吹いているようには感じなかったのに、走り出してみるとずっと逆風のような抵抗感を受けているように感じる嫌な展開。

逆風区間があれば、追い風区間もある筈なのに、今日は追い風の恩恵をほとんど感じなかった・・・。

起き抜けで脚が回らなかったせいなのか、練習を始めてから一番の低調な記録でした。まぁそんなこともあるさ、とあんまり気にもしてませんけどね。次の土日に頑張りますよ。

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東末天満神社の狛犬

高平の売布神社の狛犬もそうですけど、この地域にはお猿(というか狒々?)の顔をしたような珍しい狛犬が多いです。

ポタポタさんとの須磨田TT朝練。やっぱり今日も風はキツかった(+_+)

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ついにスズカサーキット8時間エンデューロへ向けての練習、最後の土曜日となりました。来週の土曜日は本番前日のため軽く回すだけで追い込み練習はしません。

今日はいつもブログにコメントを下さる地元ローディ、ポタポタさんに練習にお付き合いいただいての須磨田TTトレーニングです。

2台ともバレットウルトラを履いてガッツリ平地練習モードですね。

それにしてもここ最近の須磨田の風の強さは可笑しい。天気予報で調べたら北西(からの)の風9メートルでした。

須磨田から波田橋までのコースはカタカナの「レ」を上下左右逆にひっくり返したようなコースです。

このコースは山と山に挟まれた狭隘部の平坦路を行くために、風の通り道をそのまま走るような感じになってしまいます。

追い風区間はグングンと進むが、逆風区間ははサイコンを見るのが嫌になるほどバイクが進まなくなってしまう。

コース   : 須磨田TTコース1本目withポタポタさん
走行距離 : 13.49km
走行時間 : 23分01秒
平均時速 : 35.2km/h
最高時速 :  52.9km/h
平均CAD :  94rmp

コースの風の状況はこんな感じ。
逆風(北方向)→逆風→逆風→順風→順風→順風(武庫川沿い)・・・折り返し・・・順風→順風→逆風→順風→順風

こんな訳の分からん風の最中、ポタポタさんの前を牽き続け、可能ならば引き離そうと踏み倒しましたが強風のため高速巡航を維持できずに全くの無理でした。逆風区間は無理をせずに体力温存へシフト。でも逆風は苦しい・・・。

そんな中、ドラフティングでピッタリとくっ付いてくるポタポタさんは、脚を止めてチャラチャラとラチェット音を響かせプレッシャーをかけてきます。(+o+)

ならば、追い風区間でスプリントを掛けて・・・と思って一気呵成に加速、引き離しに成功したかと思いきや、後ろからバレットのゴォォォ〜っという風を切る音とともにポタポタさんの駆るピナレロ・パリ号に一瞬の間に差し返されてしまいました。

しかし、あきらめず2発目のスプリント発射!!と再度踏み込みましたが、時速40Km/hちょいしか出ないという体たらく。

あ〜あ、もう1発目の発射ですっかり売り切れてしまった感じ。

1回目のTTを終えて、ポタポタさんと青野ダムサイト公園でまったりと話し込んだ後、明日の練習を約束して別れました。

そして、今度は単独で同コースに再挑戦。さっきのタイムを越えることが目標です!!

コース   : 須磨田TTコース2nd 単独走
走行距離 : 13.49km
走行時間 : 23分51秒
平均時速 : 33.9km/h
最高時速 :  47.4km/h
平均CAD :  92rmp

って、さっきより風キツクなっとる〜〜〜無理ぃ〜〜

それでも追い風区間は時速50Km/h前後の巡航(どんだけの追い風やねん!!)で踏み込みましたが、追い風のメリットよりも向かい風のデメリットの方が遥かに大きく、タイム的には沈没でした。

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エス・コヤマは魅惑のワンダーランド!?三田・ウッディタウンポタリング前篇

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今回は私、fumitaroが暮らす街、三田市の住宅街「ウッディタウン」を自転車で巡ってみようということで、五月晴れの土曜日の午後にウッディタウン内の名所をぶらぶらと巡りながら小径車で走ってみました。

と、その前に三田市のウッディタウンとは・・・

三田市街地(JR三田駅付近)から、北東におよそ4Kmの丘陵地帯に開かれた新興住宅街です。1987年の街開きから27年経ち、現在のところ、人口は約3万3千人を数える緑豊かな阪神間有数のベッドタウンです。

