グリーンピア三木での3時間エンデューロ大会を終えてクルマで帰途についた私は、神戸市北区大沢(おおぞ)にある、kobe ozo cafe 901というカフェに立ち寄って、珈琲を飲んでレースで疲れた体を少し休めていくことにしました。
このカフェは当ブログでも以前にも一度紹介したことがありますが(→コチラの記事です)、三田市近辺の飲食店を中心に色々な情報を発信している「三田のおったん」が大沢の旧郵便局の建物をカフェに改築して昨年オープンさせたお店です。昨年に2度訪れて、このカフェの主人であるおったんと少しお話もさせていただきました。その後、なかなか足を運ぶ機会がなかたのですが、三木からの帰り道にようやく立ち寄ることができました。
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旧郵便局の正面の扉がカフェの出入り口ではなく、建物の裏手にある普通の民家の玄関にしか見えない引き戸がカフェの入口です。考えてみたら、普通、旧郵便局の年季を感じさせる古びた木製の観音開きの扉をカフェの入口にしますよね。建物の正面はまさにその建物を象徴させるような造りにもなっていて、一番手の込んだ造りをしている筈ですし。しかし、こちらを入口ではなく、裏口の方をカフェの出入り口にしたのは何故なんでしょう。
正面扉から入るのと、裏口からこっそり入るのとではカフェの印象がずいぶんと違ってくると思います。そこに何かおったんの考えがあってのことなのでしょう。今度伺った時には是非とも訊いてみようと思います。
ちなみに篠山市の今田にある旧郵便局の建物を利用して作られた「colissimo」は普通に正面の扉から出入りします。
ってなことで、裏手の玄関から入ってみると、トレードマークの「お」と彫られたプラスティック?の飾りがクルクルと回ってお客さんをお出迎えしてくれていました。カフェの店内に入るまでの中間のスペースというか、玄関があって地元の農作物やカフェで使っている珈琲豆が売ってあったり、情報誌や地域のイベントを知らせるペーパーの数々、心を和ませるような飾りが置いてあります。裏手の入口といい、このスペースといい、カフェの本体に入るまでに少し「距離」を感じさせる作りになっていますね。
玄関スぺースの扉を開けて、4席ほどの小さな客室があって、そこから左の大きな空間に入るとカフェのキッチンとがあり、カウンターの向こうでおったんが懸命に作業中でした。
おったんが、こちらに気付くと、おったんの方から重低音の渋い声で「今日は自転車ですか?」と声を掛けてくれました。「え!?昨年の10月頃に2度ほど訪れただけなのに、覚えてくださっていたんですか?」と感激です。さすが接客のプロフェッショナル!
しかも、「ブログ見てるよ。自転車たくさん持ってるんやね」と、これまた驚きの言葉を頂きました。おったんのような地域の有名人に覚えてもらっていた上に拙ブログまで読んでもらえているなんて嬉し過ぎて思わず小躍りしそうになりました。
おったんは少し作業の手を留めて自転車の話を。昔はご夫婦で折り畳み小径車のBD-1に乗られていて、篠山あたりにポタリングを楽しんだりしておられたそうです。優しそうな表情をされている奥様もポリッシュの銀色に輝くBD-1に乗られて三田、篠山を走っておられたとは思いも寄らず。お客さんも次々に来店されるので、お話しもあまりできませんでしたが、また先ほどの件も含めて色々とお話しをしてみたいですね。
西日が柔らかく届く玄関近くの小さなスペースのテーブルに着いて珈琲とデザートプレートを注文しました。
この店に来るときは何故か遅い午後の時間帯になるので、なかなかランチメニューを頂けません。今度来る時はランチを食べてみたいですね。
901ブレンドコーヒーです。ウッディタウンにあるキャビン珈琲で焙煎されたオリジナルブレンドの豆を使った珈琲です。キャビンのマスターともおったんカフェで使っている珈琲について話をしたことがありますが、季節によって味わいの違いを楽しめるように豆の調合具合を少し変化させているらしいです。今の珈琲は春に向けて新しく調合を変えてみたそうですよ。カフェでランチを楽しむことがメインのお店なのに、最後に出てくる珈琲も本格的な味を楽しめるように、というコンセプトなのだそうです。
キャビン珈琲の「おったんオリジナルブレンド」の豆は100g500円で売られていたので買ってからお家で挽いて飲んでみました。お店で飲んだ時はレース後の疲労が強すぎて味を覚えていないので、もう一度再確認。酸味がシャッキリと立っていて、豆の香り高い味わいになっていると思います。「春」の味といえば、苺を思い浮かべるような酸味と、野菜や山菜のような新芽のほろ苦い味わいのイメージでしょうか。コーヒーもそれに合わせた味になっているのかな。
デザートプレートです。それぞれ食べ応えのあるスイーツ3種盛りです。これで400円はお値打ち品ではないかと。プルプルした柚子のゼリーのかかったヨーグルト味のムース?が特に美味しかったなぁ。
以前に伺った時には薪ストーブの設備は完成していましたが、火入れ式はまだ行われていませんでした。今日はこの時期としては暖かい一日でしたが、薪ストーブはしっかりと稼働していました。やはり良いですね。薪ストーブ。自然な薪の熱が部屋中を温めている感じ。おったんに訊くと、薪ストーブは一度稼働させてしまうと温度の調節は難しい。今日みたいに日中の気温が高い日は部屋の中も暑くなって30℃くらいになった。薪を集めるのも大変。と仰っていましたが、やはりそれでも薪ストーブの魅力は尽きませんね。
また、近いうちに来ます!!
おったんカフェを出て一度帰宅してから、疲労した脚を多少とも動かしておくための回復走にMTBで千丈寺湖までやって来ました。日暮れ前の時間帯ということで薄っすらと暗みが千丈寺湖を包み込もうとしています。
湖畔の道をゆっくりと走り、水辺の公園に下りて石のタイル敷きの場所で休んでスマホを弄っていると、すごく眠くなってきました。レースの疲労が眠気にすべて変換されていく感じです。思わず肘枕を付いてウトウトしてしまう感じだったので、この様子を自分撮り。湖畔は暗くなってきても日中の暖かさが仄かに残っていて、心地よく眠りこけてしまえる雰囲気でした。
千丈寺湖に映る飯盛山の影とその麓にある住宅群の灯が静かに綺麗ですね。今日は疲れましたが、充実した1日でした。コメントでも沢山のエールをいただき、感激しきりです。薄暗い水辺で寝ころがりながらコメントのお返事を書いていたりしていました。こういう時間は本当に嬉しいですね。