さて、今週の日曜日。全国的に猛暑日となり、多くの方が熱中症となり大変な一日でしたが、私fumitaroは表題の通り、苦手な下りカーブを克服するべく、グリーンピア三木のサイクルコースにまたもややって来ました。公道で下りカーブの練習なんて危険でできないのですが、ここの下りカーブは幾何かの料金を払ってでも練習しにくる価値があるのではないか、と思います。
そういえば、グリーンピア三木は私が小学生だった頃に遠足で来たことがあるのですが、たしか当時は孫悟空のモデルとなったという(今回の記事でキンシコウをwikiで調べたら、それは都市伝説みたいなものでウソだったらしい驚)金糸猴で有名でした。ってことはここには動物園もあったのか・・・。
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14日のエンデューロに向けて、ということが主目的なんですけど、特に今日は 『下りカーブを曲がる』 ということを主眼に置いての練習です。「下り」コーナリングが得意な人、苦手な人、得意も苦手も無理をしないので分からないという人、色々な方がいると思います。
私は完全に3つめのタイプでした。ロードバイクではツーリング主体の遊び方をこれまでしてきたので、下りカーブは安全第一がモットーでした。『下りで無理をして怪我をしても仕方ない』という考えが基本にあるので、道路の左端に沿って無理なく曲がれるようなコーナリングの体験しかありませんでした。
ところが、ここ2年ほど、エンデューロ大会ではありますが、ロードバイクの競技にも参加して楽しむようになり、ここグリーンピア三木でのエンデューロ戦は去年と今年と2回、ラヴ・ゾンビーズの一員として走りました
そこで感じたこと。
『下りカーブ』が苦手で先頭集団のトレインに付いて行けない、ということ。
言うまでもなくロードバイク競技で有利に走るためには集団の中に留まっていられるかということが大問題です。先日のスズカでのエンデューロでは先頭集団に留まり続けることができましたが、ここ三木での大会では、集団に入っても下りセクションで引き離されてしまい、その後、集団に追いつくために無題に脚を使ってしまっていました。
チームエンデューロでは、集団の中にいられても、集団から引き離されても何周回かすればピットインで選手交代となるので、集団に留まっておれないデメリットもそう大きいものでもありませんが、ソロ戦は違います。集団に留まっておれなければスピードは落ち、順位は明確に下がっていく一方です。
先頭集団にどれだけ食らい付いていけるかどうかは分かりませんが、少なくともそれを目指すことが今回の目標でもあるのですから、それを可能にするためには苦手な下りを多少なりとも克服するしかありません。登りや平坦路でトレインに付いていけなくなるのは単純に脚力の問題ですが、下りは脚力よりも「慣れ」と「技術」の占めるウェイトが高いと思います。
「下りカーブは不慣れ」・・・当然です。公道上でアウト・イン・アウトでコーナーを抜けるような状況はほとんどないからです。公道では後ろからも前からも車が来る可能性があるので、そんな無茶なことは基本しません。
公道上なら、道路の左側に貼り付いて、左カーブなら、イン・イン・イン、右カーブならアウト・アウト・アウトです。鉄則です。
しかし、自転車競技に使用されるコース上ではそうはいきません。少人数のトレインでコーナーを曲がる場合、前走者の後についてキープラインが基本なのですが、トレインがアウト・イン・アウトのコースラインを取れば、しっかりとトレースしなければ集団に付いて行くことが出来ません。
コーナーリングを失敗して大きく膨らんでしまえば、トレインからは外れてしまうわ、それでもトレインに追いつくために余分な脚を使わないといけないわで踏んだり蹴ったりです。ここでの体力消耗は大きいです。
特に苦手意識が強かったのは写真のように、『右カーブ』 です。公道上では速度をしっかりと落として、アウト・アウト・アウトで走るので、そう苦手意識はありませんでしたが、ここをアウト・イン・アウトで曲がることがどうしても上手くできませんでした。
インに切り込むタイミングが遅く、どうしてもコーナーを抜けたところでアウト側に膨らんで大きく減速してしまいます。
どうしてそうなるのか?
その理由を考えないでもありませんでしたが、「慣れていないからだろう、慣れれば上手くなるだろう」と思って何度も練習しましたが、それでも右カーブを曲がるとカーブの出口で大きく膨らんでタイムロスが著しい。
これは、慣れ、不慣れの問題だけでなく、右カーブを曲がりにくくしている 『意識』 の問題が根底にあると思った時にハッと気が付きました。
右カーブでカーブの出口が見えていない段階で、道路右側カーブのイン側に切り込むことが怖くて出来なかったのです。
何故それが怖いのか、答えは明白です。
カーブの先の道の見通しができない位置でインに切り込んで、万が一対向車が来たら正面衝突間違いなしだからです。公道で対向車線を走ってくる自動車との正面衝突など最悪の事態です。大怪我どころか死亡事故の可能性大でしょう。しかし、ここは公道ではないので、そんな事態が起こる筈はないのですが、それでも、そのことを明確に意識化していないと、対向車との正面衝突の不安を感じて右カーブの見通しが出来る位置に来てからでしか、イン側に切り込めなかったのです。
そんなことこれまで気付かなかったのか?と思われる方もいると思います。
はい。その通りです。ハッキリと自分が『対向車が来るかも知れないという幻影に囚われていた』という考えを持つことができませんでした。
(グリーンピア三木のサイクルコースは自転車だけでなくカートも走っていますが一方通行なので対向車は来ない筈です)
「対向車が来るかも知れない」という意識が根底にあって、右カーブのインに切り込むことが怖くてできなかったのだ、ということをしっかりと意識化し、何周もこのコースで走るうちに、このコースでは「対向車は来ない」という意識の上塗りが出来てくると・・・
右カーブがとてもスムーズに曲がれるようになりました(もちろん当社比で)。
右カーブの曲がり口でアウトからインに切り込りこんで行く時に見える『右カーブの風景』を大袈裟ではなく今日初めて見ることができたような気がします。しかも気のせいか左カーブよりも曲がり易いような・・・。
今日は「下りカーブ」練習をメインに、このコースを10周走りました。上手くカーブを曲がれた周回、イマイチだった周回、その両方ともありますが、少なくとも2月のエンデューロ大会に走った時よりもコーナリングが上達していることでしょう。そして、上記のような成果が見られ、わざわざ駐車場代とコース走行料金を支払ってまでここに走りに来た甲斐があったというものです。
耐久力のトレーニングは他の場所でもできるので、今回は下りセクションに力を注ぎ、それ以外の登りセクションは軽く流して走りました。僅か2時間のトレーニングですが充実した時間を過ごすことができました。