とまぁこんな概要で間違いないでしょう。

写真のMAPがウッディタウンを示しています。ウッディタウンは、けやき台、ゆりのき台、あかしや台、すずかけ台、という町名に樹木の名前をあてた4つの町があり、赤線で示された1周6.9Kmのリング道路でその4つの町を通りながらぐるりとウッディタウン内を1周することができます。

今回はこのリング道路を中心に走りながら、ウッディタウンの街並みを紹介するポタということでよろしくお願いします。

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JR新三田駅前からスタート

ウッディタウンの東、武庫川河畔にある公共交通機関の中心「JR新三田駅」。電車で宝塚に約20分、大阪都心に約40分というアクセスで、便数も多く、都心からの終電も遅い時間まであって、都市部とのアクセスは結構良好。

ただし、この新三田駅前にはバスのロータリーとタクシー乗り場、コンビニと駐車場、駐輪場、そして田圃以外な〜んもありません。JR三田駅前は駅前の賑わいが多少なりともあるので、そのギャップに驚くかもしれません。いきなり田舎の駅になったという印象を受けます。

武庫川に架かるえるむ橋

JR新三田駅から西へ進むと武庫川に架かるえるむ橋。正面に見える丘陵地帯(ウッディタウン)に向かって多くの車が走って行きます。


ウッディタウンの東の入口。お城で言えば大手門にあたる場所といってもいいでしょう。

けやき台中央公園

えるむ橋からの緩い登り坂を登り切った場所に広がる「けやき台中央公園」。綺麗な芝生が広がる住民の憩いの場です。


少子化が叫ばれる我が国ですが、ウッディタウンは子どもが多く、休日ともなれば公園で元気に遊ぶ子どもたちの姿があちらこちらで見られます。


小さなお子さんを公園に遊びに連れて来ているお若い夫婦も多いです。そういう世代がここに転居してくるので子どもが多いのでしょうね。私もそうですが、阪神間都市部から越して来られる方が多いです。


ここからリング道路に入ります。ウッディタウンをぐるりと反時計回りに走って行きます。

ここはけやき台、街路樹はもちろんケヤキです。落葉樹のケヤキは新緑の淡い色合いで日光によく映えますね。ツツジも満開です。


けやき台中央公園の丘陵部に立つけやき台タワー。ぐるりと1周してきた後に登ってみることにしましょう。


けやき台の住宅地。黄色い壁の建物はパン屋さんです。パラソル席などもあって小洒落た雰囲気です。


ウッディタウンから東を見た風景。メタセコイヤ並木が美しい。

写真左側に見える山はこのブログでも再々登場する千丈寺岳。千丈寺湖畔に聳える標高590mの山です。堂々たる山容ですね。


ウッディタウンを南北に分かつ平谷川に架かる橋。


橋の上から西の方向を見ると平谷川に沿った遊歩道が見えます。ここを走るのも気持ち良いですよ。


橋の上から東の方向を見ると三田市広野の風景が広がります。住宅地と田畑、そして遠景の山並み。


橋を越えて、ゆりのき台に入ると、いよいよ「エス・コヤマ」の建物が見えてきます。


ここはメインのパティスリーです。多くのお客さんがお店に入れずに行列が出来てしまっています。

今日は土曜日なのでたいへん混み合っていますが、平日でも同じような感じにも思えます。もうガッポリガッポリでしょうな。


踊るようにステップを踏みながら交通整理をする警備員さんに駐輪場に誘導されます。なんと言うか、見ていても楽しい見事なステップを踏まれます。さて、ではここで自転車を留めて「エス・コヤマ」巡りを楽しんでみましょう。


パティスリーの中です。お客さんで一杯。買う方も売る方も必死って感じ。活気がありますね。


エス・コヤマの敷地にはいくつかの建物があり、ここにはパンやマカロンの売り場が入っています。


マカロン売り場。まるで宝石を扱っているお店のような雰囲気です。


美味しそうなマカロンが並んでいます。良い値段しましたが、お土産に6個ほどお買い上げ。


ズラリと並ぶジャムの数々。


パン売り場でパンのお買い上げ。どれも美味しかったなぁ〜〜。オリーブ漬けが入ったパンがあるのですが、こんなの初めて食べた!!って味で感激。ピザのようなパンも白パンも大満足。


ガラス張りのバウムクーヘン工房。棒に突き刺さっているローラーのようなものがバウムクーヘン。こうやって作るんだ。


この石積みの建物はショコラ工場とショコラ売り場です。何やら高級感漂う看板が置いてありますね。


この重々しい扉の向こうにショコラ売り場があるのですが、ここにはよう入りませんでした・・・。


謎の階段を登って行くと・・・


ショコラ工房の屋上に出ます。ベンチもあってひっそりと休憩できる秘密の空間になっています。


パティスリーの庭園には遊び心がいっぱい溢れています。


子どもたちもこの庭での遊びに夢中。

この庭園で子どもたちが元気に遊び回る姿はパティシエの小山さんが願っていたものそのものでしょう。


「ん〜楽しいぞ〜」


「ようこそ、いらっしゃい。美味しいケーキが焼けてるよ。」


なんだコレは!?暖炉??・・・ってあんまり固い頭で考えちゃいけないのね。


ハイ。ひと休みひと休み。


ってな感じで、随所に遊び心溢れるパティスリー「エス・コヤマ」は単なる洋菓子屋さんではなく、見て食べて回って楽しめる小さな遊園地。
ここにはまだまだ隠された秘密がたくさんありそうですね。

→ウッディタウンポタ後篇に続く。

地元民ポタポタさんと走る三田・高平、木器の里 

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大歳神社

快晴の日曜日の早朝、スズカに向けてのトレーニングとして高平でポタポタさんと一緒にTT練習をする予定でしたが、予想外の交通量の多さにTT練習を断念。そこで、高平地区木器の出身であるポタポタさんに、地元民ならではの逸話や地域の名所の案内を受けならがのんびりポタリングに変更しました。

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大歳神社の境内にあるケヤキの大木。ポタポタさんによると、あまり有名ではないけど隠れた名木だそうで、高平の名木20選にも選ばれています。たしかに樹勢の豊かな立派な木です。

樹好きの私にはたまりません(#^.^#)


今は田植えの準備真っ盛りということで羽束川の水も濁っていますが、この川ではなんと鮎も釣れるそうでびっくり。


小麦たなびく小麦畑の向こうに大船山(おおふなさん)。高平では稲作も盛んですけど、小麦栽培もすごく盛んなんです。小麦が実って黄金色に輝く風景もまた素敵です。

背後に見える山は高平地区のシンボル大船山。地元では「おおふなさん」と呼ぶそうです。地元の方でないと知り得ない情報ですね。


ポタポタさんのヒルクライム秘密特訓場。激坂に加えて落ち葉で滑りそうでとても危険な道でした。ここで坂練習は厳し過ぎるでしょう。


所変わって、こちらは高平地区木器の興福寺からの風景。羽束山(はつかさん)は木器住民の大事なシンボルで、引き合いに大船山を揶揄することもあるとか。大船山と羽束山を巡る地元住民のやり取りはリアルで興味深かったですね〜。


「ほら、あそこに二重の塔が見えますよ」とポタポタさん。
目を凝らして見ると確かにありました。あんなところに二重の塔があるとは・・・。後で登ってみようということに。


伊丹市野外活動センター近くの芝生公園。とても爽やかで、まるで信州の高原公園のような雰囲気です。


木器の長閑な間道をのんびりと走ります。


県道37号線、切詰峠から高平に下る坂道の途中にある蓮花寺の山門。豊臣家からの寄進という謂れのあるものらしいです。この山門を護る木造の仁王像は鎌倉時代の作という由緒あるものですが凄い迫力です。


山門から奥に進んでいくと、さきほど見えた二重の塔があるのですが、そこに行くまでにはこの激坂を登らないといけません。しかしSPD-SLで登るのは怖い(もし足を着いた時に滑ってクリートを一発で駄目にしそう)。SPDなら足つき時にも安心なのでなんとか登れそうな傾斜です。


境内に入ると新緑のモミジと多宝塔がお出迎えです。ここには初めて来ましたが高平にこんな場所があったとは初めて知りました。ここまで来るには少し頑張らないといけませんが、その価値のある場所だと思います。


茅葺の屋根が由緒を感じる古めかしい二重の塔(多宝塔)です。江戸時代に建築されたものらしいですね。


境内はモミジがとても綺麗で朝日に照らされて輝いていました。紅葉の季節にはどのような色づきを見せるのかも楽しみです。
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